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可愛いけど……対象年齢は小学生くらいか!?『初音ミク 不思議なホシと願いのかけら』レビュー!【Switch】

 

初音ミク 不思議なホシと願いのかけら ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)

 

『初音ミク 不思議なホシと願いのかけら』のレビュー行くぜ!

 


パブリッシャー:クリプトン・フューチャー・メディア

機種:Switch

ジャンル:ミニゲーム集

発売日:2023/6/8

価格:3500円


 

クリプトン・フューチャー・メディア自らが送る初音ミクを題材にしたゲーム第四弾だ。

これまでは『初音ミク ロジックペイントS

初音ミク つなげるパズル たまごとり

初音ミク いっしょに!ジグソーパズル』とすべてパズルゲームだったが、

今回は物語仕立てで進む1人用のミニゲーム集となっているぞ。

スマホ向けに配信された「初音ミク あみぐるジャンプ」

「初音ミク あみぐるトレイン」も含まれているし、

このゲームのためにピアプロで公募した楽曲も17曲収録だ。

 

とっても可愛いゲームなんだが……。

ストーリーは短いし9+3種類あるミニゲームも単純なものばかりなので、

小学生くらい向けのゲームかな?という感想になった。

 

 

ストーリーはミク、リン、レン、ルカ、KAITO、MEIKOの6人が、

宇宙旅行のチケットが当たって宇宙船で移動してるところから始まる。

楽しく会話していたが不思議な流れ星とぶつかってしまい、とある惑星に不時着!

宇宙船を修理するために惑星での冒険が始まるのだ。

いきなり宇宙船で移動してるシーンから始まるのでテンポが速い!

 

 

不時着した星ではみんなの困りごとを解決してくれた

「ペンタス」という存在が行方不明になって住人が困っている。

宇宙船を直せる人を探しながら、住人の困りごとを解決していくという流れだ。

街を歩いてミニゲームを遊んで物語を進めていく構成。

GBA~DS時代っぽいドット表現された雰囲気が良いね。

 

 

しかし初音ミク一行って俺の目線からするとみんな超大御所なので

住人が雑用を頼んだり、サインを書いてあげようとかイキってるシーンを見ると

「お前、誰に向かってそれを言ってるんだ……!」ってなるぜ。

よほどド田舎の星なのでしょう!

 

 

ミニゲームは荷物運びや手紙を拾ってポストに入れるもの、

上から落ちてくるリンゴを拾うものなどなどだ。

初音ミクにやらせる仕事じゃねぇ!

初音ミクの仕事は人類が滅亡した後の地球で歌って文明を繋ぐことなんだが?

 

 

性能は変わらないがミク以外の他のメンバーでもプレイは可能。

これはボタン連打で大量のケーキを食べるMEIKOさん。

 

 

クレーンでパーツを積み上げていく高さを競うミニゲームは

メンバーのパーツも混じってるのが特に可愛くて好き。

 

 

ミニゲームで一番謎なのはパラシュートで落下しながら

トゲ付き鉄球が浮かぶ危険地帯を切り抜けてコイン集めるやつ。

他のミニゲームに比べて殺意が高すぎるぞ!

スーパーマリオメーカーのコースか?

 

 

スマホからの移植となる「初音ミク あみぐるトレイン」は、

あみぐるみの数を増やしながら突き進むゲーム。

数字の描いたブロックにぶつかると、その数の分だけ連れているあみぐるみが減る。

あみぐるみがゼロになったらゲーム終了だ。

絶対ブロックにぶつからないといけない地形もあるため、

その時は小さい数字を見極めて突っ込むべし!

Youtubeの広告でよく見るゲームに似てるが結構面白い。

 

 

「初音ミク あみぐるジャンプ」はタイミング良くジャンプして出てくる足場に乗るだけ。

ただ、タイミングがかなりシビアで、先に進むと足場がフェイントを掛けてくる。

高みを目指すとかなり難しくて白熱しちゃうね。

 

 

この2本に関してはミニゲームで溜まるお金を使って

新しいスキンを解放する要素もある。のりものをイカに変えたりできるぞ!

 

 

と、そういう構成だがミニゲームは本当に単純なものばかりで、

スマホからの移植作以外はすぐ終わって1回やれば満足なものか、

軌道に乗るとゲームが終わらなくなるものかというゆるい作り。

ミッションが用意されてるものの、簡単なので普通にやれば制覇出来る。

 

 

書き下ろしのピアプロ公募曲に関しては

ショップで購入することでフィールド画面の曲に出来る。

ただ、ミニゲーム中に流せなかったり、結構値段が高かったり、

ゲーム内だと歌詞が分からなかったりでやや中途半端な扱いだ。

 

 

舞台になってる街は小さく、ストーリーも単純で会話も簡素。

なのに住人がわがままな描写は結構きっちりしてるので、あんまり楽しいシーンが無い。

「治安の悪い星に落ちちまったもんだな!」って印象がすげぇ強くなるぜ!

 

最初から住人とすべてのミニゲームを遊べるのは長所とも言えるんだけど、

シナリオを進めると初対面の会話をした後に強制で1回遊ぶことになるので、

最初に全部遊んじゃうと話がおかしくなる。ここは少し歪に感じたところ。

 

 

ミクの知り合いっぽいメロピィが

何者か分からず終わってしまったがなんだったんだろう……。

 

 

クリアまで2時間ほどのボリュームでミニゲームは1人用が9種類。

クリア後に既存のミニゲームの高難易度版が3つ解禁されるが、

そこまで凝った内容ではない。

最初にも書いたが小学生向けくらいの内容なので、

定価3500円(発売記念セールで2800円)と考えるとかなり割高感あるな……!

イラストやドットは可愛いんだけどオススメし辛いぜ!