『城塞都市』のレビュー行くぜ!
メーカー:TamTamGames
ジャンル:アクションゲーム
発売日:2020/11/07
価格(税込):490円
迫り来るモンスター達から城塞を守る!
8bit風のタワーディフェンスアクションだ。
「INDIE Live Expo Ⅱ」で紹介されてたのを見て少し気になったので購入。
スマホでも配信されているぞ。
なかなか面白いんだけど練り込み不足な感じだったな!
城にモンスターが押し寄せて一人の騎士を除いて全員逃げ出したけど、
こいつには無限の武器とブロックを操る力があるから大丈夫だった!
というストーリー。
難易度と使用キャラを選んでスタート。
最初は城塞騎士しか使えないが、
ある程度遊ぶと狩人とメカ騎士も使えるようになる。
武器やジャンプ性能、使えるブロックの種類が異なる。
クリア目指すだけなら最後に解禁されるメカ騎士が圧倒的に強いかなぁ。
画面左のブロック置き場からブロックを補充してどんどん積み、
モンスターを食い止めつつ攻撃を加えていくのだ。
モンスターを一定以上倒すとウェーブ終了で、15ウェーブ耐えればクリア。
敵にぶつかったら即死。画面左に到達されてもアウトだ。
やられたらそのウェーブの最初からやり直しで、
残機が無くなったらゲームオーバー。
ブロックは1ウェーブに2回補充可能。
1回の補充で5つ貰えるが、何が来るかはランダムだ。
壊れると爆発するブロックや、敵の速度を遅くするブロック。
前方に弾を発射するブロックなどもあるので、上手く利用していく。
ランダムなので、カードゲームみたいに「ブロックの引き」がバトルに影響する。
例えば補充されるブロックの種類に「砲台ブロック」が含まれている状態でも、
それがいくつ来るかはランダム。
2個以上来ることもあれば、1個も来ないこともある。
限られたブロックをどう置くかが悩みどころ。
崩れたブロックが敵を押しつぶすと大ダメージを与えられる。
例えばこんな感じの配置にすると、
モンスターが目の前にブロックを壊した瞬間に、
上からブロックが降ってくるというわけだ。
ウェーブをクリアしていくと、
使えるブロックの種類を入れ替えるトレードが挟まる。
画像の「てもちのブロック」というのが補充の際に登場するブロックね。
2択でどちらかを必ず選ばないといけない。
1マスだけの小さいブロックが、強力な特殊ブロックに入れ替わることもあれば、
その逆もある。
稼いだお金で様々な効果のあるレリックを買うショップも挟まるぞ。
ゲームテンポや操作感も良く、
ブロックをどんどん置きながら敵を撃退していくのが楽しいゲームだ。
崩れたブロックで大量の敵を撒き込んだり、
砲台ブロックの重ね置きで弾幕を貼れたり出来ると気持ち良い。
ただ、難易度ノーマルはあっさりクリア出来るものの、
ハードからは難易度が急激に跳ね上がって、
運要素が強くなりすぎるのが難点だ。
とにかく敵の勢いが強すぎて、最初のウェーブで死ぬことも珍しくない。
ある程度運が絡む中で、
プレイヤーが取捨選択していくのが面白いゲーム……ってのは沢山あるけど、
本作は使える種類のブロックが限られている上に、
敵が強すぎるせいで、ほとんど運で決まることが多すぎる。
3人いるキャラはブロックとは別に、
それぞれ爆弾、弓矢、ジェット&レーザーの武器が使えるけど、
どれもクセが強いから地形が噛み合わないと当てるのが難しい。
ここはあえてやってそうだけど、
ウェーブとウェーブの間の準備時間がめちゃくちゃ短いのもしんどいぜ。
ブロック詰んでる途中でモンスターが押し寄せてくる!
難易度V-HARDでクリアするまで遊んで3時間ほど。
最初は「グラフィックはパッとしないけど面白いじゃん!」となったものの、
ちょっと遊んだら調整の悪さが顔を出しちゃったな。
システム自体は悪くなかっただけに惜しかったぜ!