Nintendo Switch|ダウンロード購入|メカフォース
『メカフォース』のレビュー行くぜ!
メーカー:フライハイワークス
機種:Switch
ジャンル:アクション・シューティングゲーム
発売日:2019/06/20
価格(税込):1200円
『ガンマンストーリー』のスタッフによる新作2Dアクションシューティングだ。
侵略者の操る巨大メカ軍団に、銃を引っ提げて生身で立ち向かう!
とにかく巨大メカ!巨大メカ!巨大メカ!な内容だ。
2人協力プレイも可能となっているぞ。
Switch/WiiU『ガンマンストーリーHDコレクション』レビュー!500円で大満足!駆け抜けるトンデモ西部劇アクション! - 絶対SIMPLE主義
『ガンマンストーリー』もかなり頭の悪い良作ゲームだったが、
こちらは色んな意味で更にスケールアップしていて満足だったぜ。
最初にキャラクターを5人から選択可能だが、特に性能差は無いようだ。
スタッフ同じだし『ガンマンストーリー』のキャラが隠しでいたりするのかな?
とか思ってたらデフォルトでいるじゃねーか!
どうやら『ガンマンストーリーHD』のセーブデータがあると出現するようだ。
他にも嬉しいネタがあってニンマリ。
OPでは驚天動地のピンポイント射撃で他の味方が全滅し、
もう戦えるのは主人公しかいない!単独で敵軍に挑む!という圧倒的スピード展開。
アクションゲームのストーリーとしてめちゃくちゃ分かりやすい。
「ボス戦のみ」で構成されたアクションゲームで、
10ステージ以上すべてが巨大メカとの戦いとなっているぞ。
射撃とジャンプ、バットによるぶん殴り攻撃、
銃の切り替え、しゃがみを駆使してて戦うシステム。
銃は斜めや真上にも撃てるため、全方位への攻撃が可能だ。
しゃがみを使えば、その場から動かずに銃の狙いだけを変えることも出来る。
敵の砲撃を掻い潜りながら銃でボスの体をどんどん破壊し、
弱点であるコアが露出したら接近してバットでガツン!
この繰り返しで完全破壊出来ればステージクリアとなるぞ。
とにかく巨大メカがどいつもこいつも個性的で動きまくるし、
撃てば撃つほど気持ちいいくらいにパーツがバキバキぶっ壊れていくし、
ぶっ壊れても変形したり合体したりで死闘はまだまだ続く!
主役は1人、敵も1人。当然どちらかがくたばるまで終わらねぇ!
巨大メカの足を撃ちまくって体勢を崩し、背中に飛び乗ってコアをぶん殴る!
巨大メカのパンチを避け、そのまま拳に飛び乗って顔に接近してコアをぶん殴る!
巨大メカの装甲をすべて破壊し、攻撃を避けて内部に侵入し中心部のコアをぶん殴る!
これぞボス戦!という脳汁出まくりのスリリングさがたまらんぜ。
ステージが進むとダブルジャンプと壁掴まりという新しいアクションが解禁され、
戦いはさらにダイナミックになる。
ビルをよじ登りながらボスの装甲を破壊し、
露出したフレームに掴まって体をよじ登り、コアに近づいてバットでガツン!
ウルトラマンタロウに出てくる一般人みたいな無茶っぷりだわ……。
拠点から各ステージに出撃する構成で、ステージクリアする度に戻ってこれる。
他のキャラと会話が出来るし、ショップもある。
バトルで集めたお金を使って新しい武器や、最大HPを増やすライフを購入可能だ。
お金はパーツを破壊することでも入手可能で、
拾っておけばリトライしてもなくならない。
負けてもお金が貯まるので少しずつ楽になっていく仕様なのがありがたいね。
拠点での会話はユルいノリが多いが、
敵メカは遠距離攻撃が非常に強力なため、
通常兵器では近づく前に落とされるって説明があるのも好き。
強引だが、歩兵である主人公が生身で突撃する理由付けになってる。
アクションゲームの華であるボス戦の面白さをギュッと凝縮した作りになっていて、
ド迫力の巨大メカが、パーツの破壊状況やコアへのダメージによって、
見た目や攻撃パターンをどんどん変化させていくから遊んでいて飽きさせない。
こちらも反射レーザーや火炎放射器、ボムなど色々な武器が使えるので、
状況に応じて使い分けて攻撃パターンを見切り、コアへの道を切り開くのが熱い。
見た目はまんま『魂斗羅』でハチャメチャさも似ているんだが、
ボスの挙動は『ガンスターヒーローズ』の影響もかなり強いかな。
良い意味で古臭いBGMの数々もたまらん。
ガイコツ型の巨大メカに、ヘビ型の巨大メカが絡まってるこのボスも最高にイカす。
ボタン押しっぱなしでOKとはいえ、
壁掴まりでボスの体に飛び移るのは慣れるまでやや難しく感じるし、
全体的に『ガンマンストーリー』に比べるとグッと難易度は上がっているが、
やられても即リトライ出来る速さもありがたい。
敵のデカさでプレイヤーキャラを見失なわないように、
オプションでマーカー表示をON/OFFできるのも親切ね。
やり込み要素はノーダメージクリアで星が付くのと、
クリアタイムで3段階の評価が記録されるくらいかな。
ボスとは拠点のシミュレーターで何度でも再戦できるぞ。
気になった点としてはキーコンフィグが無い点。
LRとZL、ZRがすべてしゃがみ&掴みに振られていて、
武器チェンジがAボタン(プロコン)でしか出来ないのがちょっとやり辛い。
買った武器を外すことも出来ないため、
武器が増えてくるゲーム後半になると切り替えで大分もたつくようになる。
ラスボスの構成もちょっとあれは……ね!
動きとかデザインとかは非常に盛り上がるんだが。
撃ち放題!壊し放題!登り放題!
ボス1体100円を切るコストパフォーマンス!
超弩級の戦場に飛び込むなら今しかない!
デカいボスと思う存分やり合いたければこれを買え!
そんな1本になっているぞ。
アクションゲームに慣れている人ならクリアまで3~4時間くらいかな?
公式やPVを見てグッと来た人ならば期待を裏切らないはず。
良いゲームだったぜ。