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【レビュー】500円ではなまる大満足のドット&ケモゲー!『エコロコーション』【Switch/PC】

 

エコロコーション ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)

 

Steam:ECHOLOCAUTION

 

『エコロコーション』のレビュー行くぜ!

 


パブリッシャー:PortalKey

機種:Switch/PC

ジャンル:アクション

発売日:2024/6/27(Switch)2021/3/25(PC)

価格:500円


 

コウモリの子供を操作して虫をどんどん捕まえていくアクションゲームだ。1プレイ2分ほどでサクッと楽しめるが、操作できるコウモリは沢山いてやり込み要素も盛り沢山。凝りまくったドットとテキストで表現された世界観にメロメロになれる1本だ。かわいいママもいるぜ!

 

本作はPC版が好評で2022年にコンシューマ版が発表されていたんだが、2023年にパブリッシャー側の諸事情でとん挫。今回、PortalKeyという新たなパブリッシャーの元でNintendo Switch版が実現したという経緯になってる。出せて良かった……!

 

 

洞窟で暮らすかわいいコウモリたち。

優しいオオコウモリのママに飛び方を教わって、初めての狩りに出かけるオープニングからゲームは始まるぞ。

 

 

 

そしてめっちゃかわいいママが、左右に動くだけでベタ褒めしまくるチュートリアルでプレイヤーの脳を溶かしに来る!もう元の形には戻らない。

 

 

うーむ、メインメニューのイラストも手が込んでいる!

メインとなるのは日暮れから夜明けまででたくさんムシを捕まえるメインモードだ。

 

 

自動で進行する横スクロールのスコアアタックアクション。飛んでくる虫を食べてどこまでスコアを伸ばせるか競う作りだ。最初に書いた通り1プレイは2分ほど。飛んでいると段々と夜が明けていき、ゴールにたどり着くころには朝になって狩りは終了だ。

 

最大の特徴はコウモリが持っている能力である「エコロケーション」。時間経過で回復する画面上のゲージを消費して放つ技で、反響音で付近の危険や獲物を察知する技だ。一定時間エモノの姿が白く表示されて見やすくなるし、この間にエモノを連続で食べるとコンボになってボーナス得点が入る。

 

ダッシュとエコロケーションの二つを使い分けてエモノを捉え、高得点を目指せ!というゲームになっているぞ。ルールが単純だし方向キーと二つのボタンだけなので操作も簡単。

 

 

しかしエモノだけでなく危険もやってくる。最初のステージではフクロウが襲い掛かってくるぞ!コワイ!ぶつかったらダメージで、HPがゼロになったら強制終了だ!

 

こうした危険もエコロケーションで事前に察知できる。

「エコロケーション」で「コーション(危険)」を察知するからゲームの名前が『エコローション』ってわけね。

 

 

スコアアタックゲームではあるが、ステージ内に登場するお宝を集めることで、新しいキャラクターやステージが解禁され、物語が進んでいく仕様だ。高得点が取れなくてもゲームクリアは出来るあったけぇ仕様になっているぞ。

 

 

お宝を集めると最初に解禁されるタウンは猫がにらみを利かせる人間の街。

屋根から次々に猫が飛び掛かってくるからおっかない!最近は猫がかわいいゲームがいっぱい出てるから、コウモリ視点で猫の怖さを描いてるのは結構新鮮。「食肉目ネコ科ネコ属」の生き物として登場してる。

 

 

タウンステージは単に難しくなってるだけではなく、街頭に体当たりすると虫を引き寄せるギミックもある。これを活用すると一気に得点を稼げて気持ち良い。うまくバランス取ってあるね。みんな集まれ!集まった瞬間がお前たちの命日だ!

 

タウンの次に解禁されるのが最終ステージで、クリアすればエンディング。

そこから先はキミ自身の目で確かめてくれ!

 

 

操作できるコウモリは総勢9頭。

ダッシュとエコーでしっかり性能差をつけてあるので、コウモリを変えると手触りもかなり変わる。動きは遅いがエコーの効果時間が長い、エコーの効果時間は短いがコンボボーナル2倍、ダッシュ中は透明になる、ボタンを長押ししてる間だけエコーが出せるなどなど。かなりクセの強いキャラもいる。

ハイスコアはコウモリ毎に記録されるから、やり込むとなかなかに果てしない。

 

 

本編以外の細かいところまで作り込まれていて、新しいコウモリが来ると加入する時に会話デモが挟まるし……。

 

 

24個あるお宝の説明が操作してるコウモリによって全部違う!それぞれの性格が出たテキストになっているので読んでて微笑ましいぜ。読み込むと人間関係……じゃなかった、コウモリ同士の関係性も見えてくる。

 

 

家の中を自由に探索できるモードもあるぞ。お宝を見つけると、家の中に設置されてどんどん賑やかになっていくのが嬉しい。こういう要素があるとやり込むのが楽しくなるね。

 

 

敵やモブも含めた登場キャラの図鑑説明がまた細かい!元になっているコウモリの解説もあるから勉強になるぞ。登場する多種多様なコウモリたちみんなに元ネタがあるのだ。

 

 

実績コンプまではアクションゲームに慣れてれば2時間くらいかな?

そこから色んなキャラでハイスコアを狙い始めたら無限大!

 

ドットとキャラの可愛さだけでもう定価500円以上の価値があるんだが、単純ながらハイスコアを目指すと白熱する2分のゲームパートに、コンプを狙うとかなり手強いが無理ゲーではないバランスの実績にと、時に癒され、時に熱く燃えるゲームとして丁寧な仕上がり。

コンパクトだけど内容がギュッと詰まった「はなまる」な1本でした!