- 『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』7話「マチュのリベリオン」
- 『前橋ウィッチーズ』6話「チョコのまんまるチョコケーキ」
- 『前橋ウィッチーズ』7話「しんどい時しんどいって言うのしんどい」
- 『前橋ウィッチーズ』8話「キョウカちゃんって馬鹿なんだね」
- 『ウィッチ・ウォッチ』8話 「カンシのバイト日記~ヒーローショー~/カンシのバイト日記~内職~」
- 『忍者と殺し屋のふたりぐらし』7話「殺し屋とクラスメイトのおともだち」
- 『アポカリプスホテル』7話「お辞儀は深く志は高く」
- 『真・侍伝 YAIBA』8話「巌流島の戦い」
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』7話「マチュのリベリオン」
最強の敵サイコガンダムに蹂躙されるコロニー!
立ち上がれマチュ!お前がジークアクスに乗り込んだのは、虐げられる者たちへの怒りだったはず!覚醒したマチュに呼応し、ついにジークアクスの口が開く!
とか期待してたらマチュとニャアンとシュウジがバラバラになって、シャリア・ブルが無双して終わったんだが!?
あまりに強すぎるし、エグザベくん利用してスパイ疑惑払拭してたが、本心ではギレンもキシリアも両方同時に消す気。やることも強さも全部ヤバい人なのが分かってメッチャ怖い。シャリア・ブルが美味しいとこ持ってき過ぎだろ!颯爽登場シャリア・ブル!まあこのアニメ、最初からそうではあるが!
先週から今週までの流れ追うとニャアンがマチュに愛想を尽かす流れ丁寧に作ってる。
友情でジークアクスに乗ったのに一方的に怒鳴られるし謝りもしないし、また代役でジークアクスに乗せられて、その間にポメラニアンズの金パクる計画とかヤバいことするし……。
ニャアンはおっさんが逮捕されて自分も指名手配されて~で、恋愛というよりは単純にもうシュウジしかいないから2人で逃げる道を選んだんだなあ。
そのシュウジも消えちゃったんだけどな!
マチュはマチュで自分のせいでシュウジが見つかった負い目があるから必死で、それで計画したのが、とりあえず金パクって地球に逃げればなんとかなるという、あまりに若さしかない内容だ。悪い大人代表であるアンキーとのやり取りが悲痛。
と、流れは作ってあるんだけど、それを考慮してももっと3人の交流が欲しかったよなぁ。シュウちゃん呼びの辺り特に知りたかった。1クールの宿命か。放送終了後に補間するボイスドラマをYouTubeで公開する『SSSS.GRIDMAN』方式でも良かったかもしれん。
シュウジは前回の不審なセリフを踏まえると、かなり早い段階で「そろそろゼクノヴァるかぁ~」って考えてたんだろうか。ゼクノヴァが単純なワープなの時間移動なのか、並行世界移動なのかそろそろ知りたい。
そしてマチュのお母さん死んだりしないだろうな……社会的に死んだわ!のシーンつらすぎる。でも生きてればまた会えるから。出番あったとしても最終回になりそうか。母ちゃんが変な仮面付けて出てくるルートは無さそうだし!
戦闘もサプライズ満載でこのアニメ本当に話題性に力入れてる。
サイコガンダムが出てくるシーンでZガンダムのBGM流すのは100%ギャグだろ!
個人的にはスパロボの印象が強いんだけど、選曲した庵野秀明もそうだったのは笑った。
サイコガンダムが拘束具……じゃなかった装甲をパージしてリフレクターインコムとして使うし、まさかのエグザベくんが超カッコいいギャンで登場するし、キケロガがクソ強い上に中から人型出てくるし、戦闘のスピード感と奥行きが凄まじい。
ソドンをサイコガンダムにぶつけるんだよ!の辺りも地味に熱い。
何もできなかったゲーツ・キャパはともかく、ドゥー・ムラサメがあれで終わりとは……。装甲パージしたサイコガンダム、筋肉剥き出しで防御力低そうだなと思ったら瞬殺されてた。
ドューはマチュの鏡合わせっぽい立ち位置なのに顔合わせすらしなかったが、キラキラ中毒の末路を描いて、その後にマチュに同じ症状が出てる描写で意味はあったかな。
少ない出番でキャラとしての背景が見える「自らの意志で進化した僕たちこそニュータイプにふさわしい!」ってセリフは非常に良かった。惜しい強化人間を亡くしたわ。
こんなに怒涛の展開過ぎるのに「次回はビギニングの続きやります!」で視聴者総突っ込み。やってる場合かーーーーーーーッ!
