内山まもるのマンガである「ザ・ウルトラマン」が日本アニメ(ーター)見本市でショートアニメ化されたぞ!
昨日から公開スタート!
日本アニメ(ーター)見本市とは!
>オリジナル企画・スピンオフ企画・プロモーション映像・MusicPV・VJFilm etc…
>ジャンルを問わず愛と勢いで創りきる数々のオムニバスアニメーション
>期間、予算等を制限した中での企画開発、R&D、人材育成、自由な創作の場として
>この先の映像制作の可能性を探るWEB配信アニメーションシリーズです。
というもので、声優も林原めぐみと山寺宏一縛りとなっている。
ザ・ウルトラマンはタイトルが似てるけどウルトラマンジョーニアスとは無関係で、
メロスってウルトラマンも出るけど特撮のアンドロメロスとも無関係という、
色々とややこしいマンガだぜ!
原作を膨らませたストーリー有り、完全オリジナルストーリー有りでウルトラ兄弟の激闘を描いて
当時の子供達の間で大人気となった1970年代のマンガね。
ウルトラマンタロウのテンペラー星人の回の回想シーンの絵も内山まもるが担当していたし、
2009年に公開された映画ウルトラ銀河伝説なんかはまんま内山まもるマンガのノリだった。
ウルトラシリーズの世界観構築に多大な影響を与えた偉大なマンガなのだ!
俺は小学校入る前に復刻版を親に買ってもらって夢中になったので、
短編とはいえアニメ化は魂が震えるニュースでしたよ!
選ばれたエピソードはもっとも人気の高いジャッカル大魔王編!
ワクワクしながら見たら……。
ただただ感謝しかなかった……!感謝の言葉以外に何も出ない……!
本当に内山まもるの絵がそのまんま超クオリティで動いてるって内容。
冒頭のウルトラマンvsゼットンとか、原作では一瞬なのにすげぇパワーアップしてて、
初代ウルトラマンのゼットン戦のアニメリメイクになってるじゃないですか!
他のシーンもウルトラシリーズの効果音やBGMをしっかり使っていてとにかく見ごたえある!
内山まもるオリジナルのウルトラマンであるメロスの動きも最高!
特撮っぽい動きと光線の表現がカッコ良すぎる。鎧をパージする表現も感動した!
光線技を叫ぶメロス、光線を撃つメロス、映像でやるとこうなるんですね!
本編をダイジェストで短編にまとめてるので初見に大変厳しい内容にはなっているが、
マンガと特撮のウルトラマンを融合させたものをアニメで見事描ききっている!
そしてあのエンディング……!
最高の映像化だった……ありがとう……!ありがとう!
このクオリティで全編映像化して欲しいけど
見本市での短編だから出来た企画だろうし贅沢は言わないぜ。
でもこのシーンはアニメで見たかったかな。
どんな装置だよ!
メロスのこのまったく持ってウルトラマンらしくない見た目が最高にカッコよくて好きなんだよなあ……。
いやこれ鎧で中からウルトラマン顔が出てくるんだけども。
マンガオリジナルのウルトラマンでこれを出してくるセンスが凄い。
ザ・ウルトラマンはジャッカル大魔王編以外にも面白いエピソードがあるのでこの機会に是非!
と言いたいが最後に出たのが1998年の文庫版でそれ以降復刻されてないのが辛いとこね……。
これはゾフィーを殺しに来たアサシン星人とウルトラ兄弟の死闘を描いたエピソード。
このアサシン星人がどうかしてるくらい強くて実に不気味で恐ろしい。
ウルトラマンの貴重な日常シーンもあるぞ!
何度見てもタロウが持ってる変なカバンらしきものが気になる。
これ地球人から見るとビルくらいのサイズなんだよな…とも考えてしまう。
敵を食い止めてセブンを行かせるゾフィー隊長が最高にカッコいい「1ダースの特攻隊」も見逃せない。
ウルトラマンSTORY 0の作者も好きなシーンとして挙げてて嬉しかった。
調子に乗ったらアク禁されたみたいなページ。
ザ・ウルトラマンを今読むなら
俺が持っている傑作選である「ウルトラマン大激戦」が一番手に入りやすくてまだ手軽かなあ。
「ジャッカル対ウルトラマン」を含めたマンガオリジナルのエピソードを一挙収録してある分厚い本だ。
興味を持ったら探してみてくれ!