無双☆スターズのレビュー行くぜ!
メーカー:コーエーテクモゲームス
機種:PS4/VITA
ジャンル:アクション
発売日:2017年3月30日
価格:税抜7800円(PS4) 税抜6800円(VITA)
コーエーテクモゲームスのキャラクターが一堂に会すお祭り無双アクションだ!
無双シリーズはガンダム無双2や戦国無双クロニクル1以来やってないし、
参戦作品も知ってるのが半分も無いんだが、
こういうお祭りゲーム好きだしオプーナも参戦するということで購入。機種はPS4。
37時間ほど遊んで全エンディング見たがとても面白かった!
5人のキャラを同時に操作して大暴れする爽快感やクロスオーバーの面白さで大満足だぜ。
滅亡の危機に瀕した異世界を救うために召喚されたコーエーテクモ作品のキャラクターたちが、
それぞれ異なる思惑のある3つの勢力に分かれてバトルを繰り広げるというストーリーだ。
無双☆スターズオリジナルキャラである異世界の住人たちはみんな獣人。
恐らく、他のコエテク作品と被らない雰囲気にしたんだろうけど実にケモい……!とてもいいですね。
参戦作品はDOA、真三國無双、戦国無双、討鬼伝、アトリエ、影牢、
NINJA GAIDEN、遥かなる時空の中で、オプーナ、のぶニャがの野望、よるのないくに、仁王の12作品。
プレイアブルキャラはオリジナルキャラ3人を含めて合計30人だ。
しかしNINJA GAIDENから参戦してるのがリュウ・ハヤブサとあやねって、
これ実質DOAキャラ5人いるのと同じでは……。
内容はとにかく敵を薙ぎ倒してステージのクリア目標を満たす爽快3Dアクション!
メイン操作するキャラ1人と、仲間キャラ4人の最大5人で出発する。
溜まっていくゲージを消費することで仲間キャラの固有スキルを発動したり、
一時的に仲間キャラを呼び出して操作することも出来る。
フルにゲージを使えばこのように5人同時操作が可能!
こっちの操作に合わせて移動や攻撃も同時に行うので、
画面内を5人分の斬撃や銃撃、魔法や爆発で埋まりまくるド派手なバトルが展開出来るぜ!
我ら!スーパー戦隊!
そしてPS4での無双シリーズ最新作だけあって敵の密度すげぇ。
この敵の群れを5人がかりでなぎ倒していくのが最高に気持ち良い。
比べるものでは無いんだが、仮面ライダーバトライドウォー創生とかと比較してしまう。
さすが本家と言ったところか。
更に戦場を派手にするのが無双フィーバー。
ステージ開始時に1回使用可能で、敵を1000人倒すごとにもう1回使えるようになる技。
発動させると一定時間、敵がとんでもなく出現するようになり、
味方の応援を受けながら無敵状態で倒しまくれるまさにフィーバー状態!
敵も自分も武器がサイリウムのようにピカピカと輝き、
敵を倒し続けると応援してる味方も援護射撃をしてくれる。
数十秒とかからずに効果は切れるが1000人斬りも楽勝の圧倒的無双感!
元々、人の命が羽毛のように軽いゲームなのに、フィーバー発動で更に綿埃くらいになる。
見た目もシュールで笑えるしお祭り感が最高。
フィーバー中の撃破数に応じて終了時にアイテムが手に入るようになっているし、
ボス相手の時でも使えるから、ピンチの時に発動させれば安全に戦える。使い勝手が良いぜ。
ここら辺のシステムは仮面ライダーバトライドウォーもパクって欲しい。
アクションもしっかり作り込まれていてどのキャラも使っていて楽しい。
ルーレットやスロットマシンで広範囲の敵を粉砕するリオや
トラップを次々に使って豪快に敵を倒せるミレニアはお気に入り。
無双じゃないキャラを無双に落とし込むとこうなるという好例。
部下のネコを召喚して射撃させる織田のぶニャがや、
明らかに原作よりも激しくカッコいいアクションを見せるアーナスも良かったなあ。
クリストフォロスを自分で操作できるのも嬉しい。
作品ごとのキャラのモデリングをまったく統一していないごった煮っぷりも面白い。
世界を越えて集結した感ある!