Zガンダム方向に進むと思わせてシャリア・ブルの真意を明らかにする方向でまとめて、そこからゼクノヴァやシャロンの薔薇について触れるビギニングに続ける……のは分かるが、マチュとニャアンどうなっちまうんだよ!
8話丸ごとビギニングパートやるには尺が足りず、今回の続きもあるだろうから目をかっぴらいて見るぞ~!
『前橋ウィッチーズ』6話「チョコのまんまるチョコケーキ」
開幕ライブ!?マポ1030も溜まってる!クーラーはちゃんと使おうという啓蒙ヨシ!
魔女としての活動も軌道に乗って来てやり取りも深まり、アズちゃんとマイが「魔法の使い方云々とかあんたが言うー?」とか言い合ってるの非常に良かった。
裕福な家庭だけどそれ故の悩みがあるキョウカに、家庭環境に何かありそうなチョコちゃん。対比で描いてるのが引き込まれるところで、お菓子詰め込んで夜の街歩いてるチョコちゃんの影の描写が怖い。そこら辺をユイナが勢い任せに切り込んでいくのは気持ち良いところでもあり。IQ低すぎる誕生日ソングの歌詞ずるいだろ。
そして最後が舌打ちチョコちゃんで終わった……。絶対何かの前振りだとは思ってたが爆発力すごい。
VTuberに依存して投げ銭しまくってるキョウカもどうなるかなぁ。絶対巨額ぶち込んでるでしょあれ。
『前橋ウィッチーズ』7話「しんどい時しんどいって言うのしんどい」
限界チョコちゃんだったよ~!
冒頭のおばあちゃん相手に声色が変わる演技が繊細で震えたぞ。慣れと諦めが入り交じってるのが伝わってきた。
別に家族が嫌いなわけでも、仲が悪いわけでもないんだよな。生活がしんどくて限界チョコちゃんなだけで。これ見ると前回の「チョコだけのまんまるケーキ……二つもある」のくだり泣ける。こういうのをずっと我慢してたんだ。そこに介護必要なおばあちゃん乱入は舌打ちチョコちゃんにもなるか。
「私よりもっと大変な家はいっぱいあるから」は、そう自分に言い聞かせてずっと頑張ってたんだろうなってのが伝わってくるし、そこにユイナが「チョコちゃんがしんどいかどうかの話をしてるの!」で向き合うのはしみる。当たり前の話なんだけど、しんどいと当たり前のことに目がいかなくなるのだ。
一方でユイナ、チラッと見えたチョコちゃんの誕生日は覚えてるのに、眠そうにしてるのがまったく目に入ってなかったり、キョウカに対して気まずそうな態度なのが目に入ってなかったり。分かりやすく欠落を見せてくるのがどこまでも気になる。
そして急にケロッペがちゃんとしてきたな。前回は余計な事言わず、今回はキョウカとチョコちゃんのフォローすると。
恐怖のCパート、そういう方向に舵切るの!?
生活は恵まれてるけど家族を疎ましく思ってるキョウカのエピソードどうなる!?
『前橋ウィッチーズ』8話「キョウカちゃんって馬鹿なんだね」
名前呼び回だったッッッ!!!!!!!!!
チョコちゃんがしんどい時にしんどいと言えるようになって、助けて欲しいをちゃんと言えるようになって、行政を頼って少しずつ家族が良くなっていくという、地に足の着いた解決をしっかり描くの見事。
ヤングケアラー支援がちゃんとしてる前橋!スゴすぎご当地アニメじゃん……!
こういうところ含めて「魔法は根本的な解決にならない」を一貫させてるアニメだ。
「担任は困ってたけど別の先生が話を聞いてくれて」も絶妙な描写。「相談したけど困らせただけだった」で諦めちゃう人もいるかもしれないからな。
ドシリアスな空気でキョウカが「穴があったら入りたい」を物理的に実行するギャグ挟んで、そこから手を差し伸べるチョコちゃんに繋げるの剛腕過ぎてかなり好き。
ライブシーン、これまでで一番だろう!
