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eastasiasoft新作『トリガー・ウィッチ』のレビュー行くぜ!
俺がプレイしたのはPS5版ね。
パブリッシャー:eastasiasoft
機種:PS4/PS5/Switch/Xbox One|X|S
ジャンル:アクションシューティング
発売日:2021/07/28~29
価格(税込):1600~1750円
魔女が使うのは魔法ではなく銃ですよね!
という世界を舞台にした、16bit風のアクションシューティングゲームだ。
見た目は『ゼルダの伝説 神々のエンター・ザ・ガンジョン』って感じだが……。
内容もそんな感じです!
とはいえ、多彩な火器を使える撃ちまくりの戦闘は爽快だし、謎解きも程良い調整だ。
なかなかの良作だったぜ。
魔法と銃のアカデミー「ストック」の卒業生であるコレットが、
怪しげな行動をする黒いフードの男を追って冒険に出るというストーリーだ。
世界観が一捻りされていて、
「ガンゲート」と呼ばれる銃を生み出すゲートの発見により、
魔女は銃を手に入れた代わりに強力な魔法が失われてしまったとか。
大昔は魔女とゴブリンが共に暮らしていたが、
銃を巡る争いによってバリアで生活圏を分断されたなどの設定がある。
この辺りも物語に絡んでくる来るぞ。
内容は右スティックで敵を狙い撃つアクションシューティング。
各地のダンジョンを攻略してストーリーを進めていく構成だ。
フィールドには色々なアイテムが隠されているので、
寄り道や稼ぎプレイでパワーアップも可能となっている。
ダンジョンにはベルトコンベアやスイッチの切替、トロッコを使ったギミックなどが満載だ。
そのダンジョンで見つけた新しい武器を使って、道を切り開いていく場面も多い。
火炎放射器で道を塞いでる氷を溶かしたり、
高火力の武器で鎖を断ち切って仕掛けを動かしたりね。
ゼルダのお約束をしっかり踏まえているな!
謎解きはアクションの邪魔にならないくらいの軽い難易度になってる。
武器はマシンガンや火炎放射器、ショットガン、二丁拳銃、グレネードなど様々。
弾切れになったらリロードが挟まるが、すかさず別の武器に切り替えれば隙は無い。
ショートカットに武器4つまで登録可能で切り替えは自由自在だ。
撃ちまくる!弾切れる!別の武器に変える!撃ちまくる!
の繰り返しでガンガン攻め続けられる。
一瞬だけ無敵になれるダッシュも活用しながらスピーディに戦い続けるのだ。
敵を倒しまくるとポーションがチャージされていき、
瓶がいっぱいになったら回復アイテムとして使えるシステムもあるぞ。
銃で敵を撃てば撃つほど元気になる!これが魔女流の戦闘スタイルである。
PS5版だと(PS4もかな?)、
残弾数でコントローラーから出るチャンバーの音が変化するのが細かい。
弾切れが近づくと「カチカチカチ……」と空回りするような音が多くなっていく。
デフォルメされたドットだが、敵を倒すと血が出まくりで無駄にグロい!
海外のゲームってこういうとこあるよな。
しかしご安心を。
オプションの「ピニャータモード」にチェックを入れると、
血の代わりに紙吹雪が飛び散るようになるぞ。
良かった、これで解決ですね。
他にも難易度をいつでも変更出来たり、
エイムアシストのON/OFFがあったりと親切な作りになってる。
村のショップでは敵を倒した時に手に入る宝石を使って買い物が出来る。
地図を買えばマップに隠されてる宝箱の位置が分かるようになるし、
体力の最大値やポーションの最大本数を増やしたり、
各地で見つかる改造パーツを使うことで銃の強化も可能。
銃の強化を手軽にリセット出来るのと、
デフォルト装備のピストルがかなり強いのが遊びやすくて良し。
後半になると敵の物量と攻撃が激し過ぎてダメージを喰らいまくるんだが、
武器の強化をしっかりしていれば押し返せるようになってるし、
敵の数が多いということは、回復ポーションのチャージも早いということだ。
物量を火力で殴りつつ、回復ポーションをガブ飲みして命を繋ぐ!
大味と言えば大味だが、これはこれで爽快。嫌いじゃない調整だぜ!
シナリオの方もまずまず。
主人公のコレットは元気いっぱいの女の子で、口の悪さとノリの良さが見ていて楽しい。
自分の指名手配書を発見して
「あら、私の似顔絵!もう貼ってある」と笑顔でチェックするシーンがお気に入り。
雪山や鉱山、工場など様々な場所を巡っていく中で、
旅をしている友人2人と何度も出会うんだけど、
主人公をライバル視して何かにつけて突っかかってくるレミーと、
頑張るけど貧乏くじを引きがちシェリーはどちらもキャラ立ってる。
海外っぽい絵柄だけど女の子はみんな可愛いね。
ショップの店員とかモブもイイ感じだ。
その代わり男キャラは使い回しのおっさんキャラが目立つ作り。
まあ、魔女のゲームなんだから、女の子のビジュアルに力を入れるのは正しいな!
ただ、翻訳は悪くはないものの表現が堅いところが目立ったし、
ストーリーもラスボスの唐突な悪ノリっぷりでリアクションに困ったよ……。
いきなりそんなネタをやるゲームではなかっただろ?!
まあ、倒した後のエンディングは結構好きなので許せたかな。
クリアまで7~8時間くらい。宝箱コンプまで遊んで10時間ちょっとかな?
良くも悪くもヘンテコなゲームを輸入することが多いeastasiasoftだが、
本作は銃撃メインの探索アクションとして気持ち良い作り。
雰囲気も含めてなかなかの1本だったぜ。興味があればオススメだ!