絶対SIMPLE主義

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『古き良き時代の龍后伝』が前作の『古き良き時代の冒険譚』よりヤバかった

 

『古き良き時代の龍后伝』の序盤を軽く遊んだのでレポートしておくぜ!

 


メーカー:だいだい

機種:PS4/Switch

ジャンル:シミュレーションRPG

発売日:2022/1/13

価格(税込):1980円


 

有限会社だいだいが手掛けた新作のシミュレーションRPGだ。

 

PS4/VITA/Switch「古き良き時代の冒険譚」レビュー!この虚無感!古き良さも冒険も無かった! - 絶対SIMPLE主義

 

2016年に発売された『古き良き時代の冒険譚』の続編。

方々で酷評されているタイトルで、本当に遊んでいて辛く苦しくゲームだったが、

俺は発売前からチェックしてクリアしてレビューもしたので、

続編にも付き合おうと思い購入。

システムが色々変わってるし、

前作よりは面白くなっているだろうと考えていたんだが……。

 

いやぁ……相手を舐めていたね!

 

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まずチュートリアルで攻略情報のQRコードを表示する手法に度肝抜かれる構成。

 

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チュートリアルからしてメタノリ全開で、

「もちろん皆さん前作のシステムとキャラ毎の特性は完璧に理解してると思うので、

前作から変わった点を中心に紹介しますね」みたいな勢い。

万人平等に取っつきづらいチュートリアル。

前作で強かった魔法をバランス調整で弱体化したという会話まであるぞ!

テンションが下がる!

 

 

基本システムは前作同様にオーソドックなターン制のシミュレーションRPGだが、

前作から一転して、プレイヤーの行動にペナルティを付けまくるゲームになった。

開始した瞬間に押し寄せる「ノーブルポイント」の説明で

プレイヤーのやる気を極限まで削いでくる。

 

公式を見るとCPUが賢いことを強調しているが、

なるほど確かに反撃で無駄に大ダメージ喰らう時は絶対攻撃してこないし、

敵リーダーはHP減るとガン逃げする。

これをチュートリアルからやってくるのでストレスが凄い!

その上で戦力差も激しいので、チュートリアル用の3ステージの段階で

セーブ&ロードを繰り返したガチガチの戦いを要求される。

 

数時間かけてなんとかチュートリアルをクリアして、

後から公式サイトの攻略ヒント見たらチュートリアル用ステージの段階で

「1つ前のステージでこのキャラのレベルを12にして

このアイテムを温存しておかないと苦戦は免れない」

みたいなことが書いてあって真顔になった。

先のステージのヒントも読んでみたら、それを上回る記述がポンポン飛び出す。

 

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前作は制作者の想定する攻略ルートから外れると

難易度が一気に跳ね上がるしんどいゲームだったが、

本作はそこだけが更にパワーアップ!

進行ルート、ユニットの加入、育成する順番、サポートカードを使うタイミング。

ありとあらゆるすべてに「これは製作者の想定通りなのか?」

という不安が付きまとうゲームで息苦しいを通りこして肺が爆発しそうになる。

 

ペナルティをガン無視して同じステージ何度も繰り返して育成すれば、

まあクリア出来るようにはなってるんだけど、

強かった魔法を弱体化した上に稼ぎプレイも面倒になっているからしんどい。

だるかった前作以上に稼ぎプレイがだるい!

 

カーソルのもっさり感や敵の移動速度など、

操作感があんまり良くないのも地味にストレス。

クイックセーブや行動終了を

コントローラーにショートカット登録出来るところは良いんだけども。

 

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公式サイトは歯応えのあるゲームが出来たと自信満々なものの、

あらゆる新要素がプレイヤーに制約を課す方向で稼働していて、

序盤の段階で『古き良き時代の冒険譚』より窮屈でしんどいゲームになっている。

ある意味で凄くインディーゲームしてると言える。

製作者が面白いと思ったゲームを、制作者が信念を持って作っている。

結果、制作者以外楽しめないのではと思うものが完成した!

 

クリアレビュー書きたいけど夏くらいになるかも……!