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鎌からネコ変化まで!魔法を駆使する良質探索アクション!『ツクールシリーズ 魔女と66のキノコ』レビュー!【Switch/Steam】

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ツクールシリーズ 魔女と66のキノコ ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)

 

Steam:魔女と66のキノコ

 

『魔女と66のキノコ』のレビュー行くぜ!

 


メーカー:Gotcha Gotcha Games

機種:Switch/Steam

ジャンル:アクション

発売日:2021/01/07(Switch)2020/11/07(Steam)

価格:660円


 

アクションゲームツクールMVで制作された探索アクションゲームだ。

元々、アクションゲームツクールMVの

サンプルゲームとして簡易版が発表されていたもので、

その完成版が本作となる。開発はドットゾーゲームズ

魔女に奪われた兄の体を取り戻すために、

残された妹が小さな魔女となって冒険に出る!

雰囲気の良いドットで綺麗にまとまったゲームだったぜ。

 

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焼却されて灰にされた魔女が、兄の体を奪うオープニングからスタート。

立ち絵や細かいドットの動きなど、緊張感あってこの時点でなかなか引き込まれる。

 

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あちこち探索してアイテムを見つけることで新しいアクションを習得。

それによって探索範囲がどんどん広がっていく……という王道の作り。

 

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ナイフ攻撃と一瞬だけ無敵のバックダッシュから始まり、

ホウキを使った二段ジャンプや空中ダッシュ、大剣や鎌を使った攻撃など。

カッコいい魔女アクションが満載!

ジャンプ周りの動きがちょっと固く感じるところもあるが、どれも使っていて気持ちいい。

空中で鎌を連発するなど、アクションを組み合わせることで、

ジャンプじゃ届かない場所に移動するテクニックもある。

 

攻撃範囲の広い鎌攻撃も好きだけど、

空中でホバリングしながら狙い撃てる弓矢の感触が好き。

 

探索で手に入る宝石を集めることで各アクションを強化できる要素もあって、

エフェクトも派手に変化していくのが動かしていて爽快だ。

 

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黒猫に変身して狭い場所を進む場面も。この歩くドットがまた可愛い。

 

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各エリアは火に氷、森など。

ドットや仕掛けも含めて個性付けがハッキリしていて、

見た目的にもゲーム的にも探索の醍醐味が味わえる。

こういう分かりやすさはやっぱり大事だな。

 

お金は特定のポイントでポーションを買うのに使えるが、

メニュー画面に書かれたコマンドで、お金を直接体力に変換する技も使える。

これを使えばゴリ押しも可能。一応隠しコマンド扱いなんだろうか?

 

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ボスも良いドットで動くし、手持ちの武器を活用して弱点を付く楽しさがしっかりある。

 

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対決前のVS演出がまたいいね。

 

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一部のセーブポイントを使うことでファストトラベルが出来るし、

スタート地点にいるカラスに話しかければ次に進む場所のヒントも貰えるぞ。

ただ、探索済みのところに唐突に新しいキャラが出現してたり、

現段階で仕掛けを解けるかどうかの判断が付きづらかったりと、

このヒントが無いと分かり辛い箇所があるのは少し気になったな。

 

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ファストトラベル出来るセーブポイントは壺の形をしていて、

小さくなって中に入る……という一手間かけた形なのが好き。

 

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マップに散らばる66のキノコを集める収集要素もある。

沢山集めてあるキャラに見せることで宝石が貰えるし、

コンプするとちょっとした変化もあるぞ。

66個と聞くと大変そうだが、普通に進めているだけでも結構集まるし、

リストから場所も確認できる親切設計だ。

 

ヒントを元に謎を解かないとキノコが手に入らない場所もあって、

「どうやってあそこまで行くんだ……?」

と、使えるアクションを色々試しながら試行錯誤するのが楽しいし、

謎解きもちょっと考えれば解けるバランスだ。

 

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よくまとまってるゲームだけど、世界観から浮いてるキャラがいたり、

盛り上がるシーンで挟まる某有名ゲームのオマージュが

「確かにあのゲームにそういうシーンあったけど、

このゲームのこの地形で同じことやってもそうならないのでは?」

という感じで噛み合ってなかったのは気になった。

まあ、細かい点だしここら辺は好みかな。

 

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クリアまで2~3時間。キノコのコンプまで遊んで4時間ってところかな。

ちょっと導線が良くないと感じる部分もあったものの、

ほどほどのボリュームでしっかり満足させてくれる。

雰囲気に浸りながら遊べる短編の探索型アクションとして、

小粒ながら良質な1本だったぜ。結構なキノコでした!