絶対SIMPLE主義

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Switch『Disease -ディジーズ-』レビュー!真綿で首を絞めるような妄想と狂気!戦慄のアイテム探しホラー!

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Nintendo Switch『Disease -ディジーズ-』

『Disease -ディジーズ』のレビュー行くぜ!


メーカー:D3パブリッシャー

機種:Switchダウンロードソフト

ジャンル:謎解き&アイテム探しホラーアドベンチャー

発売日:2018年7月5日

価格800円


D3パブリッシャーがNintendo Switchで送る完全新作のホラーゲームだ。

廃病院の中で得体のしれない物を探し回る謎解き&アイテム探しゲームで、

カウントダウンサイトまで作る気合の入れっぷりだった。

開発はオペラハウス。SwitchではD3の乙女ゲーなどを担当しているとこだな。

1画面の中からひたすらリストのアイテムを探すだけのシンプルな内容。

しかし現実と非現実の境目を歩きながら、狂気の欠片を拾い集めるような不気味さはなかなかイイ。

サクッと遊べる、ビックリ系ではないホラーゲームとして面白かったぜ。

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ストーリーは精神がおかしくなって医師免許を取り上げられた男が、

生活と医師免許復活のために、廃病院で様々なものを回収する仕事をしていくというもの。

彼の、自分はたまに幻覚を見るけど正気ではあることを強調する序盤の独白からして、

もう大分ヤバいなって思わされるな!

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画面タッチ、あるいはカーソルを動かしてステージ内を調べ、

リストに記載されたアイテムをすべて発見すればクリア。

特定のステージでは更にちょっとした謎解きを解く必要があったりする。

画面右上のハテナマークを調べるとヒント。

また、手が届かない場所にアイテムがあるときはカーソルを切り替えて、

相棒であるネコにお願いして取ってもらうことも出来る。

時間経過で溜まっていく画面上部のゲージが満タンになったらゲームオーバー。

一部のステージでは調べると強制的にゲージが溜まるアイテムや、

謎解きの手順を間違えると一発ゲームオーバーになる場面もある。

アイテムには小さなカギもあったりするから探すのに骨が折れる。

とはいえ、よくあるアイテム探しゲームみたいに画面全体をアイテムが埋め尽くしてるわけでもないし、

探すアイテムの認識範囲も広いし、1ステージも短くて簡単にリトライが出来るので難易度は低いね。

最悪、ボタン連打すればいいのだ……!

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ステージ内には探すアイテム以外にも、

不気味な出来事やストーリーの謎について詳細に綴られた日記や手紙といった、

この手のゲームでは超お約束のブツが散りばめられてあるぜ。

読んでいくことで物語の背景が分かっていくし、謎解きやアイテムの場所のヒントが隠されていることも。

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ステージをクリアしていくと幻覚が襲い、目の前の光景が幻覚に浸食されていく。

集めなければいけないアイテムもどんどんおかしくなっていくし、

そんな状況でも主人公は自嘲気味な態度でアイテムをかき集めていく。

妊婦、子供、病気、ピエロ、死体、植物、殺人、謎の機械、猫、手術。

主人公がリストに載ったアイテムを拾う度に、廃病院で渦を巻く闇の中心へと近づいていくのだ。

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この雰囲気も良いんだけど、主人公の皮肉っぽいテキストもなかなか好き。

精神安定剤を発見した時にメンタルブレイク古参勢として一言添えるとかね。

ヒントも機械的なヒントメッセージじゃなくて、

ゲームの雰囲気に合った言い回しになってたりするのもいい。

真エンディングにたどり着くためには隠しアイテムを見つける必要があるんだが、

エンディングを見た時にヒントが出るようになっているので全体的にかなり親切な作りだわ。

終盤の謎解きはちと手こずったけどね。

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ゲーム自体は「脱出ゲーム」とかではなく「アイテム探しゲーム」なのであっさりした作りだし、

それでいて繰り返し遊べるモードも存在しない。

エンディングコンプまで3~4時間ちょっととコンパクトなボリュームだ。

ただ、同じくD3から出た『@SIMPLE DLシリーズ Vol.5 THE 呪いの廃病院』のような、

せっかく演出もグラフィックも作り込んであるのに、

プレイ時間の水増しみたいなシステムのせいで台無しなホラーゲームを見ていると、

800円のゲームだしこのくらいサクッと遊べる作りの方が楽しい。

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良い意味でこれまでのD3のゲームではなかなか見られないセンスがあって、

遊んでいてそこが嬉しい内容だったぜ。

怪物や幽霊がドーン!と襲い掛かってくるようなノリではなく、

不気味さでジワジワと追い詰めてくるタイプのホラーだ。

シナリオもきっちりまとまっているし、サクッと遊べるホラーゲームとして小粒ながら面白い1本だったぞ!