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【レビュー】デュアルファイター合体せよ!『アーケードアーカイブス ギャラガ』【PS4/Switch】

 

アーケードアーカイブス ギャラガ-PS4

 

アーケードアーカイブス ギャラガ | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)

 

『アーケードアーカイブス ギャラガ』のレビュー行くぜ!

 


パブリッシャー:ハムスター

機種:PS4/Switch

ジャンル:シューティング

発売日:2023/1/5

価格:838円


 

1981年にナムコから発売されたシューティングゲームの移植作。1979年に発売されて大ヒットした『ギャラクシアン』の続編だ。

同時期のアーケードゲームは『フロッガー』に『スクランブル』、そして『ドンキーコング』などなど。アーケードゲームがどんどん盛り上がってるのが分かる顔ぶれ。

 

更に高度になった敵の編隊表現にロマン溢れるパワーアップ「デュアルファイター」の要素などなど。続編として格段に進化。

 

『ギャラクシアン』以上に様々な移植と派生作品が発売されているが、今回はアーケード版の忠実移植となるアーケードアーカイブス版のレビュー記事となるぞ。

 

 

左右にしか移動できない自機を操作して、画面内のエイリアンを全部倒せばステージクリア!今回も『スペースインベーダー』タイプのシューティング。

 

基本的にBGMは無いがゲーム開始時の透明感と奥行きのあるジングルは非常に耳に残る。アニメ『スペースダンディ』でもフューチャーされた名ジングルだ。

 

 

『ギャラクシアン』から更に進化した編隊表現が本作最大の見所。

ステージが始まったらエイリアンがドン!といるのではなく、画面外から踊るようにエイリアンたちが出現し、隊列を形成してから戦闘開始。この時に先制攻撃を仕掛けてエイリアンの数を減らすことも可能だ。侵略者たちに容赦をするな!

 

敵が次々にこちらに体当たりをしてくる要素はそのまま。

敵の種類が多彩になり、一度に攻撃してくる敵が増え、ショットも連射が利くようになり、固い敵も登場したりと、全体的にゲームスピードが早くなっている。

向かってくる敵を連射で次々に撃ち落とすのが気持ち良いし、自機がより戦闘機らしい形になったのもカッコいい点だ。

 

 

攻撃中の敵を倒すと高得点で、攻撃中の編隊をすべて倒すと得点が跳ね上がる要素も健在。『ギャラクシアン』はMAX800点だったが、今回は1600点なのが続編のインフレを感じる。

 

3ステージ毎にボーナス的な「チャレンジングステージ」も挿入される。編隊飛行するエイリアンを逃がさず撃っていくステージで、沢山やっつけるほど高得点だ。

 

 

そして本作最大の特徴はデュアルファイター。

ボス・ギャラガが稀に使用するトラクタービームを受けると、操作してる機体が敵に捕まって捕虜にされてしまい、残機が1機減る。

 

これだけなら単にやられるのと同じだが、ボス・ギャラガと捕虜が同時に攻撃してきた際に、上手くボス・ギャラガだけを倒すと救出成功となり……。

 

 

操作してる機体と救出した機体が合体!2機横並びのデュアルファイターにパワーアップするのだ!

1回敵に捕まった自機を救出する手順が必要で、うっかり捕虜を倒しちゃうと救出失敗になるシビアさだが、パワーはその分強力!単純に火力が2倍になるので敵を圧倒出来るし、チャレンジングステージでも高得点稼ぎまくりだ!

でも当たり判定も単純に倍になってるから気をつけろ!片方がやられると1機に戻ってゲーム継続になる。

 

まだ「パワーアップアイテム」がお約束の時代じゃないからこその、ロマン溢れるシークエンスがたまらないぜ。

 

 

2機合体でデュアルファイター!

そして画面左端の残機表示と並んでカルテットファイター(見た目だけ)だーッ!

とかキンタマリオ的な遊びをするのも楽しい。

 

 

アーケードアーカイブスの仕様としては自機数やエクステンド設定などのお約束に加えて……。

 

 

こだわり設定でステージ0のスキップやスコアの8桁表示などが可能で、ゲーム難易度を初期バージョンから最終バージョンまでのA~Dに変更も可能だ。

アーケード版を遊んでない俺には難しい設定だな!

 

 

リスクとリターンが光る『ギャラクシアン』の続編として非常に完成度が高く、ゲームスピードの向上に加えて「エイリアンの編隊が隊列を形成してから突撃してくる」「3ステージ毎のボーナスステージ」という構成でバラエティ豊かになっている。

これは……名作!今遊んでも結構楽しい1本でした。