ツクールシリーズ 地球侵略獣 ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
全難易度でクリアしたので『ツクールシリーズ 地球侵略獣』のレビュー行くぜ!
パブリッシャー:Gotcha Gotcha Games
機種:Switch
ジャンル:アクションシューティング
発売日:2023/4/6
価格(税込):1500円
数十種類以上の武器を駆使して大量の敵を撃ちまくるアクションシューティングだ。
2Dだがどこか『地球防衛軍』シリーズを思わせるノリが特徴。
というか明らかにシリーズファンが作ってる!
『地球防衛軍』シリーズのオマージュゲーをもっと遊びたいと思っている俺には嬉しい1本。
『アクションゲームツクールMV』で制作された作品で、
StudioSから発売された18禁タイトルを家庭用向けに健全アレンジしたもの。
その際にタイトルも変更されたんだが、一周回って『地球防衛軍』じゃなくて
『SIMPLE2000 THE地球侵略群』の方にタイトルが寄ってるの笑える。
『SIMPLE2000 THE地球侵略群』は
タイトーから出たまったく無関係な『スペースレイダース』を、
タイトルとパッケージだけ防衛軍っぽくしただけの廉価版だ。
これをD3自身がやるのホントどうかと思ったぜ!
『ツクールシリーズ 地球侵略獣』の話に戻ると、
撃ちまくりのアクションとして爽快だし、
ステージのテンポの良さも手伝って延々と遊んじゃう面白さがあったぞ。
全30ステージを1つずつ攻略していく構成で難易度は5段階。
最初は難易度イージー・ノーマル・ハードしか選択できず、
全ステージのハードクリアで残り2段階が解放される仕様だ。
クリアすると下の難易度もクリアした扱いになるのが親切。
例えば難易度ハードでクリアしたら、イージーとノーマルでもクリアしたことになる。
ストーリーは人間によって作られた兵器であるネオヒューマノイドが反乱を起こし、
改造したエイリアンを使役して侵攻を始める。
窮地に追い詰められた人類の希望は女性隊長レイラ率いる潜入戦闘部隊「SSS」。
レイラを操作してネオヒューマノイドとエイリアン軍を撃退せよ!という内容だ。
単純な侵略エイリアン相手じゃないところがちょっと入り組んでる。
2Dのアクションシューティングで、左右への攻撃と緊急回避を軸に戦っていく。
弾切れ無しで撃ちまくれるメインウェポンと、
ボムアイテムを消費して放つサブウェポンが攻撃手段。
ベルトスクロールアクションをそのまま上下に広げたような、
奥行きのある画面構成になっているぞ。
クリア条件は敵の全滅、捕虜の救出、カギを入手し脱出、ボスの撃破などだ。
ランダムで手に入る武器を活用しながらガンガン進んでいく!
敵の撃破やオブジェクトの破壊でアイテムが登場。
新しい武器を入手できるARMS、サブウェポンの弾丸であるBOMB、
体力上限アップのSHIELD、体力回復の4種類だ。
なんか地球防衛した時に見たことあるデザイン!
「簡単そうなステージであえて難易度を上げて武器アイテムを探せ!」
「シールドは敵が大量に出現するステージを周回するのがおすすめ」
とか地球防衛軍でめっちゃ覚えのある攻略方法が出てくる!
ライサンダーZで最高難易度のダロガ倒さなきゃ……。
火炎放射器を担いで海岸いかなきゃ……。
基本は緊急回避しつつ大量の敵を撃ちまくる分かりやすい作り。
エフェクトや効果音がしっかりしていて気持ち良いし、
サブウェポンは爆発範囲が広いので、
小型のザコが湧いてくるジェネレーターに打ち込んでまとめて吹き飛ばしたり、
大型のザコに連続で撃ち込んでゴリゴリ削ったりがたまらない手触り!
サブウェポンでしか破壊出来ないオブジェクト(ドラム缶など)を壊すと
必ずアイテムが出る上に、画面スクロールでオブジェクトはすぐ復活するから、
弾が余ってたら積極的に破壊すると有利になる。
ARMSで入手した武器が既に入手済みの場合は、
サブウェポンが全弾補充された上で一定時間撃ち放題のブースト状態になる。
入手した武器とSHIELDで増やした最大HPは死んでもすべて引き継がれるため、
難所や高難易度でも繰り返し遊べば着実に強くなる。
この辺りは独自の爽快さがあっていい仕様だね。
本家だと死んでも少ししか引き継がれないからな……!
最大HPもモリモリ上がっていく。
敵も接近すると掴んだり飲み込み攻撃を喰らうザコや、
前方に射撃する上に緊急回避やグレネードまで使いこなす人型、
ミサイルを発射する大型の敵などいるので、
ステージに合わせた武器の切替や間合いの取り方が大事になる。
メインウェポンはマシンガン、ホーミング、ショットガン、レーザー。
サブウェポンはグレネード、ロケット、ミサイルとあり、割とどれも使いどころあるのもいい。
最強武器で比較するとマシンガンだけあんまり強くねぇな……とは思ったが、
武器入手がランダムなのでタイミングによっては有用だ。
ラスボス戦は大量のザコとジェネレーターを同時に相手する形式だけど、
火力でラスボスにゴリ押し仕掛けるより、
周りのザコをしっかり掃除する方が安定する辺りも本家っぽい調整を感じた。
元々結構リョナ寄りのゲームだったが、Nintendo Switch版は健全!
と言いたいが、この捕虜のデザインと悶えモーションはかなりギリギリじゃねぇかな……!
ちなみに主人公はしっかり乳揺れします。
細かいところだと全体マップが見れるので迷うことが無いのも丁寧。
ボタン一つで表示できるし見やすいぜ。
気になったのは武器のドロップ率がやや渋めに感じる点。
軽くノーマルクリアまで遊ぶ程度だと全然落ちない印象になる。
ただ、全難易度クリアまで遊んだ時には稼ぎ無しで最強武器がほぼ埋まっていたので、
トータルでは丁度良い調整だと思ったし、オブジェクト破壊を意識すると結構違う。
繰り返し遊んで高性能武器を拾うと、
格段に楽になるバランスはこういうハクスラ要素のあるゲームの醍醐味。
最高難易度の自分も敵も高火力で、
やるかやられるかの撃ち合いになるバランスは好みだったね。
インディーでたまにある堂々とした1人スタッフロールに感動。
音周り以外は全部1人でやっとる!
プレイ時間はノーマルとハードをクリア後、
そのまま最高難易度に挑んで全ステージクリアまで遊んで10時間掛からないくらいかな。
ステージが短くて爽快感あるから、
軽いハクスラ要素のある撃ちまくりアクションとしてしっかり楽しかった。
面倒なアクションゲームに疲れた人にオススメしたいぜ。