Sofia ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
頭の星ヘアバンドに80年代を感じる『Sofia』のレビュー行くぜ!
発売記念セールで5月26日まで990円で配信中だ。
メーカー:レジスタ
機種:Switch
ジャンル:横スクロールアクション
発売日:2021/5/6
価格(税込):1990円
80年代にPCで発売された美少女アクションゲーム『Sofia』の新作。
30年以上の時を超えた最新作で、
開発はオリジナルと同じYMCATが担当しているぞ。
日本各地のご当地キャラが大量にゲスト出演してるのも特徴だ。
YMCAT、Switchだと『デーモンクリスタル』も出してるし、
最近は『スーパー野田ゲーPARTY』のプログラムを担当したりと色々やってらっしゃる。
昔のゲームっぽい理不尽な要素を入れつつ、
ちゃんと現代風に遊びやすい救済措置もある。
程良いバランスのジャンプアクションで面白かったぜ。
ゲームはご当地キャラ大好きな主人公のソフィアが、
怪しいクリスタルでパラレルワールドに飛ばされてしまうところから始まる。
そこには大好きなご当地キャラたちも囚われていた。
ソフィアはご当地キャラたちを助けながら脱出を目指す!というストーリー。
「助けて」の声だけでご当地キャラと分かるソフィア、かなり玄人だな……。
ステージクリア型のアクションゲームで、
あちこちにあるカギを探して扉を開けたり、
仕掛けを動かしたりして道を切り開いていく。
ステージのどこかでご当地キャラが助けを求めているが、
大体分かりにくい場所や進むのが難しい場所にいるぞ。
ご当地キャラを無視してゴールすることも可能だが、
エンディングに関わってくるので全キャラゲットが目標になっている。
こいつはご当地キャラ……ではなくただの敵キャラ!
居場所の無い哀れなヤツってわけだ。
敵キャラは落ちているボールなどをぶつければ倒すことが出来る。
sofia、殺意おかしいだろ! #NintendoSwitch pic.twitter.com/sPvttB3ecN
— ラー油/Vゲームブロガーらあゆちゃん (@daikai6) May 8, 2021
ご当地キャラが出てくるゲームなのでほのぼのしてるかと思いきや、
殺意の篭ったトラップが満載。
上から落ちてくるトゲ鉄球に、電気放射、マグマ、ヤリなどがソフィアを狙う。
落ちる床を乗り継いで進む場面も満載だ。
ライフ制だが水や溶岩に落ちた場合は即死。
かなりシビアなジャンプを要求される場所も多い。
何もないように見えて実は通れる道があるとか、
背景のヒントから謎を解かないと先に進めない要素もあって手強い作り。
死にまくりつつ、しっかりと探索をしないとご当地キャラは見つけられない。
ただ、見逃したご当地キャラはステージセレクトで後から確認できるし、
やられてもチェックポイントから何度でもやり直せる。
仕掛けもしっかり考えれば解けるし、遊んでいると隠し通路の場所も察しが付いてくる。
理不尽さと殺意があるが、親切心も忘れていないゲーム。
高所から飛び降りる前に、カメラを動かして足場の確認も出来る。
何度でもやり直せるから1UPアイテムや残機が意味を成していないんだけど、
コンティニューするとスコアがゼロになるから、
ノーコンティニューやハイスコア目指してやり込む人向けって作りかな。
ソフィアのドットも凝っていて、ステージによって着替えるのが可愛い。
俺が好きなのはこの木箱を押している時の動き。
ご当地キャラは出会うと簡単な自己紹介した後に、
ご当地の紹介や自分の設定語りを洪水のように浴びせ、風のように去っていく!
別に力を貸してくれたりもしない。かなり強引にぶっ込まれた感じするなこの要素!
殺人トラップだらけの洞窟の奥にいるのにみんな元気なのが凄い。
さすがご当地キャラというたくましさだな。
しかし二人目のご当地キャラが「海苔巻き珍太郎」で大丈夫かこのゲームってなった。
著作権放棄してるのに全然使って貰えない大崎一番太郎とか世知辛い奴も……。
CVはなんと山口勝平だそうな。
そんなだから声が掛からないんじゃねーかな!
日本鬼子やボイスロイド化してるついなちゃんなんてキャラも。
かなりローカルなご当地キャラばかりなのは、
ご当地キャラが好きなソフィア的にはどうなんだろ。むしろ嬉しいところか。
俺も仮面ライダーが捕まってるパラレルワールドを旅することになって、
出てくるライダーがアクア、邪武、冠、煌鬼とかだったらテンション上がるし。
参戦ご当地キャラだと太田胃にゃんが結構人気っぽかった。
ご当地キャラを救出する度にタイトル画面に追加される演出が楽しげで良し。
難点はBGMや効果音がフリーのものを使っているので全体的に安っぽいのと、
効果音がやたら大きくて調整できない点かな。
定価1990円は高いとは言わないがやや割高感も。
発売記念セールでいきなり990円にしてるからその価格が前提か。
あと、これはアップデートで修正予定とのことだが、
方向キーで操作するとまともに斜めジャンプが出来なくなる。
2Dアクションなのでキーを使いたいところだが、現状は方向スティック専用と考えよう。
※5/14追記
本日付のアップデートで修正されました
なんだこの配置はーッ!
なんだこの落ちる床の判定のシビアさはーッ!
と怒りながらもしっかりご当地キャラを集めきってクリア。
コンパクトだが骨太な探索ジャンプアクションとして面白い1本だった。
ご当地キャラ要素はかなり無理矢理感あったものの、
なんだかんだでゲーム遊んだ後に調べちゃったね。
してやられたな!