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500円で40分間の虚無を体感できる!『Dungeon Shooting』レビュー!【Switch】

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Nintendo Switch|ダウンロード購入|Dungeon Shooting

 

『Dungeon Shooting』のレビュー行くぜ!

 


メーカー:スターサイン

機種:Switch

ジャンル:アクションシューティング

発売日:2019/12/27

価格(税込):500円


 

スターサインとシムスが送るSwitch向け完全新作。

ダンジョンの最下層を目指す見下ろし視点のアクションシューティングだ。

2019年のSwitchダウンロードソフトを締めくくったうちの1本でもある。

 

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買った理由はセール中だったのと、この主人公の奇怪なビジュアルが……。

 

 

プリ☆チャンの着せ替えぬいぐるみのだいあ(右)に似ていたからだ。

顔がパンパンで原作の雰囲気と大分違うから「だいあぱん」って愛称がついた商品。

 

どうでもいいけどプリ☆チャン知らない人が見たら

気が触れたとしか思えない公式ツイートだな!

 

ゲーム自体は淡々と進んで、何事も無かったかのように終わる構成。

セール価格の200円でも苦い顔になる完成度だった……!

 

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敵をバンバン撃ちながらひたすら進んでいき、

全30フロアのクリアを目指す単純な構成。

敵がアイテムを落とすことがあり、

5つまでストック出来る回復アイテムと、武器の弾薬、

戦ってると溜まるエネルギーを消費して放つスペシャルウェポンがある。

 

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武器は一撃の威力が高いライフルや、連射力のあるマシンガン、

広範囲かつ強力なショットガンなどなど。

スペシャルウェポンは貫通レーザーや援護射撃してくれるドローンなどがある。

まあ、ショットガン一強なので、他の武器は繋ぎに使う感じかな……。

 

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そんなゲームだが触ってすぐ気になるのが操作性。

右スティックで照準、Rボタンで射撃なのに緊急回避がBボタンに振られている。

操作を右手側に集約し過ぎているため、敵を撃ちながらの回避がやり辛い。

キーコンフィグも無しだ。

 

弾切れになった時に、弾切れ表示も効果音も無いため、

武器チェンジが一瞬遅れるのも地味に気になる。

 

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出てくる敵もステージも遊んでいてまったく変わり映えしない。

上はフロア28だけどフロア1と背景一緒だし、敵の攻撃もそこまで変化が無い。

申し訳程度にトゲの出る床が増えるくらいなので、

キャラの動かし方さえ掴めばまず死ななくなる。

死んでもそのエリアの最初からリスタートなので優しい。

 

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10フロアごとに出現するボスの見た目は悪くない。

ただ、見た目はデカいが足にしか当たり判定が無いため、

意外と弾が当たり辛くてイラッとするぜ。

 

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このゲームならではの独自システムも無く、

バランス調整の上手さを感じさせるところもなく、ストーリーや会話なども存在しない。

変わり映えしないフロアを進んでひたすらチマチマ敵を撃っていくだけのゲーム。

 

敵は数匹ずつしか出てこず、

エフェクトや効果音も弱いから敵を撃つ気持ち良さも薄いし、

こっちの撃った弾が敵弾にぶつかると消えるのも地味にテンポ悪くしてる。

 

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40分ほどでクリア可能。他の難易度は無し。

フロア分岐はあるけど、そもそもフロア毎の変化が少なすぎるから、分岐の意味が無い。

やり込み要素は目標を達成すると埋まるアチーブメントがあるが、

大半が作業系だし、この超薄いゲームで

「装備を変えずにクリア」「ダメージを受けずにクリア」とか用意されても困る。

 

ゲームとしてまったく捻りが無く、それでいて基本的なことも出来ていない。

本当に褒められる箇所が全然ない虚無ゲーだったぜ……。

回復アイテムと武器の弾が出まくるので、

詰まることも無くほぼ1回でサクッとクリア可能。

そのまま記憶から消せるお手軽さは一応評価点と言えるかな。

 

あと、40分間の虚無を越えて最後に表示された

エンディング画像の脱力感は言葉に出来ないレベルで、

ある意味貴重な体験だったのは間違いない。

 

ゲームは見た目だけでは判断できないことが多いんだが、

これに関しては残念ながら見た目通りのゲームでした!