『√letter』の舞台である島根に家族旅行してきた!前編 - 絶対SIMPLE主義
5月20~21日に一泊二日で行ってきた島根旅行レポートの続き!
1日目に松江駅、神代そば、松江城、興雲閣、松江観光案内所、京店商店街、八重垣神社と、結構あちこち周ってから宿に到着。
泊った宿は宍道湖のすぐ近くにある「すいてんかく」。いかにも昔ながらの旅館って外観だが中は綺麗。
かなり浮かれ気分の撮影スポットもある!
二部屋取ってそれぞれに泊まったぜ。
俺は「松風」で父親は「初音」の間に。
「初音ミクだ」って言ってた。
眺めは最高!部屋の窓から広がる宍道湖の大パノラマが絶景だ!
窓から顔出すだけでこの景色が見れるのたまらん。旅の疲れも吹っ飛ぶぜ。
旅先でゲットしたおみくじやパンフレットなどを並べて一息つく。持ってきたNintendo Switchにダウンロード版の『√Letter Last Answer』をインストールしてあるので、光の島根にいたまま闇の島根を体感できる。
テレビもあるが……チャンネルが少ない!これを確認するのも旅行の醍醐味。
でも『√letter』にも登場した山陰中央テレビがあるのは結構感動するなあ。ビッチが働いてるテレビ局だ。
ゲームにビッチってあだ名のキャラがいて、そいつが山陰中央テレビで働いているんです!中傷ではありません!いや実際はビッチかと思ったらビッチではなかったんだけども!
普通に内容の話をするだけで、コンプラぶち抜く文章になってしまう恐ろしいゲーム。現地を回るとよくそのまま出せたな!って気持ちが強まる島根旅行である。
部屋に内風呂があるしもちろん露天風呂もある。そして……。
予約制の個室露天風呂にも入ってきました!入口にカギが掛かるので本当に完全個室。時間が早くて夕日には間に合わなかったが、ゆっくりと体を伸ばしながら宍道湖を眺めてリラックスできた。
景色と温泉が心身にしみわたる極楽っぷり!
温泉を堪能した後は食堂で晩飯だ。すき焼きとステーキが並ぶ豪華なメニュー。とびっきりの最強対最強!ステーキは脂っこくない旨味がたまらないし、すき焼きも申し分ない味。その他、酢の物や漬物などが並んでいるがこの辺は苦手なので味がよく分からなかった。
ゴボウと肉の天ぷらなるものも。サックサクでゴボウの風味もしっかり効いていてうまかった。ゴボウ無い方が好みではある。
デザートのキャラメルプリンもうまい!父親が食べなかったので1人で2つ食べたわ。
部屋に戻っての夜景が美しい……。
父親はその後も何度か温泉に入ってたみたいだが、俺は一回で満足したのでSwitchで遊んですぐに寝た。家族旅行に来て観光地巡って温泉入ってSwitchで『スーパーマリオランド』をクリアすると、子どもの頃に戻ったみたいで泣けちゃうね
一夜明けて朝の宍道湖。しじみを採ってる船かな?
朝食は色々詰め合わせた和食セット。ハムとかツナとか酢の物とかタコとかチクワとか色々だ。ちょっと苦手なものが多かったので、食べたけど味がよく分からない……。ハムとかは味がしっかりしてておいしかった。こんにゃくもまずまず。
バイキング形式で色々追加出来たので、これにクロワッサンやパイナップルとかを加えて食べたぞ。
宿をチェックアウトしてタクシーで再び松江駅へ向かい、そこから歩いてはくちょう号の第2乗船場へ。宍道湖の観光遊覧船だ。
来た!ここにもしまねっこおるやんけ!
本物のはくちょう号だ!!! pic.twitter.com/ix1ED7yzJ2
— ゲームブロガー双葉ラー油 (@daikai6) May 21, 2024
録音で流れる神話の解説を聞きながら宍道湖を一周する遊覧船。
平日だったのでお客さんは少なく、風も強かったのでみんな室内に入っていたが、せっかくなので俺は外に出て広がる宍道湖の景色を眺めたぞ。橋の下を通る時は大迫力!
今回、惜しくも休館だったので寄れなかった島根県立美術館の外観も見れたぜ。
「美術用品のパレットのようだと言われることもありますが、貴方は何に見えますか?」などと解説されていたが、うーん……ガヴァドンかな……。
ゲームにも登場していたヒゲ船長ご本人が船を運転していて、船を降りる際に乗客に声を掛けていたのでまたもや感動。『√letter』が歩いて喋ってる!
その後、松江駅へ戻って駅ビルで昼食を取る。ランチ1080円の天ぷら定食を頼んだがボリューム満点でめっちゃ美味かった!サクサクプリプリの天ぷらで満腹だぜ!
続いて目指すのは出雲大社。特急やくも23号で出雲大社駅を目指す。今年の4月に出来たばかりの新型でピッカピカだ。
途中で一畑電車に乗り換えたが……ここでやってきたのが「ご縁電車しまねっこ号Ⅱ」!なんだその電車は!?
車体全体がしまねっこ仕様になっていて……。
中の広告やつり革も全部しまねっこ!
駄目押しとばかりに座席にしまねっこが座っていたり。
こんな所にいたのかしまねっこ!一緒に島根県庁に帰るぞ!
