『ツキササリーナ』のレビュー行くぜ!
パブリッシャー:超OK
機種:PC
ジャンル:ドタバタ科学アドベンチャー(時々アクション)
発売日:2023/7/24
価格(税込):960円
ゲーム制作スタジオ「超OK」の新作で、
イカを操作して刺し合いをするカジュアル対戦アクションだ。
「超OK」の海外名が「veryOK」なの、何回見てもちょっと面白い。
超簡単操作のアクションパートはよくまとまってるし、登場キャラもかわいい。
ただ、1人プレイだとすぐ終わっちゃうので物足りない作りかな。
ADVパートの合間にアクションパートが挟まる構成になっており、
舞台となるのはとある大学の研究室。
プレイヤーは研究室の主であるシイカ教授の助手として着任したものの、
なんと研究室は来月に閉鎖予定とのこと。
なんとかするために研究成果を出さなければならない!
というわけで取り出されたのはやたらと角ばった不思議なイカちゃん。
研究対象であるイカちゃん同士を戦わせ、研究を進めていくのだ。
シイカ教授が見守る中で展開されるアクションパートは
水槽の中で展開されるイカちゃん同士のバトル。
操作はキーボードだと左右キーで移動、Zキーでジャンプのみの簡単操作で、
「相手を下から突き刺したら勝ち」という分かりやすいルールだ。
イカちゃん毎の性能差は無し!アイテムや必殺技なども無しのガチ勝負!
ジャンプの勢いが強いほどスピードも増すので、
大ジャンプで加速をつけ、一度水面に飛び出して着水してから一気に相手に突撃!
とやりたいところだが、
大ジャンプするってことは当然相手に下を取られる可能性も高くなる。
小ジャンプに大ジャンプ、フェイントを織り交ぜながら、
相手の下を取り合う駆け引きが軸になるぞ。単純だけどよくまとまってる。
研究に関しては優秀だけど、
それ以外ダメダメなシイカ教授とのドタバタ中心の会話パートも楽しい。
寝坊するしメール送っても全然読まないし、
でもたまに回らないお寿司に連れて行ってくれたり。
大人の事情yに振り回されつつ、
それでも自分たちの居場所を守るために奔走するのだ。
終わり方良かったし、「突撃!回らないお寿司に行こう」とか各話のサブタイも好き。
ただ、簡単操作による駆け引きが軸のゲームなのでCPU相手だとすぐ飽きちゃうし、
対戦はローカル対戦のみ。
やり込み要素は各ステージを15秒以内にクリアすると、
教授に「スバラシイ!」と言って貰えるくらいだが、
「先に3回刺した方が勝ちの3本先取」を15秒以内にやるのかなりキツい……!
序盤はラクだけど終盤シビア過ぎてかなり手こずった。
「スバラシイと言えぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーッ!」
って教授の頭をガクガクしたくなった。
これはあと2、3回は回らない寿司屋に連れていって貰わんとな教授!
全ステージで15秒クリアの実績達成して100分。
普通にクリアするだけだったら20~30分くらいかな。
1人プレイだと大分物足りないが、対人戦でサクッと遊ぶなら結構盛り上がると思うし、
キャラや雰囲気などは良好だ。お好みならどうぞ……ってところだね。