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Dungeon Manager ZV: Resurrection on Steam
『迷宮経営SLG-ZombieVital DG』のレビュー行くぜ!
様々な機種で遊べるが俺はPS4でプレイ。
メーカー:メディアスケープ(PS4\Switch)Zoo Corporation(PC)StudioGIW(Android)
機種:PS4/Switch/PC/Android
ジャンル:シミュレーション
発売日:2017/11/22(PS4)
価格(税込):1400円(PS4)
2004年にPC向けに発表されてヒットした
『Zombie Vital 〜迷宮の経営者〜』を元にしたシミュレーションゲームだ。
モンスターやトラップ、宝箱を駆使してダンジョンを作り、
やってきた冒険者を迎え撃ちつつ、満足してもらう内容となっているぞ。
題材が好みだから買ってみたものの、
元がPCのゲームだしなんか難しそうだな……と、
なかなか手を付けていなかった。
実際やってみたらカジュアルに遊べてやり込みもある楽しいゲームだったぜ。
アナログスティックでサクサクッと道を作って、
宝箱やモンスター、トラップを置いたらダンジョン完成だ。
チュートリアルもあるし基本ルールは分かりやすいぞ。
ダンジョンは1画面とコンパクト。
最初は地下1階だけだが、ゲームを進めて資源を貯めれば最大で地下6階まで作れる。
ダンジョンにやってきた冒険者を迎え撃つ……わけだが、
本作の目的は敵を倒すことではなく「より良い迷宮を作る事」だ。
冒険者には宝を獲得した時やモンスターを倒した時に増える満足度という概念があり、
これが高い状態で冒険者が無事に帰還すると知名度がアップ。
ダンジョンの知名度が高くなると更に色々な冒険者がやってくるのだ!
ダンジョンを歩いたりモンスターと戦ったりすると上がる冒険度が高いほど、
満足度も上がりやすくなるので調整が大事。
また、冒険者が満足度の低い状態で帰ってしまったり、
死んだりすると逆に知名度が下るぞ!
ご満足いただけるように、
もっと死なない程度に痛めつけてからレア武器を叩きつけてやらないと……。
しかし冒険者を倒さないと資源が増えないので、
ほどほどに息の根を止めないといけないのが難しい。
宝箱に回復アイテムを入れておけば拾った冒険者が回復するし、
装備アイテムを入れておくとパワーアップする。
また、設置したアイテムの合計レアリティが高いほど、強い冒険者がやってくるのだ。
生かすにしても殺すにしても、宝箱の配置が重要になってくるぞ。
配置できるモンスターはゾンビとスライムが基本。
最初は弱いが戦いでレベルを上げることで様々なスキルを覚えるし、
一定以上のレベルまで上げれば他のモンスターと合成が出来る。
合成でビッグスライムやメルトゾンビといった
ランクの高いモンスターが作成可能。そいつらを更に合成させていけば、
ゴーレムやデーモンといった更に強いモンスターが誕生だ!
もちろん、この手のゲームではお約束のドラゴンも作り出せるので、
イイ感じの場所に配置したい。
モンスターはやられても時間経過で復活するし、
「継続配置」を設定すれば死んだ場所で自動で復活するようにも出来るのが便利。
モンスターに「四天王」「ラスボス」設定が可能なのも面白い。
HPと希少度が上昇し、アイコンに豪華なマークがつく。
四天王なのに1人しかいないとかも出来るぜ!
1日に1回(現実の時間で)だけ、ダンジョン内のモンスターすべてで地上に進行可能。
これは全軍勢が人間と正面から殴り合うのを見ているだけのステージで、
全滅するまでにどこまで倒せるかが記録される。
人間を倒せば資源(通常の4分の1)と経験値もしっかり手に入るから、
ボーナスステージみたいなものね。戦力が整ったら限界に挑んでみよう!
冒険者もモンスターもアルファベット1文字で表現された簡素なゲームで、
特別なイベントやストーリーも無くルールも単純だが、
知名度と資源を効率よく稼ぐために最適な構造を模索したり、
地道にモンスター合成を繰り返して強いモンスターをどんどん作ったり、
チマチマ動き回る冒険者とモンスターを眺めながら試行錯誤していると、
止め時が見つからなくなる面白さ。
満足した冒険者たちが脱出して知名度がガツン!と上がった時や、
順調に戦い抜いた勇者が最下層でラスボスとの戦いに敗れた瞬間が気持ち良い。
俺、ちゃんとダンジョンのプロデュース出来てる!ってなる。
冒険者を倒すと溜まる資源であり、
アイテムの設置やモンスターの合成などに使う「Bone」「Ghost」は、
ダンジョン運営がヘタだとなかなか貯まらないが、
困った時は入り口すぐのところにラスボスのドラゴンなどを置き、
冒険者が入った瞬間に瞬殺するクソダンジョンにすれば手軽に稼げるぜ!
評判がゴリゴリ下がるが知名度などまた上げれば良いのだ!
即死してキレてるであろう冒険者の姿を想像してほくそ笑むのが楽しい。
コツが掴めてくればこんなことしなくても稼げるけどね。
ダンジョンは1画面×6階層なのでそこまで巨大なものは作れないが、
階段である魔法陣は複数作れるので、
上と下を行ったり来たりするような構成には出来るし、
工夫次第で色々なダンジョンが作れる。
ストーリーや会話イベントは一切存在しないが、
やって来る冒険者1人1人には細かくプロフィールが書いてあるので、
たまに見ると結構楽しい。「闇を統べる武装僧侶」を自称してる38歳かぁ……。
スタッフロールを見てトロフィーコンプまで遊んでも10時間掛らないが、
知名度を上げ続けてひたすら強い冒険者を呼び込んだり、
理想のダンジョンを目指していけば果てしなくやり込める。
間口は広く奥深い。地味だがハマる1本だったぜ!
続編も色々出てるみたいなのでそっちも移植して欲しいところね。