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日本神話の大物が続々!神降ろしで戦う和風RPG!『G-MODEアーカイブス40 カムラ -神々と契りし者-』レビュー!【Switch】

 

 

カムラ -神々と契りし者- - G-MODEアーカイブス

 

裏ダンジョンまでクリアしたので

『G-MODEアーカイブス40 カムラ -神々と契りし者-』のレビュー行くぜ!

 


パブリッシャー:ジー・モード

機種:Switch

ジャンル:和風ファンタジーRPG

発売日:2022/01/13

価格(税込):500円


 

神々の力を借りて戦う和風RPG!

2009年にジー・モードからガラケーで配信されていた作品だ。

開発はブリーゾインタラクティブ。調べたらもう倒産していて諸行無常……。

 

似たようなダンジョンをひたすら攻略していく単純な構成だが、

シナリオや育成などに見所もあり、ドットや音楽もなかなか。

今500円出して遊ぶRPGとしては楽しい1本だったぜ。

 

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舞台となるのは人がと共に暮らす日出ずる国。

主人公であるノリヒコは神降ろしである「フゲキ」の家に生まれた少年。

「フゲキ」ではなく武士を目指して鍛錬を積んでいたが、

ある時、兄であるキヨヒコが凶行に走る。

キヨヒコは唯一絶対の神がこの国を治めるべきという考えに憑りつかれ、

封印された神であるヒルコを解放。父親と村の神を殺してしまう。

弟ということで村から追放されたノリヒコは、

各地の神をも殺そうとする兄を止めるために旅立つ!

 

というストーリーだ。

やはりRPGは主人公が村を追放されるシーンから始まらないとな……。

 

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全体マップから各地のダンジョンを攻略していく構成で、

フィールド画面も店も街も無し。ひたすらダンジョンに潜りまくるのだ。

回復アイテムや装備アイテムもすべて現地調達!

宝箱と敵からのドロップで賄う。

メインストーリーに関係ないダンジョンが沢山あり、

そこでしか出会えない神もいる。

 

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ダンジョンは非常に単純な迷路で、

宝箱と次のフロアへのワープゾーンがあちこちにあり、

最深部にいるボスを倒せばクリア。

グラフィックが違うだけで全ダンジョン同じ構造と言っていい。

ザコ敵の個性も薄いので、ひたすら経験値稼ぎして育成を楽しむ作りかな。

 

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育成で重要になってくるのが「神降ろし」。

イベントで契約できる神を宿すことで一時的にステータスがアップ。

宿したまま戦って経験値を溜めれば「秘技」を覚えられる。

そして覚えた「秘技」を何度も使ってマスターすれば、

その神を外した状態でも使える状態になる。

 

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また各キャラはレベルアップで固有技も覚えていく。

神降ろしと固有技。この二つを組み合わせてキャラを強くしていくのだ。

アタッカーに攻撃アップ技と連続攻撃技を付けたり。

ヒーラーに補助技や全体回復技を付けたり。

敵の属性に合わせて技を付け替えたりね。

属性合わないと攻撃技で敵が回復しちゃうのでここは特に重要。

 

同じ技を使い続けてゲージを最大まで溜めると、

技が進化して強くなる要素もある。

「3ターン攻撃力アップ」が「5ターン攻撃力アップ」になったりするので、

よく使う技はザコ戦でも意識して使って回数を稼ぐと有利になるシステムだ。

 

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戦闘は素早さの早いキャラから行動するコマンド式のバトル。

ザコ戦はサクサク進むし、

ボスは全体攻撃や状態異常をどう捌くかの組み立てが要求される作り。

ゲームが進むとどんどん強い技を覚えるので、

ステータスアップ技と攻撃技を組み合わせて高火力を叩きだしたり、

ボスの行動パターンを踏まえて状態異常を防ぐ面白さがある。

 

最終的に攻撃も防御も決まったパターンになってしまうんだが、

それでボスを蹂躙するのもこれはこれで痛快。

 

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導入は重いが、

ボスを見た時のリアクションが子供そのものなノリヒコなど会話はゆるい空気だ。

 

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ノリヒコと同じ村の少女であるサクヤは、

子供そのもののノリヒコをフォローするしっかり者で、

息の合った掛け合いが気持ち良い。

たまにブチ切れて変なノリになったりもする。

戦闘では見た目通りの回復役として安定の強さ。

 

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ウズメは天女を自称するキャラで常にマイペース。

パーティの空気を和ませつつ、勢い任せに突っ走るキャラだ。

この振り回してくる感じが可愛い。

戦闘では全体強化が強力なサポート枠だ。

 

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安倍晴明の息子であるヨシマロは実力十分な陰陽師。

いつもやる気無さげな態度で時には逃げることもあるが、

抱えた複雑な想いとその運命は応援したくなるキャラ。

会話イベントだと他3人がほぼボケ寄りなので

ツッコミ担当でオチに使われることも多いのが微笑ましい。

戦闘では最終的に物理で殴るキャラになる。

 

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天狗ネタを擦ってくる猿田彦に始まり、

毘沙門天に月読、風神雷神に天照に阿修羅など登場する神もバラエティ豊か。

ボスも様々な妖怪変化が登場だ。

すべてのボス戦前に会話イベントがあるのが楽しいね。

コントみたいなやり取りする神が多い!

 

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それでいて登場キャラの成長などもしっかり描いているシナリオ。

裏ダンジョンのボス倒した後のノリヒコの叫びとかグッときちゃった。

 

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裏ダンジョンクリアまで遊んで10時間ちょっと。

ひたすら単調なダンジョンを進んで

全体攻撃でザコ潰して経験値を稼ぐのが中心のRPGだが……。

ダンジョン1個1個は短くまとまっているし、シナリオや育成などで見所もある。

ガラケーとはいえ2009年の作品だけあってドットやBGMも良い感じ。

オススメ!ってほどではないんだが、

500円のRPGとしてゆるく楽しむ分には悪くなかったぜ。