雨の中、2人で一緒に差した傘が大きく広がっていくところが見事。
チョコちゃんの境遇を知って自分を恥じるキョウカだけど、前回の話と今回の「キョウカの涙を止めたい」を願ったチョコちゃんの弟妹で、願いも悲しみも人それぞれという点を描くのが丁寧。
アズちゃんとマイが仲良くなってるのも凄く良かった。
アズちゃんの棘が抜けてツッコミに回ってから会話が凄く明るくなったし、ここまでの魔女見習いたちの話の総決算として6~8話はしみたなぁ……。説教臭いだけの話になってないの、ちゃんと登場キャラたちを魅力的に描けてるからこそ。
そして「解決はしなくても、解決できることってあると思う」でまとめるユイナはリーダーの貫禄。
でも今度はキョウカの様子がおかしいことに気づいてなかったユイナ。
平熱が37.3度も絶対ウソだと思ってるぞ。
『ウィッチ・ウォッチ』8話 「カンシのバイト日記~ヒーローショー~/カンシのバイト日記~内職~」
カンちゃん2本立てはカロリーが高すぎて最高だぜ……!
子供にウケるわけ無さ過ぎる特撮ヒーロー回、カンちゃんのツッコミ力で面白くしてるの凄いし「ここで怪人出てくるの!?」辺りめっちゃ面白い。
オットマン役の人が「給料無し!」でフェードアウトするのちょっと寂しかったんで、単行本のおまけ絵をベースに、アニオリで子供と団欒してるカットあるの嬉しかった!
「足置き(オットマン)」はやや分かり辛いところなので文字で出して欲しかったかも。
クイックイック回はさすがだったなぁ。カンちゃんの悲惨さと、モイちゃんの「オレは自分ののろさを恥じた」に代表される状況説明力の噛み合い方が半端ない名作。10倍の世界だからカンちゃんが常に小刻みに震えてる描写とか、時計の針がゆっくり動く描写も良かった。
来週はNEW HORIZON回で見逃せないが、個人的にはデート・ウィズ・ザ・ナイトの方がアニメ映えすると思ってるので楽しみ!
『忍者と殺し屋のふたりぐらし』7話「殺し屋とクラスメイトのおともだち」
デカパイが元に戻っとる!!
ソシャゲとガチャ演出凝ってるなぁ。500万円分のitunesカードが葉っぱになっていくシーンが美しい。ここは美しくなければダメ。
さとこの「えすえぬえす?」の言い方好き。
承認欲求の恐怖!からカメラを軸にほっこりエピソードが展開されて、照れるこのはの描写いいなぁと思ったところで突き落とされる!結局こいつは殺し屋なのである。
アニオリで葵ちゃんの描写盛るのやめたってくれんか!
追っ手や殺し屋じゃなくて、一般人が死んで一般人が傷つくのはつれぇ……。
ノリノリでチラシ配ってるさとこもやばすぎる。毎回やばさを更新していく。
原作読んでてもしっかりドン引きする凄い回だった。
『アポカリプスホテル』7話「お辞儀は深く志は高く」
ムーもあるんですねぇ!!!!!!!!
ポン子ものすげぇインテリだったとは。「入る時は裏口だったけど出る時は堂々と表から」の言い回し好き。
ホテル運営に神の杖いる?
やべぇ宇宙人が来るし、たまたまハルマゲが全部駆除してくれたもののヤバい巨大生物が繁殖もしてたし、いる。
オカルトから政治活動と来て、細やかな描写のロケット製造&打ち上げパートに移行してく流れが濃い。描写の細かさが本当にすげぇ。ロケット発射シーン、ビルの間からビルよりデカいロケットが上昇していくカットがハッタリ効いててめっちゃいいなぁ!
そして終わり方……ウソでしょぉ!?どうなるのこれ!
予告だとヤチヨさん地球に戻ってるけど、戻るまで数百年掛かってるとかはこのアニメありうる。
『真・侍伝 YAIBA』8話「巌流島の戦い」
武蔵カッコ良すぎるッッ!
相変わらず作画の迫力が凄いし、武蔵の戦いを学んで成長したヤイバが雷神の玉を使う展開が熱いぜ。ここら辺はアニオリで大幅カットしつつ、終盤のエピソード引っ張って再構成してるのが上手すぎる。小次郎の物干し竿のイカれたスペックは映像だと見てて楽しいなぁ。魔剣にも程があるだろ。鬼丸怒らせてお仕置されるクモ男も笑える。