G-MODEアーカイブス+ 探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.7「音成刑事の捜査メモ」 ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
『音成刑事の捜査メモ』のレビュー行くぜ!
パブリッシャー:ジー・モード
機種:Switch
ジャンル:アドベンチャー
発売日:2021/10/07
価格(税込):500円
ガラケーの作品を広く復刻する『G-MODEアーカイブス+』の1本。
2005年に元気モバイルから配信されていたタイトルで、
ガラケー時代に好評を博した推理アドベンチャー、
『探偵・癸生川凌介事件譚』シリーズの7作目となるぞ。
今回は本編では脇役の音成刑事が主役のエピソード。
時系列的には1作目の『仮面幻想殺人事件』の3か月前で、
彼がまだ巡査だった時代を描いている。
お馴染みの癸生川凌介、生王正生、白鷺州伊綱は登場無しとなっているぞ。
迷子のチワワと協力して事件解決!ってノリは楽しく、
音成刑事が主役の構成も新鮮ではあったんだけど、
話が短くてシステムをあんまり活かせていないあっさり風味だったかな。
迷子のチワワを押し付けられた音成巡査が、
飼い主を探してるうちに大事件に巻き込まれるシナリオ。
犬と警察の犬のコンビが事件を解決するってわけだ。
システムはお馴染みのオーソドックスなコマンド式で、
音成巡査とチワワの視点を切り替えることも可能。
事件が進まないと思ったら、チワワ目線での調査に切り替えることで進展がある。
このチワワの顔がちょこんと出ているのが可愛いね。
たまに首を傾げるのがまた良い!
時系列が1作目より前ということもあって、
後に登場するキャラがちょいちょい顔を見せてる。
シリーズ通して遊んでるとニヤリとできるところ。
まだまだ未熟な音成巡査が、
しどろもどろになりながらも必死で調査をする姿が描かれていて、
本編ではお馴染みになっている尾場警部との出会いも見所。
チワワの飼い主探しから始まった話が、色んな意味で意外なオチへと繋がっていく。
それなりに面白かったんだけど、話自体はあっさりしていて物足りなさはあったなぁ。
やはり癸生川探偵事務所の面々がいないと地味に感じる……。
チワワ視点での捜査も面白そうなのに有効な場所が少なく、
詰まった時にちょっと切り替えるだけって感じだ。
途中でチワワが行方不明になるくだりがあって、
これは視点切替システムが火を噴くぜ!と思ったら切替が無かったりね……。
1時間掛からずにクリア出来るボリュームで、Vol.1~7では一番短いかも。
巡査時代の音成刑事の頑張りっぷりは楽しかったし、
悪いデキではないんだけど、良くも悪くも番外編って作りだったね。