島根に来て一番驚いたの、このしまねっこの推しっぷりだなあ。このレベルで推してるキャラなのは想定外だったわ。
出雲大社駅にようやく到着だ。昭和5年に建てられた鉄筋コンクリート製の建物で、丸っこい作りとステンドグラスが印象的な良い雰囲気。島根が誇る一大観光地の入口だが、『√letter』本編だとちょっと通るくらいの場所。聖地巡礼というより、島根に来たら寄っておくか!くらいの気持ちでやってきたぜ。
『ヒロインたるもの!』というアニメのパネルが立ってたりで賑わってた。『√letter』のパネルもあれば最高だったんだけどな。「出雲大社駅にビッチやデブのパネルが!」ってSNSに投稿しまくったのに!
無くて正解である。
ここが噂に聞く出雲大社に到着!こういうデカい観光地ってまったく来ないからそれだけでテンション上がるぜ~!
時期的にそこまで観光客も多くなく、風光明媚な空気を楽しみながらのんびり回れたぞ。
出雲大社のことほぼ何も知らずに来たので、ここは『√letter』ではなく同じ角川ゲームスの『GOD WARS 日本神話大戦』を遊んでおくべきだったか。いや、俺は数年前に『スサノオ~日本神話RPG~』遊んでるからいける……!
根の国にヒッポリト星人が出てきたり、中盤から日本神話でもなんでもなくなるゲームではあったけど!
それはそれとして並んでるデカい社が見てるだけで、歴史の重みが感じられて圧倒される。このしめ縄とか怪獣を縛るのに使えそうなド迫力だ。
せっかくなのでここでもおみくじを一つ。出たのはなんと第一番!全部に良いことが書いてあるパーフェクト吉!これは絶対SIMPLE主義20周年の年に良い結果が出たぜ。
その後は出雲大社から20分ほど歩いた場所にある稲佐の浜へ向かう。大体みんな車かタクシーで来るのか道を誰も歩いていない。朝は風が強かったが暑くなってきた。父親とのどかな風景や民家を見てあーだこーだと話しながらひた歩く。
到着!
記念撮影!
ウルトラマンAタイプみたいなポーズになってしまった。
現実味がないくらい天気が良くて海岸がめっちゃ綺麗。見ているだけで心のマジックポイントが回復していく。ボール投げて犬と遊んでる人もいて「海岸でボール投げて犬と遊んでる人初めて見た!」ってなったわ。
目的はこの弁天島。
豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)が祭られていて鳥居があるぞ。
こちらは『Root Film』の方で訪れることになる場所だ。そのまんま!
『ミステリー案内』シリーズのキャラが登場する隠しイベントの場所でもあるぞ。
箕星太朗の絵でケン達が描かれた貴重なシーンだ!今見てもめちゃくちゃ良いアレンジ。
海岸を見た後は再び20分かけて出雲大社前まで歩く。疲れたので出雲大社の目の前にあったスタバで休憩だ。場所が場所だけに景観に配慮した見た目になってた。
2人でストロベリーフラペチーノを注文。疲れた体にイチゴの甘みが染み渡って最高に美味かった!
これでスケジュールはすべて消化したので電車で松江駅まで戻り、そこからバスで出雲縁結び空港へ。
出発まで時間があったので空港内を改めて見て回る。縁結びパワー注入済みのしまねっこオブジェが鎮座!
しまねっこじゃないネコも発見!なんだか肩身が狭そうだ。
なんかえっちなマスコットキャラもいるな……?
空港の食堂で食べられるスサノオラーメンなるメニューも発見。
『√letter』に登場したヤマタノオロチ蕎麦は架空のメニューだったが、スサノオラーメンはあったぞッッッ!
混んでて食べられなかったのが無念……!
お土産コーナーも物色。こういうお土産コーナーに紛れ込む怪しいアイテムは令和も健在だぜ!
そして出発の時間に。あっという間に出雲空港から羽田空港へ……。
こちらは出雲空港でおみやげに購入したしまねっこのタオル、クリアファイル、キーホルダー。今回はしまねっこの現地パワーを肌で感じる旅でもあった。
留守を守ってくれていたニャオハに渡す。
これにて俺の島根旅行は完結だ!
数十年ぶりの旅行で初めての島根。バスが少なくてタクシーもなかなか見つからないから歩きっぱなしだったけど、何もかもが新鮮で楽しかった。これから行く人はバスの時間をしっかり確認するか、1日貸し切りの観光タクシーかレンタカーを使う方が良いかも。
『√letter』の聖地巡礼をする!って目的があったからスケジュール組みやすかったし、実際に回ることで『√letter』の本気で作られている部分と、やっぱりどうかしている部分が心で理解できたぞ。現地調査は大事。父親も満足してくれたみたいで行った甲斐があったぜ。観光のきっかけとしては最高のゲームだったかもしれない。またどっかに旅行したくなってきたわ
角川ゲームス自体が解散してしまったので「角川ゲームミステリー第三弾」はもう作られないんだろうけど、『√letter』はなんだかんだ自分の人生で忘れられないゲームの1本になってるし、次に出た『Root Film』はこれを待っていた!という良ゲーだった。
またいつか、この流れを受け継いだ新作が見てみたいね。