絶対SIMPLE主義

Switch/PS4のダウンロード専用ソフトを中心に全方位でゲーム紹介するブログ。SIMPLEシリーズも応援中。

【レビュー】「感触」で引き込む4つの不思議な物語『Miniatures ミニチュア』【Switch/PC/iOS】

 

ミニチュア (Miniatures) | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)

 

Miniatures on Steam

 

「Miniatures: Tales of Summer」をApp Storeで

 

『Miniatures ミニチュア』のレビュー行くぜ!

俺がプレイしたのはNintendo Switch版ね。

 


パブリッシャー:Other Tales Interactive

機種:Switch/PC/iOS

ジャンル:アドベンチャーゲーム

発売日:2024/11/14

価格:400~700


 

4つのシナリオが収録されたオムニバス形式のアドベンチャーゲームだ。『チックタック:二人のための物語』開発元の最新作。

 

シナリオは抽象的でアート表現に重きを置いた構成だが、絵と音の凝り方が凄いので操作していて気持ち良い。1時間に満たないボリュームで「なんかよく分からないけどすげぇ!」を4発ぶち込んでくる作品だったぜ。

 

 

並んだオブジェを手に取ってゲーム開始。

作風が異なる4つの物語はどの順番から遊んでもいいし、内容も繋がっていない……と思うが考察の余地はある。分かりやすい物語が2つ、プレイヤーの解釈にゆだねる物語が2つって感じだったかな。

 

 

単純なポイント&クリック系のゲームで、画面をあちこちクリックして仕掛けやキャラを動かして進める。謎解きやフラグ立ては無く、演出と物語を楽しむ作りだ。

 

 

画面が切り変わる度に、凝られたカットシーンと広がりのある音響が飛び込んでくるから密度がすごい。

 

 

 

プレイヤーの操作に合わせて絵巻物のように画面がスクロールしたり、小気味良い効果音が鳴って画面に変化が起こったりと、こちらの操作に対する「感触」が練られているため、操作は簡単だが遊んでいるとゲームの世界に引き込まれる。

テキストの少ないゲームだが、日本語が出てくるシーンはフォントも含めて翻訳はバッチリ。

 

 

個人的にお気に入りは『最後の砂の城』。

不思議な生き物たちが住む砂の城を観察するシナリオで、画面真ん中の缶を叩くところからスタート。ドアを叩いたり、煙突になっているストローをタッチしたりしていくうちに、不思議な生き物たちがどんどん登場して賑やかになっていく。アニメーションが凝ってて可愛いし、固定カメラで進むところも好きだったな。

 

 

最初にも書いたが完全クリアまでは1時間掛からないボリューム。

なのであまり内容について多くは語らないが、仕事から帰った後や寝る前など、夜のまったりした時間に遊びたい1本でした。