絶対SIMPLE主義

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3DS「ザ・スカイファイターズ~トリウム戦争~」レビュー!絶句するほど盛り上がらない…!

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ザ・スカイファイターズ~トリウム戦争~のレビュー行くぜ!

ザ・スカイファイターズ ~トリウム戦争~:公式

2015年3月11日にアークシステムワークスから700円で配信された3DSダウンロード専用ソフト!

3DのSFシューティングゲームで海外タイトルのローカライズ作品である。

人類と機械生命体セリオンズの熾烈な戦いを描いたストーリーだが……。

なんか「機械生命体との戦争が再び始まった!」みたいな出だしで続編っぽい。

海外ではなんかの2だったりするんだろうか?

公式見るとそこそこ遊べそうな感じだったが虚無感が押し寄せて来る内容でした。

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ステージ内を自由に飛びまわって目標を達成すればミッションクリア。

立体視にはバッチリ対応。下画面には敵の位置が分かるレーダーが表示。

操作方法はスライドパッドで移動、Aボタン押しっぱなしで加速、Bボタン押しっぱなしで減速。

Yボタンでカメラ操作。

Xボタンで緊急回避、方向キーでゲージ消費して急加速、武器の切り替え。

Lボタンで機銃攻撃、Rボタンでロックオン。

フライトシューティングとしてはシンプルな操作で旋回性能も非常に高いので

グリグリと機体を動かしてスムーズな移動が可能。

フライトシューティングが苦手な人でも遊びやすい手触りとなっている。

連射と溜め撃ちの切り替えは可能だが武器は機銃だけ。

すべてドッグファイトで敵を撃滅しなければならない。

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ミッションは8つ。性能の違う機体が3つと難易度が3つ存在。

ミッション中はいくらやられてもすぐにチェックポイントから再開できるが、

コンティニューの回数によってクリア評価が変化する。

これとクリアタイムが記録されるのがやりこみ要素。

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ミッションは採掘基地破壊、要塞破壊、防衛戦などそれっぽいものが揃っている。

オーソドックスな3Dシューティングと言えるのだが……内容は恐ろしい薄さ。

武器が機銃だけなので非常に地味だし、それでドッグファイトが楽しいかというと、

敵の戦闘機は旋回性能が凄まじいのでまったく振り切れず、

被弾覚悟で大きく旋回しながらチマチマ削りにいくプレイになりがち。

ロックオンも相手の位置を表示するだけで別に射撃に補正が掛かるわけじゃないので不便。

基本的には狭い場所でグルグル回りながら豆鉄砲でゴミ掃除するような展開が延々と続く。

複数あるシールドジェネレーターを破壊して要塞を落とすミッションは、

シールドジェネレーターの場所が非常に分かりにくいので

目を皿のようにしてザコと追いかけっこしながら要塞の周りを延々と回る退屈さ。

最終ステージは狭い迷路と狭苦しいフィールドでドッグファイトを何回も強いられるストレス仕様。

道も分かり辛いしすげぇイライラしたわ!

味方のセリフは出るもののボイスは無いしちょっとした指示ばかり。

一緒に戦う仲間も特に画面に出て来ないのでストーリー的な面白さも薄い。

市街地を襲撃した無数の敵ドローンから市民を守れ!援軍が来るまで耐えるんだ!

とか、シチュエーションだけなら燃えそうなものが多いんだけど、

とにかく演出も含めて何もかもが淡々としていて恐ろしく盛り上がらない。

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安いスターウォーズみたいなメカデザインばかりではあるが、

ギャラリーで敵キャラのモデルや説明を閲覧できたり、

ミサイルをギリギリまでひきつけて緊急回避で避けるのは嫌いじゃなかった。

っていうか俺にミサイルを使わせろや!!

本格的な3Dシューティングにしたかったのか、

それとも簡単な操作でサクッと遊べる3Dシューティングにしたかったのかどっちつかずの作り。

「このゲーム独自の特徴」みたいなものもほぼ皆無でやる気が全然感じられない。

雰囲気がそれっぽいだけでただただ退屈で、

それでいて敵にぶつかって即死することも多くて遊んでいて本当に面白くない。

感情の無いロボットにでも作らせたのかと思うほどに遊んでいてて盛り上がらない1本だ。

こういうゲームは日本に輸入しなくていいぞアークシステムワークス!アーク税関で弾いてくれ!