Nintendo Switch|ダウンロード購入|デーモンクリスタル
『デーモンクリスタル』のレビュー行くぜ!
メーカー:レジスタ
機種:Switch
ジャンル:アクションRPG
発売日:2018/12/20
価格(税抜):1010円
1984年に電波新聞社からPCでリリースされたアクションRPGの移植版だ。
シリーズ化するほどの人気を誇った作品で3までリリースされている。
ノーヒントの謎解きもあってかなり激ムズのゲームだったようだが、
Switch版はヒントやコンティニューのおかげでめちゃくちゃ簡単になっているぞ。
俺は今回のSwitch版で存在を知ったくらいなので、
思い入れゼロの人間によるレビューということを念頭に置いてもらいたい!
内容はまあ面白かったんだが……。
やっぱり古いゲームだなという感想になってしまうかな。
モンスタータウンに乗り込んで魔物にさらわれた王女を助け出せ!
という王道のストーリーからスタート。
全30ステージ構成で横視点のアクションゲーム。
ハシゴを上り下りしながら敵と戦い、
ステージ内に散らばっているカギを回収して扉を開けていく。
大きいカギを見つけて取ればゴールゲートが出現。入ればステージクリアとなるぞ。
敵はクモにニンジャ、兵士にゴースト、カッパなど。かなり節操ない顔ぶれだな!
この時代のゲームならよくあるユルさではある。
よく見ると主人公の鎧もやたら和風だ!
主人公の武器は爆弾で連射も可能。
ポイポイぶん投げてモンスターを爆殺していくのだ。
最初は自分の投げた爆弾の火に当たると死亡、クモの糸に当たると死亡、
カッパに触ると死亡とかなり弱い主人公だが、
特定のステージに存在するアイテムを取ることでどんどん強くなっていく。
最初は爆弾で倒せないゴーストも倒せるようになるし、
剣を手に入れれば爆弾で倒せないカッパも体当たりで瞬殺だ!
アイテムは宝箱の中に入っており、
一部のステージでは「爆弾を使い切る」「動かずにじっとしている」といった
『ドルアーガの塔』ばりの隠し条件を満たさないと出現しなかったりするが、
そういうステージだと開始前に優しいヒントが表示されるので、
ちょっと考えれば分かるようになっているぞ。
しかし、アイテムの中には取得した瞬間に
それまで手に入れたアイテムが消滅するような地獄の効果を持つものも!
妖精が不穏なヒントを出すステージには注意が必要だ。
爆弾は個数制限にかなり余裕があるからポイポイ投げて敵を爆殺できて爽快だし、
ハシゴから敵が下りてくるのを待ち構えて爆弾をぶつけるとか、
ハシゴの上で待ち構えている敵のスキを見極めて素早く登るとか、
そういうハシゴを使っての攻防がじれったくも楽しい。
良い意味で昔のアクションゲームらしい面白さがあるぜ。
いや、昔のアクションゲームなんだけども!
ただ、アイテムをしっかり取っていけば爆弾のゴリ押しでまず負けなくなるし、
ゲームオーバーになっても好きなステージからやり直せる。
取り逃したアイテムも簡単に確認できるため、
普通にクリアするだけなら難易度は非常に低い。
1時間30分くらいでコンプ出来てしまった。
ストーリー説明などでは豪華な音源のBGMが流れるけど、
ステージ中のBGMは基本的に昔の音源の曲1種類だけだったり、
ゴールの扉が出現する時のエフェクトや一部の効果音など。
「後から追加されたんだな」と分かる部分が露骨に浮いているのも違和感あった。
クモの糸にぶつかった時のやたら重い効果音とかは好き。
それなりに楽しめはしたんだが、
ある程度進めると苦戦する箇所も無くサクッと終わってしまうので、
思い入れの無い初プレイの人間としてはどうしても物足りなさが強かった。
オリジナル版経験者だとまた違った印象になるのかな。
アクションゲームが苦手な人でも遊べるようになってるのは長所と言えるかも。
ちなみに続編である『デーモンクリスタル2 ナイザー』の方も既にSwitch版が登場。
BGMもグラフィックも進化していて、
本作を遊んだ後だとやたら面白そうに見えてくるぜ……!