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Switch/Steam『ムーンライター 店主と勇者の冒険』レビュー!胸躍るダンジョン冒険&ショップ経営ゲーム!ハマるが底が見えるのも早い!

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Nintendo Switch|ダウンロード購入|ムーンライター 店主と勇者の冒険

 

『ムーンライター 店主と勇者の冒険』のレビュー行くぜ!

 


メーカー:テヨンジャパン

機種:Switch

ジャンル:ショップ経営+ダンジョン冒険アクションRPG

発売日:2019/03/28

価格(税込):2000円


 

Switchで確変したともっぱらの噂のテヨンジャパン新作。

Steamで配信中のタイトルをローカライズしたもので、

日本でのPS4版も予定されているようだ。

 

内容はダンジョンでモンスターと戦ってアイテムを手に入れ、

それを自分の店で売りさばいてがっぽり稼ぐゲーム!

これだけでもうかなりワクワクする内容。

色々な意味でもう一押し欲しいゲームではあったが面白かった。

 

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舞台となるのはムラカという集落。

財宝とモンスター溢れるダンジョンの周りに出来た場所で、非常に活気があった。

が、危険ということでダンジョンが閉鎖されてからは寂れる一方。

老舗のショップ「ムーンライター」の店主である主人公は、

一部だけ解放されているダンジョンに仕入れのために自ら潜り、

店を大きくしつつ全ダンジョンの解放を目指すのだ! 

 

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ダンジョンではモンスターを倒しながら進む見下ろし型のアクション。

攻撃と武器固有の特殊アクション、無敵時間のある緊急回避の3つを駆使して、

モンスターを蹴散らすのだ。回復ポーションも使用可能。

武器の種類は剣&盾、弓、大剣、クロー、槍とあり、

2つ装備して切り替えられるのでプレイスタイルに合わせて選ぼう。

 

特殊アクションは剣&盾だったらガード、

弓だったら溜め打ち、大剣だったら回転斬りなどだ。

俺はガードが安定するので剣&盾をメインで使っていたが、

大剣がかなり強いし、遠距離からの連射で一方的に攻められる弓も有効。

 

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敵をなぎ倒してばら撒かれたアイテムを

ジャラジャラ回収しまくるのが遊んでいて気持ち良いね。

 

手に入れたアイテムはその場でお金に変換することが可能だが、

お店で売るよりも格段に安い金額になるので、いらないアイテムの処分用だね。

 

拠点へ帰る方法はボス撃破以外に2つあって、

1つはワープゾーンを生成して帰還する方法。

これはダンジョンが進めば進むほど高額な利用料金が掛かるが、

作った場所に一度だけ戻ることが出来る。

 

もう一つはYボタン長押しでペンダントを使って帰る方法で、

こちらはダンジョン攻略がやり直しになる代わりに費用が格段に安い。

攻略を続けるならワープゾーン、とりあえず帰りたいなら長押しだね。

 

モンスターにやられたら

アイテムスロット最上段の持ち物以外は全没収されてしまうので、

持っているアイテムの数や回復ポーションの残量を踏まえて、

いつ帰還するかの見極めが大事になるぞ。

 

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アクションゲームとしては単純だが、

敵の攻撃パターンを見切って緊急回避を使ったヒット&アウェイでダメージを与え、

ボスや強敵を倒していくのは面白いぜ。

敵に合わせて武器を使い分けてみるのも良いし、

お気に入りの武器だけでもちゃんとクリア出来るようになってる。

 

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キャラの動きも細かくて、特にボスのウネウネした挙動は迫力たっぷりで必見。

ダンジョンのボスを倒すとレアアイテムが手に入り、

次のダンジョンの扉も解禁される。

この繰り返しで最後の扉の解放を目指していく構成になっているぞ。

 

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そしてダンジョンから帰ってきたらお待ちかねのショップ経営!

アイテムに値段をつけてお店に並べていく。

値段が高すぎると買ってもらえないし、

安すぎると即買いしてくれるけどなんか損した気持ちになる……!

 

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値段を見たお客さんの反応はアイテム図鑑に記録されるし、

アイテム図鑑の並び順でなんとなくの適正価格が分かるようにもなっているので、

お客さんの反応を見て何度も値段を付け直していけば、

ちょうどいい値付けが分かるのだ。

 

アイテムには需要と供給の概念があり、

これで適正価格がある程度上下したりするものの、

基本的には手に入れたアイテムに

どんどん値段をつけて並べていけば儲かる分かりやすい作り。

気を付けるところは、

たまに万引き犯が来るのでタックルで止めないといけない事くらいかな。

 

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儲けたお金でショップを大きくしたり、設備投資が可能。

レジを高いものに変えるとお客さんが買い物の際に大量のチップを払ってくれるし、

ベッドを高いものに変えれば最大HPに補正が掛かってダンジョンが有利になるぞ。

 

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お金を使って村に施設を呼ぶことも可能。

装備の製作が可能な鍛冶屋、ポーションを作ったり装備の強化が可能な薬屋、

アイテムを購入可能な商人、お金を預けて増えるか減るかのバクチが行える投資家、

ショップに様々な補正を掛ける美術品を購入可能な美術商の5つ。

 

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真っ先に作ることになる鍛冶屋は素材アイテムを使って新しい装備が作成可能。

作りたい装備を「欲しいものリスト」に登録しておくと、

必要な素材アイテムにすべての画面でマークが付く親切仕様が素晴らしい。

間違って売ったりすることが無いぞ。

 

少し値は貼るが、一度入手した素材アイテムは商人から買うことも出来るため、

数が足りない時は金に物を言わせるのが吉。気配りの効いた作りである。

 

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ダンジョン探索もショップ経営もシステムとしては単純なんだが、

ダンジョンで戦う!アイテムを稼ぐ!売る!装備を強化する!ダンジョンで戦う!

の繰り返しは中毒性があって楽しいぜ。

 

アイテムも世界設定に纏わるものから、

SFっぽいものまで様々なので図鑑で説明文をしっかり読みたくなる。

 

新しいダンジョンに入る度に高く売れるアイテムがどんどん飛び出してくるし、

レジと美術品を併せてチップの補正を上げていくと、

アイテムを売る度に値段の50%分のチップをくれるような感じになって

ボロ儲けできるのもニッコリ。催眠術にでも掛かっているのか……。

 

いや、お客さんは単純に商品を買いに来てるんじゃないんですよ!

素晴らしい私のお店で買い物をするという、

その体験も含めてお金を払ってもらってるんですよ!

だからこのチップは正統な報酬なのです!

 

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しかし、5つある施設は序盤でほとんど揃ってしまうから、

街を発展させる!という感じはあんまりないし、

サブイベントなども存在しないのでストーリー部分は薄く、淡々と進行していく。

武器も攻撃力を順番に上げていくだけなので、

中盤以降はどうしても単調な印象が拭えなかった。

クリア後のやり込み要素なども特にない

 

進んでいくとダメージ床でこっちの動きを制限することで難しくしたり、

攻撃タイミングが分かりにくい敵が増えてくるところも気になったな。

 

ストーリーはおまけみたいなものだけど、

それでもラストの唐突な展開はちょっとどうかと思ったよ!

 

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クリアまでは13時間くらい。

十分楽しめたんだが、あんまり心に残るような部分も無く、

ダンジョンにしろ経営パートにしろ、

もう一捻り欲しかったなあ……という惜しい1本だったぜ。

二足の草鞋は大変ってことね。