【ご案内とお詫び】
— 新世代メタルマックスプロジェクト【公式】MMXR/メタルドッグス/MMWW/コードゼロ(仮称) (@metalmaxxeno) June 9, 2022
2022年発売予定『メタルマックス ワイルドウエスト』の、開発中止が決定しましたことをお知らせいたします。
お待ちいただいているユーザーの皆さま、関係者の皆さまに多大なるご迷惑をおかけしますこと、心よりお詫び申し上げます。https://t.co/3hefjY3OoO pic.twitter.com/7Mda5W0Gus
2022年にPS4とSwitchで発売予定だった
『メタルマックスワイルドウエスト』の開発中止が発表。
当初は2020年発売予定で、そこから大幅延期やタイトル変更など色々あり、
本当に大丈夫なのかと思っていたが大丈夫では無かった。
最悪のメタルマックス30周年になっちまったな……。
まずは落ち着いて、これまでの流れを振り返ってみよう!
2018年4月に5年ぶりの新作となる『メタルマックスゼノ』が発売。
シリーズ初となる本格的な3D化を果たした1本だったが、
予算とスケジュールの無さばかりが伝わってくる侘しい内容。
それでも良いところはあったしまだ「続編が出れば」という期待感はあった。
翌年の2019年10月になんと『メタルマックスゼノ』のリメイクである、
『メタルマックス Xeno Reborn』を発表。
2020年3月発売予定で、
同じ2020年に予定してる『メタルマックス Xeno Reborn2』に向けて、
ゲームエンジンを一新して作り直した内容だ。
この時点で「発売1年でリメイクとかそんな話ある?」
「2020年にメタルマックス2本も出せるの?」とかなり雲行きが怪しい。
その後『メタルマックス Xeno Reborn』は2020年7月に延期。
雑誌インタビューで『ゼノ』のダメっぷりを語ったり、
ゲームに出てこないDr.ミンチが「さあ蘇るのだ!この電撃でー!」
というセリフで『ゼノ』を遠回しに死体扱いする斬新なPVも公開。
「この電撃でReborn Tシャツ」という限定グッズも作られた。
悪ノリだよ!
そしてゲームが発売されたものの、
本当にテストプレイしたのかも怪しいガタガタな完成度。
評価できる点も確かにあったが、
部分的には『ゼノ』より悪くなってる部分もあったり悲惨な作りだった。
そして2020年予定だった
『メタルマックス Xeno Reborn2』はズルズルと延期し、
発売日が決まらないまま
2021年3月の『メタルマックス30周年 生誕プレ生放送』にて、
タイトルが『METAL MAX WILD WEST』に変更され、
新主人公になることも発表された。
このための爆速リメイクだったのに、結局タイトルも主人公も変わるのか……?
という疑問が溢れてくる展開である。
この時にシリーズのスピンオフである『METAL DOGS』も発表。
『メタルマックス Xeno Reborn』の前日譚であり、
マスコットであるポチが主役だ。
Steamでアーリーアクセスを行った後に家庭用版を発売するという流れ。
なんと本作は『METAL MAX WILD WEST』に向けて
開発スタッフの練度を上げるために、
開発会社が制作費を持ち出しで制作していることが公言されている。
そんなことある?
そしてアーリーアクセスが終わり、2022年4月8日にPS4版とSwitch版が発売。
そういう経緯だけどしっかり限定版も発売された。
内容はノウハウ不足が目立ち、ファン向けの域を出ない作りと言わざるを得ない。
ストーリーも『METAL MAX WILD WEST』へ続く形で終わっていた。
そして2022年6月9日。
当初は2020年予定だったのにズルズル延期して、
2022年発売予定なのにロクな情報が出てこなかった
『METAL MAX WILD WEST』の開発中止が発表されたというわけだ。
落ち着いた振り返り終わり!
……落ち着いてられるかよォォーーーーーッ!
なんだこの誰がどう見ても迷走してるプロジェクトはーーーーーッ!
ふざけてんのかーーーーーーーーーーーーッ!
素人目に見てもプロジェクトの管理がまったく出来てないように見えたし、
公式放送のスタッフの発言も要領を得ないものが多く
色々不安だったがある意味納得の結末になってしまった。
30周年の流れで大量のグッズだのイベントだのやって、
新作は結局開発中止ってマジでなんだったんだよ!
ちなみに『メタルマックス Xeno Reborn2』と同時に
『コードゼロ』という謎の新作も発表されていたんだが、ここまで情報ゼロ。
今回のリリースにも名前が無いから発売は絶望的だよなぁ……。
『ゼノ』『ゼノリボーン』『ドッグス』の限定版をすべて発売日に買って、
ついでに12980円の30周年記念CDボックスも買った俺にとって
あまりに悲しいニュースだった。
以下俺のレビュー。
PS4/Vita「METAL MAX Xeno(メタルマックス ゼノ)」レビュー!崩壊した世界を駆ける戦車と人間のRPGッ!しかし予算不足を感じさせる厳しい完成度……。 - 絶対SIMPLE主義
ファンへの甘えが前面に出た、意欲的かつ早すぎるリメイク『メタルマックス ゼノ リボーン』レビュー!【PS4/Switch】 - 絶対SIMPLE主義
これで結局新作が開発中止とか、俺は一体何のためにこの3本を買ったんだ!
2018年の『ゼノ』から色々やってたけど、
結局『メタルマックス』というブランドに
土を付けまくった結果に終わったのが本当に悲しいぜ……。
ちなみに5月の終わりごろに角川ゲームスの代表である安田善巳氏が独立。
新会社を立ち上げて関わっていたIPを引き継ぐ再編があったんだが、
今回の開発中止はその影響もあるのかもしれない。
もうあとは『メタルサーガ』の完全新作に希望を託すしかねぇ!
頼む……!