『マニーズ』のレビュー行くぜ!
俺がプレイしたのはPS5版ね。
パブリッシャー:Bonemeal Productions/あまた
機種:PS5/Switch/XBOX/PC
ジャンル:ホラーアドベンチャー
発売日:2023/10/13(PC)2026/2/12(Switch)2026/3/16(PS5)2026/4/8(XBOX)
価格(税込):920~1150円
インディーゲームディベロッパーであるBonemeal Productionsが手掛けるホラーゲーム。無人島に漂流した主人公が、謎の人食いレストランで恐怖の体験をする内容だ。
短編ホラーとしては無難な作りだが、演出や空気感などに光るものがあって面白かった!

誇張したローポリ風グラフィックで表現された主観視点のホラーゲーム。
あちこち調べてアイテムや仕掛けを見つけて先へ進んでいく構成だ。

主人公が漂流したのは本当に何にもない狭い無人島。
とりあえず魚釣りとココナッツ集めで食料と水分を確保するも、これからどうなってしまうのか……。

夜になって不安に陥る主人公の前に、音もなく出現したのは「マニーズ」というレストラン。
夢か幻か、中に入ると店員がいてハンバーガーの注文を聞いてくる。

当たり前のように接客する店員を見て、思わず抱き着く主人公の描写が良い……!

基本的に主人公は地の文章を除いてセリフを喋らないんだけど、画だけで感情が伝わる見せ方がうまい。ボイス演出が無くても、表情で叫びや慟哭が伝わって来る。

店内の探索や、もう一人に客との会話などで「マニーズ」の秘密に迫っていく。
追跡者から逃げるパートもあるし、後半のぶっ飛んだ展開も色々すごい。良くも悪くも製作者のやりたい事を詰め込んだ作りだ。

冒頭で遊べる釣りのミニゲームはやたら凝っている。
ワンボタンで遊ぶ作りで、魚が喰いついたらボタンを連打して
左上のテンションゲージがMAXになった状態で連打を続けると糸が切れるので、素早くボタンから指を放す……を繰り返すシステムだ。
オプションでボタンの長押しを連打扱いにすることも可能なので、コントローラーがクソ高い今の時代にも優しい。

釣りあげた魚はカードとして保存される。ローカライズはかなり丁寧だ。
全11レベルで各レベルに魚が2種類ずつ。レベルはいつでも切り替え可能なので、釣ってない魚が分かりやすい仕様になっているぞ。

ホラーゲームとして見ると安定感あるがややありきたりな作りで、中盤以降は謎解きやアイテムの場所がちょっと分かり辛い。
個人的に一番引っかかったのはトゥルーエンドに至るまでの主人公の行動。
予備知識があるとしか思えない行動で窮地を切り抜けるので、遊んでいてちょっと違和感が強かった。あの行動はループ物じゃないと成立しないと思う。

クリアまで1~2時間。魚釣りミニゲームをコンプまで遊ぶと3時間くらい。
ゲームとしてはよくある短編ホラーって構成だが、探索、追いかけっこ、後半のぶっ飛んだ展開とツボは押さえている。見せ方と音で恐怖を煽る演出はうまい。主人公が出会う店員のセリフ回しも終始良かったなぁ。
物語の背景で分からないことが多く想像で補完するしかないが「罪」に関するホラーとしてはまとまっているし、要所で妙にスカッとする展開もあるので面白かったぜ。