Wild Dogs ダウンロード版 | My Nintendo Store（マイニンテンドーストア）
『Wild Dogs』のレビュー行くぜ！俺がプレイしたのはPS4版ね。
パブリッシャー：QUBYTE INTERACTIVE/2ndBoss
機種：PS4/Switch/Xbox/PC
ジャンル：アクション
発売日：2023/4/20
価格（税込）：1200～1320円
2ndBossが手掛けたゲームボーイ風のアクションゲームだ。
システムも単純ならシナリオも「宇宙から来たエイリアンをやっつけろ！」と単純明快。
この手のレトロ風新作アクションは週に数本ってレベルで出るから見飽きたぜ！
と思いつつ遊んでみたらバランス悪くないし、
ボスやステージのバリエーションも盛り沢山でなかなか面白かった。
これ誰だと思う？最初のステージのボスかな？
いえいえ、実はこいつが主人公なんですね～～～～～！
ヒーローというよりテロリストみたいな風貌の主人公が、
かわいい犬と一緒にエイリアンと大バトル！
見てくれよこの楽しそうな犬の表情を。
変なシチュエーションとパロネタと妙にカッコいいボスとBGMを楽しむゲームだったぜ！
日本語非対応だが単純なアクションなのでなんとかなる。
ゲームボーイ初期のタイトルは『スーパーマリオランド』『テトリス』など
日本のゲームでも英語だけなのが珍しくなかったので、
個人的にはゲームボーイ風アクションなら日本語非対応でもあんまり抵抗が無い。
基本は初期のゲームボーイを思わせる黄緑っぽい画面だが、
カラーパレットを切り替えて
白黒やゲームボーイカラー風の色合いに出来る機能もあるぞ。ちゃんとしてる！
移動とショットとジャンプだけでひたすら突き進む昔ながらの2Dアクション。
育成や装備要素などは無く、本当にゲームボーイ時代を思わせる単純さだ。
主人公の構えやショットの起動はもう一目で『魂斗羅』じゃねーか！となるレベル。
ジャンプすると空中で回転するし下キーを入力するとその場に伏せるし……。
たまに上空を通過するコンテナを打ち落とすと、
ショットが変化するパワーアップと回復アイテムが落ちてくる。
パワーアップは2つまで装備して切り替えが可能。
火炎放射に5wayスプリッドにホーミングにと、
ここも極めて「熱き斗魂を生まれながらに持ったゲリラ戦術の達人」を感じる！
派手に出迎えてやろうぜ！
ただ、二段ジャンプが可能なので『魂斗羅』よりも機動力が高いし、
ライフ制なので死にづらいバランスだ。
犬のTEDDYは後ろを付いてくるだけで当たり判定も無いが、
主人公の動きに合わせて付いてくるのがなかなか可愛い。
主人公が伏せるとTEDDYも伏せる。
ステージによってはTEDDYを操作してトラップだらけの通路を進む箇所もあるぞ。
2Dアクションとして手触りが良くて撃ってて気持ち良いし、
ボスの種類とステージのバリーションも良い。
難易度はファミコンや90年代のアーケードゲームに比べれば大分低めで、
ボスの体力も全体的に低いのでサクサク進む。
簡単過ぎるということは無く、残機が無くなったらステージ最初からやり直しだ。
緊張感あるし、本当にギリギリのタイミングで回復アイテムが出現するので、
バランス調整はかなり丁寧にやってるのが感じられるね。
ただ、「残機が尽きたら即タイトル画面に戻されてステージセレクトからやり直し」なのに、
ポーズ画面から手動で「リトライ」を選んだ場合は、
チェックポイントから何度でも再開できる。
ちょっと変な仕様だな……？
ボスが手強いと感じたらこれでやり直せるのはありがたいところではあるが。
口からガトリングガン出して攻撃してくるガイコツのボスとか、
全体的にボスのデザインやボス戦の構図がイカしてるし、
とにかく次から次へとボスや変則ステージが飛び出す構成なので
遊んでいてテンションが上がるぜ。
敵のメカを乗っ取ってバリバリ撃ちまくるステージもあるぞ！
変則ステージは縦シューティングや横シューティング、バイクステージなどなど。
って、なんで敵にエヴァのラミエルが……！？
ご丁寧に例の鳴き声付きでのご登場だ。
海外のアクションはこういう露骨なパロネタは多いよねー。
とか思ってたら最終ステージのボスでモロに巨大綾波が出てきて耐えられなかった。
なんでだよ！
コントラだけどBGMはややテクノスジャパン #PS5Share, #WildDogs pic.twitter.com/jqOVCMGUV4
— ゲームブロガー双葉ラー油 (@daikai6) April 24, 2023
BGMも全体的にカッコ良く、
エリア4のBGMはちょっとテクノスジャパンを思わせるメロディで特にお気に入り。
バイクステージで操作ミスすると即死するのがちょっとイライラしたのと、
初期ゲームボーイ風の画面なので敵弾がやや見辛いのは気になった点だが、
全体的にはテンション高めでよくまとまったサクッと遊べるレトロ風アクションだ。
ゲーム自体に目新しい要素は無いものの、
こういうノリが好きなら十分オススメ出来るかな。
