Nintendo Switch|ダウンロード購入|Blazing Chrome
『Blazing Chrome』のレビュー行くぜ!
俺が遊んだのはSwitch版ね。
メーカー:The Arcade Crew
機種:Switch/PS4/XboxOne/PC
ジャンル:アクションゲーム
発売日:2019/07/11(Switch)
価格(税込):1900円(Switch/PS4)2000円(XboxOne)1730円(PC)
16bitテイストで表現された新作のアクションシューティングだ。
昔ながらのステージクリア型の構成で、悪のロボット軍団相手に大暴れする内容。
もうこの手の8bit風だか16bit風だかのレトロ風ゲーム、
月5本くらい見る気がするんだが?!
お値段も高めだし、よほどの完成度じゃないと褒める気にはなれないなァ~!?
よほどの完成度だったのでとても良かったです。
ちなみに開発のJoyMasherは過去にも
『Oniken』というイイ感じのレトロ風アクションを作っていたりする。
舞台は西暦21XX年。
人間とロボットの大戦争が始まってから既に十数年……。
人類は既に絶滅寸前であり、僅かな反乱軍が抵抗を続けている状態だった。
しかしまだ戦いは終わっていない。
反乱軍の兵士であるマヴラとドイルの2人が残り少ない人類の希望を背負い、
最後の反撃作戦が始まる!
このOPから、鉄板に銃弾で風穴を開けて文字を刻むタイトル画面に繋がるという、
あまりにもコテコテな流れにニヤニヤしてしまうぜ。
敵の強さやセーブ機能の有無、コンティニュー回数などが異なる3段階の難易度と、
キャラクターを選択してゲームスタート。
最初に選べるマヴラとドイルの2人は性能差無し。
一度クリアするとガラリと手触りが変わる2人のキャラが解禁される。
全6ステージ構成。1~4ステージは攻略する順番を自由に選べるぞ。
このマップを表示している端末デザインがまたいい。
銃を使った攻撃で敵を倒して進む横スクロールアクションシューティング。
成長要素や探索要素などは無く、昔ながらのアーケードゲーム的なスタイルだ。
銃を使った攻撃は真上や斜めにも可能で、
立ち止まって射撃の向きだけを動かして狙い撃ちをすることも出来る。
また、敵に近づいてる状態で攻撃ボタンを押すと強力な接近攻撃が発動だ。
不用意に近づいてくる奴にはパンチをお見舞いしてやるぜ!
素早く移動できるローリングもボス戦で有効。
体力ゲージは無く、基本的にダメージを受けたら一発アウトとなる。
1UPを取り逃さずに行きたい。
武器は通常装備であるライフルの他に、
自分の周りをカバーしやすいワイドレーザーに、破壊力抜群のグレネード、
チャージすることで圧倒的な攻撃力&貫通力を発揮できるプラズマレーザーが使える。
アイテムとして入手すれば使う装備をボタンで切り替えられるが、
ミスすると現在使っている武器を失ってしまう。
なので、強力なプラズマレーザーなどは、
ここぞという場面のために温存することも大事になってくるぞ。
アイテムとして3種類のドローンもあり、
援護射撃してくれる攻撃型ドローン、2回まで敵の攻撃を防ぐ防御型ドローン、
移動速度が上がり、2段ジャンプが可能になるスピード型ドローンがある。
2回まで被弾OKな防御型ドローンがやはり安定するが、
スピード型ドローンじゃないと取れないアイテムがあったりもするし、
地形によって有効なドローンは変わってくるぜ。
次々に飛び込んでくるザコ敵を撃破しながらステージを駆け抜けていく疾走感に、
回転拡大縮小を使いながら迫りくる数々のボスとの死闘。
敵キャラにステージの作りも含めてバリエーション豊かで
アクションゲームとして王道的な面白さが詰まっているし、
遊んでいて「これだよこれ!」と叫びたくなる演出も満載でテンション上がる。
接近攻撃がかなり強いので、上手く当てればザコ敵はほぼ一撃で倒せるし、
ボスも隙を突いてガシガシ当てていけばかなり早く倒せるバランスも好きなところ。
全体的にリスクとリターンがしっかりしているゲームだ。
難易度はそこそこ高いが、
難易度イージーとノーマルなら無限コンティニューで、
チェックポイントから何度でもやり直せるので遊びやすいかな。
雰囲気は完全に『魂斗羅』なんだが、
『ロックマン』とか『メタルスラッグ』『忍者龍剣伝』も入ってるね。
強力な戦闘メカに乗って進む箇所もある。圧倒的火力を見よ!
めっちゃ強いけど被弾し過ぎると普通に大破するので、
頑張ってボスまで持ちこたえたい。
一度クリアすると解禁されるキャラは2人とも接近攻撃オンリー。
っていうか『忍者龍剣伝』じゃねーか!?
射程が短い分、強力な溜め攻撃が使えるテクニカルなキャラだ。
他にもボスラッシュや、ステージが反転するミラーモードなんて要素もあるぞ。
気になったのはキーコンフィグが無いので、
武器の切り替えが慣れるまでやり辛いところかな。
接近攻撃が「敵が接近した状態で射撃ボタンを押すと自動で接近攻撃になる」という
『メタルスラッグ』仕様で、
これがとっさの時に出なかったりもするので普通に接近攻撃用のボタンが欲しかった。
堅めのザコ敵を接近攻撃で一発粉砕していくのが効率よいゲームなだけにね。
1ステージがやや長めなのも気になるといえば気になるんだが、
単調なステージがダラダラ続いて長いのではなく、
ボスやギミックを詰め込んでるから長い!というものなのでこれはこれでアリ。
難易度イージーとノーマルならステージクリア時にセーブされて中断出来るから、
休憩しながら遊ぶのも良いかも。
「これが俺の好きなアクションゲームだ!」という制作側の叫びが伝わってくる内容で
それを「なるほどこれがお前の好きなアクションゲームか!俺も好きだぜ!」と、
ちゃんと受け止められるクオリティで仕上がっている良作アクションゲーム。
終盤の難易度はノーマルでもかなり手強かったが、
その後のエンディングがまたあまりにもカッコ良くてシビれたぜ。
アーケードスタイルのイカしたゲームが好きならオススメだ!