Nintendo Switch|ダウンロード購入|SMASHING THE BATTLE(スマッシング・ザ・バトル)
『SMASHING THE BATTLE(スマッシング・ザ・バトル)』のレビュー行くぜ!
メーカー:プラチナロケット
機種:Switch
ジャンル:アクションゲーム
発売日:2019/02/21
価格:999円
元々スマホで配信されていたアクションゲームで、PCにも移植されているぞ。
メインキャラが3人ともムチムチした眼鏡の女の子という、
性癖がスマッシングしている1本。
ビジュアル(特にケツ周り)に惹かれて買ったんだが、
アクションゲームとして全然ダメで俺の心がブレイクされたぜ!
建設中の超高層ビルでロボットが暴走する事故が発生し、
現場監督であるサラ・オコンネルはビルに閉じ込められてしまった!
サラは男用の作業用パワードスーツを無理矢理装着し、
ロボットを倒しながら脱出を目指す!
無理矢理装着してるのでパーツが足りなくてきわどい恰好になっているぞ!
ありがとう!という感謝のストーリーになっている。
見下ろし視点3Dのアクションゲーム。
群がる大量のロボットをなぎ倒し、最後にボスを倒せばクリアだ。
巨大レンチを使った通常攻撃の他に、
SPゲージを消費して敵を引き寄せるマグネット、敵を爆破する地雷、
巨大な剣で敵を叩き切る大技のツールソード、体力の回復と、様々な技が使用可能。
連続でダメージを受けすぎるとアーマー破壊されて、
一定時間経過して修復が完了するまで防御力が低下し、
スキル使用不可能になる要素もあるが、
ある程度進めると自らアーマーを吹っ飛ばして
防御力と引き換えに攻撃力を上げるオーバードライブも解禁される。
特徴的なのは回避を使ったリカバリーで、
敵弾やトラップをギリギリで回避するとSPが大きく回復するようになっている。
敵の攻撃を全部リカバリーしようとすると大変だが、
低速の弾を撃ってくる敵が混じっているので、
「こいつの弾で回避だ!」というのが非常に分かりやすい構成。
触るとダメージを受けるグルグル回る板なんかも出てくるが、
これも回避に使えることに気づくと反復横跳びで無限SP回収が可能。
マグネットで大量の敵をまとめて大技のソードでドーン!
回避しまくりでSP回復!また大技ドーン!
この繰り返しでスクラップの山を築いていく内容になっているぞ。
キャラのモデリングも非常に良く、
アーマーが破損している状態の質感は作り手のこだわりを感じるところ。
しかしアクションゲームとしては致命的なまでに単調。
ストーリーモードは主人公が2人いて全60ステージとなっているが、
最初から最後まで背景も敵キャラの個性も変わり映えしないし、
立ち回りも最初に書いた通り「回避でSP回復して大技をぶち込む」がすべてだ。
ザコもボスも本当に変わり映えしない平坦なステージ構成で、
ひたすら地雷や電撃球をばら撒くウザい敵が増えたり、
ある程度進めるとステージ内が燃えてて触るとダメージを受けるとか、
仕掛けを壊すまで一定時間経過する毎に回避不可能のダメージを受けるとか、
めっちゃつまんない仕掛けがポツポツ出てくるくらい。
ラスボス戦すら通常ステージと代わり映えしないから凄い。
とにかく面倒な敵を増やすことで難易度を上げようとしている作りで、
無敵時間が無いからボスとザコの攻撃を連続で喰らうと体力が一気に減ったりするが、
SPを使った体力回復もあるから回避でのSP回復に慣れるとまず死ななくなる。
後半になってキャラが育ってくると、通常攻撃のゴリ押しでもボスは楽勝だな……。
稼いだコインでステータスを上げる要素はあるが、
単に体力や攻撃力や防御力が上がるだけ。
新しい武器やアクションやコンボが増えたり、
強化すると既存のアクションが違う動きになったりは一切しない。
主人公はスキルがソードを使った大技のサラと、
自動で戦ってくれるメカを呼び出して、
任意のタイミングで自爆もさせられるマリーがいるんだが、
プレイ感覚はあんまり変わらない。回避でSP溜めて技をぶっ放すだけだ。
メガネが涙っぽいデザインになってるマリーは結構好きなんだが……。
ステージ内で手に入るパーツを集めることで
性能の違う新しいコスチュームが手に入るが、
ただの色違いだし、ひたすら大技をぶち込むゲームなので攻撃力アップコス一択。
ミッションクリア時に最高で星3つの評価がされるという、
何百回見たか分からないやり込み要素もある。
が、60ミッションすべて
「マッシブキル(一度の攻撃で敵を大量に倒す)2回」
「最大連続キル数20」
「回避成功10回」という条件で固定されているのでやっつけ感が凄い。
まあ、そもそもミッションが全部似たような構成でアクションも単調なので、
仮に条件が違ってても面白くはなってないだろうが……。
一応、慣れてくると意識しなくても星3連発出来る。
ストーリーモードクリアまで5時間ほどだったが、
面白かったのは手探りだった最初の20分くらいで、
後はケツを眺めながら砂を噛んでいるような時間が延々と続く。
高難易度のチャレンジモードに加えて、
3つ星クリアなどで手に入るキーを使ってファンアートや
ストーリーの裏側が描かれたテキストをアンロックするやり込み要素もあるが、
もう付き合いきれねえよ!ファンアートはどれもクオリティ高かったけども!
ケツとチチだけのゲームだし、
サービス要素が「モデリングがエロい」「アーマーが破損する」だけなので、
やはりテンションが上がるのは最初だけ。
アクション目的はもちろん、エロ目的で買うのもオススメは出来ないッ!