手裏剣戦隊ニンニンジャー ゲームでワッショイ!!のレビュー行くぞ!
忍ぶどころかレビュー更新だぜ!
手裏剣戦隊ニンニンジャー ゲームでワッショイ!! | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト
2015年9月30日にバンダイナムコエンターテイメントから1000円で配信された3DS DLソフトだ。
現在放送中のスーパー戦隊シリーズ、手裏剣戦隊ニンニンジャーを題材にした2Dアクションゲーム!
見た目が以前DSとPSPで出たライダージェネレーションとそっくりなので、
同じ開発元かと思ったらこちらはウィッチクラフトが開発だった。
起動するとアカニンジャーからのメッセージが表示されるぞ。
モエテキターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
内容はニンニンジャー6人の中から1人を選んで進行する横スクロールのアクションゲーム。
巨大ロボ戦だけのステージを含めて全10ステージ。
難易度は3段階で、一度クリアすると更に上の最高難易度が出現する。
ステージ間には会話デモなどもあるが、
「一度倒した妖怪が復活したのでやっつける!」という、
いかにもゲームらしいざっくりしたシナリオである。
「あついなこのてんかい!」
まあ、確かに……。
ゲームはAボタンのコンボ攻撃と、Xボタンの忍術でとにかく敵をぶっ飛ばして進行。
危なくなったら他のメンバーと交代したり、援護攻撃をしてもらったりも可能だ。
敵を攻撃してゲージを溜めれば画面内の敵に大ダメージを与えられる必殺技も発動できる。
2Dキャラがグリグリと動きまくる必殺技演出はなかなかイイ感じで、
特にスターニンジャーの必殺技は、最後に敵が死ぬシーンに合わせて一緒に記念撮影するという原作再現である。
必殺技演出としてだが、アカニンジャー超絶を収録してるのもポイント高いぜ。
ニンニンジャーの6人はちゃんとボイス付きで、戦闘中や必殺技デモはよく喋るし、
ダメージを受けると操作してないキャラがボイスでアドバイスしてくれたりもする。
スターニンジャーは攻撃する度に「イーッハァー!」と叫びまくるのでめっちゃうるさい!めっちゃ原作再現!
2画面ぶち抜き演出からスタートするシュリケンジンを操作してのロボ戦など。
演出回りはなかなか頑張ってる作りだ。
ただ、アクションゲームとしては本当に小さい子供専用の作りね。
最高難易度でも簡単でやり込み要素などは無く、
1ステージも短いのでクリアするまで1時間掛かるか掛からないか。
シナリオもなんか肝心の部分が投げっぱなしで終わったような。
見た目は良キャラゲーだった「ライダージェネレーション」に似ているが、
っていうかモーションとかもそのまんまに見えるんだけど、
あっちと違って操作性がイマイチで、忍術も1キャラに1種類のみなのでアクション性は低い。
画面が見た目より狭いのも気になったなあ。
画面端に移動できない部分が結構な面積あるので動かしてて窮屈。
Xボタン押すだけで無制限に使える忍術が強いキャラが強い!
というバランスで、忍術が出の早い遠距離攻撃であるアオニンジャーがぶっちぎりで強い。
Xボタン連打でザコもボスもまとめて撃破!イーズィーなゲームだな!
次点がスターニンジャーかな。
アオの忍術に似てるんだけどこっちは連続攻撃なのでややスキがある。
逆に最弱はシロニンジャー。
忍術が「ボタンを押してから数秒後に上から金ダライが降ってくる」だから使い物にならねぇぜ!
ボイスがあるのはニンニンジャーのメンバーだけで、
九衛門を筆頭に敵怪人が一切ボイスなしなのも寂しいところ。
ネコマタが無言とかそりゃ無いぜ!
「時計から生まれたネコの妖怪」で、
CVの関智一がノリノリで「全部妖怪のせいでしたー!」とか叫んでたのが面白かったのに!
無言なのも仕方ねーな!
ネコマタとかカマイタチとか怪人もそこそこ出てくるのは良いんだけども。
味方側で登場するのはニンニンジャー6人だけで、
ラストニンジャこと好天や父さんは出番もセリフもなし。
爺ちゃんが3DSの画面から飛び出して指令を伝える演出は欲しかったな……。
本編のOP曲とED曲が使えないからそれっぽい雰囲気のBGMを流したり、
エンディングの背景はしっかり再現してたり
ボイスや必殺技演出など1000円のキャラゲーとして頑張ってる部分もあるんだが、
全体的には幼稚園児から小学校低学年まで専用のゲーム。
難易度を下げると敵を自動ロックで倒してくれる仕様にもなってるし、
本来のターゲットに向けたゲームとしては問題ない。
大人の特撮ファンがアクションゲームとしてどうこう言うようなレベルでは無いって評価になる。
まあ簡単に言うと「いつもの戦隊ゲー」ってことです!
値段がいつもの4分の1くらいだからいつもの4倍面白い神スーパー戦隊ゲーと言えなくもない。
戦隊のゲームを遊んでる時って、
ある程度は大人もターゲットにしている仮面ライダーのゲームがいかに恵まれてるかを
確認する儀式をしているような気持ちになるが、今回もそんな感じだったぜ……!
戦隊のゲーム、贅沢は言わないからアーケードの「ダイスオー」をそのまま家庭用に移植してください!
あれなら大満足!