そんな感じで何も考えず暴れるゲームではなく、
マップに点在する敵武将とプレイヤーに存在するブレイブレベルを考えて立ち回らないといけない作り。
どんなプレイヤーキャラでもステージ開始時は1からスタートで、
敵の拠点を落としたり、発生するミッションをクリアしたり、
敵を沢山倒したりすると上昇してパワーアップしていく。
これに大きな差があるとよほどキャラを鍛えていないとダメージが通らない仕様だ。
倒すとクリアになるボス武将などはこのレベルがかなり高いため、
現在の自分の位置を考えつつ拠点を抑えたりミッションを着実にこなす必要があるぜ。
こういう立ち回りを考える面白さもあるのだ。
ゲーム難易度を下げればブレイブレベルすぐ上がるようになるから、
ゆるく遊びたい人はそれでよし。
ゲームを進めると展開されるキャラの会話やクロスオーバー会話もかなりガッツリ絡んでくれるし分量も多い、
ダリウスが敵の山賊を次々に改心させて味方に引き込んだり、
リュウ・ハヤブサが真田幸村を歴史上の人物として知っていたり、
リオが真田幸村にスロットを教えたり、
ウィリアムが呂布に決闘を申し込まれてなんとか誤魔化す方法を考えたり。
様々な施設がある本拠地でもキャラ同士の会話がめっちゃ多いし、
置いてある樽を調べた時の反応がほとんどのキャラにボイス付きで用意してあるとか、
テクモロゴ入りのアーケード筐体が置いてあるとか小ネタ多い。
呂布がバレーボールしてたり、呂布がゲームやりながら台パンしてたりするのが色々ずるい。
仲良くなったキャラとはお風呂場で交流が出来たりもする。
真・三國無双8に先駆けて登場した周倉だが
もうシャンプーハットの人というイメージが出来てしまった……。
最初に選んだ主人公と、クリアするミッションによってエンディングが分岐する仕様なんだが、
こちらも複数の勢力が入り乱れた展開で面白い。
「影牢シリーズの主人公を英雄として異世界に呼んで大丈夫?」という疑問に答えた、
めっちゃ酷いエンディングがあったのも良かったなあ。そりゃこうなるわ!
ただ、普通に尻切れトンボなバッドエンドも割と多いので、もうちょっとギャグっぽいルートも欲しかったかな。
このシナリオ大笑いしたんで続編はギャグルート増量でよろしく!
音楽も絶品で、オリジナル曲もアレンジ曲もどちらも100点満点で2億点を付けられるレベルで最高。
血が滾るBGM揃い!
スターフォースやモンスターファームやアルゴスの戦士、マイティボンジャックと言った、
キャラが参戦していない作品からも多くの楽曲を収録しているぞ。
素材アイテムでも未参戦作品のネタが豊富。
もんすたあ☆レースネタのアイテムがあったのを見た時はさすがに驚いた。
「オルドの設計図」って素材アイテムがあったのを見た時はまずいですよ!ってなった。
登場キャラみんな魅力的で使ってて楽しくて、
プレイしていると原作やりたくなってくるから本当に良いオールスターゲームだと思う。
「遥かなる時空の中で6」のダリウスと有馬はどちらもめっちゃカッコ良いし
討鬼伝のホロウのポンコツっぷりにもやられたし、ソフィーのアトリエのプラウタもいいねえ。
俺、デカい腕を振り回す系の女の子好きなんで。
基本は織田信長でめっちゃ頼もしくて声も渋いのに、
たまにネコとしての本能がにじみ出る織田のぶニャがさんもあざとくてずるい。
城内にネズミが侵入しました!って言われてホントのネズミと勘違いして飛び出して行ったり。
遊んでると「よるのないくに」が名作だったような気までしてくるから困る。
アーナスがカッコいいしBGMも良いぞ!
オリジナルキャラの環も可愛くてイチオシです。
バトルでの動きが完全にガンダム無双だったのは笑ったが。
ウィングガンダムじゃねーか!
拠点でお金を払えば仲間のレベルをすぐ上げられるから、
使いたくなったキャラをすぐ即戦力に出来るのも良し。
堪能したが難点は好感度上げの面倒臭さ。
仲間として連れて行ったキャラの好感度が上がって、
様々なパワーアップやイベント発生する仕様なんだけど、好感度が双方向じゃない。
例えばオプーナをメインにして呂布を仲間として連れて行って好感度を上げても、
呂布をメインにして仲間をオプーナにした時の好感度とは別勘定。
そもそも好感度が上がり難かったりもする。
マルチエンディング&マルチストーリーで、イベント発生条件はある程度確認出来るものの、
それでも見る条件が分かり辛いものがあったり、最初からやり直す必要があったり、
最初からやり直したら仲間集めるところからやり直しだったり。
コンプ目指すとかなり面倒だったぜ……。
真エンドルート入るとステージがやたら多いわりにクロスオーバー会話が少なくなるのも残念。
オプーナは元々プレイアブルキャラの予定がなかったらしく、
キャラとの会話がまったく無いしストーリーにも絡まない完全ないるだけ参戦。
戦闘中のセリフも掛け声や応援の時のみ。
エナジーボンボンを使って敵を薙ぎ倒すのは面白かったし技の再現も良い感じなんだがなあ。
一応、レベル50にして全キャラとの好感度も最高にしておいた。これがパルチザンだ!
久々にプレイした無双、実に面白かった。
クロスオーバー良かったし派手で爽快なシステムの数々もこれぞお祭り作品。
シリーズ化を前提にしてるそうなので是非ともパワーアップした続編をお願いしたいぜ。
次はもうちょっと古い作品からもプレイアブルキャラを出してくれると嬉しいね。
アルゴスの戦士とかモンスターファームとか。
あと次はもっとオプーナの待遇を良くしてくれ!頼んだぞ!