絶対SIMPLE主義

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「本物のでたらめ」を堪能できる濃厚イベント『でたらめ!タローマン大万博』行ってきた!

 

でたらめ!タローマン大万博 - ほぼ日

 

10月19日まで渋谷PARCO8階で開催中の『でたらめ!タローマン大万博』に行ってきたぜ!

映画『大長編 タローマン 万博大爆発』 の公開を記念したイベントで、撮影に使われたスーツや小物、そしてサカナクション・山口一郎さんが当時集めた(という設定)のグッズなどなど。タローマンに関するものがギッシリ詰まった催し物となっているぞ。

 

 

タローマンは「70年代に放送された特撮」という設定で2022年に作られ、NHKで放送された特撮作品。岡本太郎のメッセージとデザインをふんだんに使ったべらぼうに強烈な内容でコアなファンを多数獲得した。

監督が凝り性なので、やたらそれっぽい「当時作られたグッズ」「当時作られた番組の様子」が後から後から飛び出し、ほぼ歴史改変レベル!

さらに樋口真嗣とか本物の特撮監督が悪ノリで絡んできてるからタチが悪いぜ!

 

元々タローマンは好きだったが、『大長編 タローマン 万博大爆発』が今年見た映画で一番レベルで最高だったのでこのイベントも行くしかねぇ!

 

 

というわけでやってきたぞ渋谷PARCO8階!

土日と休日は予約制だが、平日はそのまま入れる。

人気のないロビーにタローマンの巨大ポップが佇んでいて異変だろこれは……。

 

 

なんだこれは!

渋谷PARCOにやってきた芸術の巨人、タローマンである。

 

 

入場無料なのでありがたく入らせてもらうと、いきなりテレビゲーム版『タローマン』だーーーーーーッ!一度遊びたかったんだよこれ!

ファミコン風の2Dアクションでタローマンとタローマン2号を使用可能。敵キャラとして奇獣も総登場だ。

ライフ制で残機とコンティニュー無しという厳しい仕様で、いきなり「疾走する眼」が高速タックルしてくるので覚えないと確実にダメージを受ける。当時っぽいバランスだ。ドットも凝ってるしなかなかよく出来てる。

 

実は『アクションゲームツクールMV』で制作されてるのでSwitchに移植して欲しいんだよなぁ。というか操作に使うファミコンのワイヤレスコントローラー、Switchのやつだ……。

 

 

会場はそこまで広くないが、スーツや小物でぎっしり。タローマン8兄弟をバックにしたタローマンのスーツもあるぞ!

タローマン8兄弟のシーン、あまりにもウルトラマンタロウのテンペラー星人回過ぎてずるかった。未来都市の質感もタロウ時代のウルトラの星だよねあれ。

 

 

タローマンのスーツ、過酷な撮影でボロボロ!

めちゃくちゃカッコ良くてこれは芸術の巨人と素直に言える。

 

 

監督がホームセンターで買ったもので作った未来ビルも見所。

 

 

映画で大活躍だったノンも!こうしてみるとかなり置物。

めちゃくちゃデカくて存在感あったぞ。つい頭を外したくなるがおさわり禁止だ。

 

 

衣装も展示。風来坊にマミ隊員に少女!

 

 

映画で見て度肝を抜かれたCBG幹部のマスク見れたの嬉しい。

顔の真ん中に鏡があって、左右どちらから見るかで表情が変化するのだ。

 

 

人気キャラ揃い踏みでテンション上がる。

「人気投票一位」という設定で、本当に人気が出るキャラ造形に仕上げたことに舌を巻く水差し男爵。寡黙な助っ人としていぶし銀の魅力にあふれた地底の太陽。人間サイズのヒーローとしてパイロット版が作られた設定の太陽仮面サンタワー。3人ともいいなぁ……!

 

 

エラン・スカフォード変身後のスーツだ!

最初の風来坊との共闘シーンからこちらの胸をわしづかみ。こんなに奥行きのあるキャラとは……!と驚かされたな。

 

 

奇獣も大集合!こんなに小さかったのか!

1体1体の密度がすごくて見応えある。

 


ちょこちょこ出てきた「無籍動物」かわいい。

 

 

奇獣は全体的にミニサイズだが、「明日の神話」と「縄文人」は普通にウルトラ怪獣の着ぐるみくらいデカくて圧倒される!

2体とも純粋に怪獣としてハチャメチャにデザインのクオリティが高いぜ……!

 

 

壁に刻まれた主題歌をバックに並ぶレトロフューチャーな小物の数々。「ことば 岡本 太郎」が力強い。

 

 

「映画に出たアレじゃん!」がずらりと並んでて心が高揚する!

マミ隊員のクナイまで置いてあるの面白い。

 

 

昭和100年のお金良いよなぁ~!

半透明のプレート型でまさに「過去に想像された未来のお金」だ。

 

 

このミニチュアカーの作り込み!

 

 

こちらはズラリと並んだマスクのコーナー。タローマン八兄弟に「未来を見た」などなど。あまりにも芸術性が高すぎる。

 

 

『大権威ガ・ダーン』のパチモノヒーローっぽい顔立ちかなり好き。

権威棒を振り回して敵を倒す謎のヒーローである。『タローマン大統領』にチョイ役で出てきたり、節々で存在感あるんだよな。

 

 

君もタローマンロボになれる撮影スポット!

横の大爆発ボタンを押すと「わしのビルが~!」の名セリフが会場に鳴り響く!

みんな撮影しまくってたぞ。

 

 

サカナクション・山口一郎さんによるタローマンコレクションは、マジでどんだけ沢山作ったんだよ!と言いたくなるでたらめグッズが山盛り!

 

幼少期の山口さんがタローマンショーで取った写真、かなり早い段階で公開されてこの頃はみんな「凝ってるなあワハハ」くらいの受け止め方だった。だんだんと「山口さん……!?」と困惑が強くなっていく。

 

 

なんで5話で打ち切りになった『大権威ガ・ダーン』のソフビが存在するんだよ!

と思ったらマイナーキャラを好んでソフビ化するメーカーの商品とか説明されてた。なるほど言い訳がお上手だ……。

謎の人間の顔が付いたタローマンフィギュアも面白い。

 

 

物販ではタローマンを始めとする「でたらめヒーロー」の曲が詰まったカセットテープ、記念切手風の記念シール、カードパック3つを購入したぞ。カセットテープは欲しかったから嬉しい。

 

2000円以上購入したので紙で出来たタローマンブレスも貰えたぞ。映画を見ると印象に残る恐怖のアイテム。パンフレットを読むと更に謎が深まる。

 

 

カードは昔の仮面ライダーカード風なノリ。エランのカードかっけぇ~!

 

 

ブラックタローマンも出た!

ハズレ無しのでたらめカードだったぞ。

 

 

物販を通り抜け、藤井監督のタローマンと来場者によるメッセージでお別れ。

無料でこんなに見せて貰っていいんですか!?って言いたくなる充実っぷりで、映画見た後だとたまらないイベントだった。会場が渋谷なので、渋谷駅にある本物の「明日の神話」も見に行けるのが良いね。

 

イベント期間は10月19日まで!

まだまだやってるので、渋谷PARCOで「本物のでたらめ」を目撃せよ!