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Switch「ロスト・イン・ハーモニー」レビュー!空と光を背に駆けるラン&リズムゲーム!荒削りだが魅力アリ!

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Nintendo Switch|ダウンロード購入|ロスト・イン・ハーモニー -Lost in Harmony-

 

 『ロスト・イン・ハーモニー』のレビュー行くぜ!

 


メーカー:ワーカービー

機種:Switchダウンロード専用ソフト

ジャンル:アクションリズムゲーム

発売日:2018/11/08

価格:900円(税込)


 

障害物を避けるランアクションゲームと、

音に合わせてボタンを押すリズムアクションゲームを融合させた作品だ。

スマホからの移植でステージ数は12+14。

「カイトの冒険」「M.I.R.A.Iの冒険」の2つのシナリオを収録しているが、

ストーリーなどはそれぞれ独立していて関連性は無いぞ。

 

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画面奥から手前に進んでいく内容で、次々に出てくる障害物を避けながら完走し、

50%以上のスコアを獲得していればクリアとなる。

障害物は画面奥からだけでなく手前からもやってくるが、

その場合はこのように矢印で予兆が表示されるので安心。

基本的に左右移動とジャンプのみで避けていく作り。

 

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走ってると突然リズムゲーパートが開始!

左から右に流れてくるマークを、指定されたボタンでタイミングよく押せ!

 

難易度はノーマルとハードがあり、

ステージ内に出てくる3つの光球を取るとメニュー画面に記録される要素もあるので

そこがやり込み要素かな。ゲームを進めると簡単な着せ替えアイテムなども手に入る。

 

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ステージの合間には会話パートが挟まり、

「カイトの冒険」では主人公である少年のカイトと、

友人の女の子であるアヤの会話が展開される。

 

病気の検査を受け続けるアヤと心配するカイト。

ストーリーはかなりヘビーだが、プレイヤーが分かるのは断片的な会話のみ。

2人の細かな心情は、夢とも現実ともつかない

幻想的なステージの数々から想像するしかないのだ。

 

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リズムに合わせて次々に小気味よく登場する障害物や敵キャラ、

太陽を、星を、空をバックに、

主人公が女の子を背負ってスケボーで疾走する構成。

壮大なクラシック曲のアレンジと共に、いきなり津波が襲って来たり、爆撃されたり、

いきなりSF都市にワープしたりと、

次々に移り変わるぶっ飛んだステージ構成がセンス炸裂。

なびく髪や表情、ギミックを指さすなどキャラのアニメも細かく、

とにかくビジュアル面で魅せてくれる。

 

ウリにしている「映像、音楽、ストーリーの三重奏」が

ランゲームパートだけで成立しているので、

取ってつけたようなやり辛いリズムゲーパートが完全に蛇足でしかない点や、

障害物の当たり判定が分かり辛い点などでストレス溜まるところが残念だが、

この映像美だけで勝利。

 

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日本人の心に刻まれたあのロシア民謡と共に、迫りくるブロックや

襲い来る青い鳥などを避け続けるSNS中毒ステージは特に必見だぜ。

 

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「M.I.R.A.Iの冒険」は音を奏でるロボット「M.I.R.A.I」が施設から脱走し、

汚染された地球を駆け抜けるというストーリー。

こちらはスマホ版だと後からアップデートで追加されたシナリオで、

スタッフも違うらしいが遊ぶと納得。

 

1ステージが4分ちょっとで楽曲はほとんどクラシックだった「カイトの冒険」に対して

1ステージが2分ちょっとで楽曲はオリジナルの「M.I.R.A.Iの冒険」なので、

ステージの雰囲気は「カイトの冒険」の勝ちだが、

ゲームとして洗練されているのはこっち。

 

オリジナル楽曲は良曲揃いで、どれも疾走感あってカッコいい。

何度聴いても映像とマッチしたステージ1の曲最高だわ。

 

基本システムは一緒だしステージや演出も流用している部分があるが、

色々と手が加えられているので印象は全然違う。

 

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「カイトの冒険」に出てきたクマが……。

 

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「M.I.R.A.Iの冒険」で追跡用戦闘ロボットとして再登場したのは笑った。

完全に改造されている!

 

ストーリーは終盤の翻訳が微妙なこともあってちょっとよく分からなかったかな……。

汚染された地球に希望の名を冠したロボットが降り立って音を奏で、

人々がそれに影響されていくという展開自体はかなりシビれた。

 

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ゲームとしては色々と物足りないところもあるんだが、

映像と音が一体となった雰囲気ゲーとしてはかなり気に入った。

この最後のリザルト画面を雄大な景色と共にキャラの後ろ姿でシメるのがまたイイ。

 

 

PVを見てピンとくるものがあったらオススメだぜ!