RPM - Road Punk Mayhem PS4 & PS5
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『RPM - Road Punk Mayhem』のレビュー行くぜ!俺がプレイしたのはPS5版ね。
パブリッシャー:eastasiasoft
機種:PS5/PS4/Switch/XBOX/PC
ジャンル:シューティング
発売日:2024/7/18
価格:800円
日本に怪しげなゲームを輸入する怪しげなメーカーeastasiasoftから発売される弾幕シューティング。「ワープ」と「ボム」を使い分けるシステムが特徴的な作りだ。パンクなメインビジュアルもカッコ良くてそそる。
開発はPanda Indie Studio。俺が大好きな怪作『プロジェクト・スターシップ・エックス』を手掛けたところだが、基本的には「値段なりにそこそこ遊べる」くらいのゲームが多いところ。
今回は……値段なりにそこそこ遊べるゲームでした!
20XX年、世界は恐るべき「ハゲ」の組織によって支配されていた!
タイムトンネルを越えてやってきたイカしたヘアスタイルの3人を操作し、ハゲ共の破壊兵器を焼き払え!というストーリーである。ボーボボかな?
上の凄い顔をした3人が主人公で、これがキャラクター選択画面です。一番下の怒張したモヒカン女が一番強いぞ!
Panda Indie Studioのゲーム、変な顔してるヤツが一番強いバランスの時あるよな……。
全5ステージ構成の弾幕シューティングで、難易度設定も残機設定もキーコンフィグ設定も無い漢仕様だ。ギターバリバリのBGMと、常にシェイクし続けてる画面の枠がテンション高い。
ショットボタンを連打するとキャラに合わせた拡散弾やホーミング弾となり、ショットボタン押しっぱなしだと攻撃力の高いレーザーが飛び出して、自機の速度がゆっくりになる。
ここまではよくあるCAVE系の弾幕シューティングだが、ワープボタンを押すと時間がゆっくりになり、自機の周りに表示されたサークル内なら自由に瞬間移動が出来る。ヤバい攻撃が来てもコイツで避けられるってわけだ。
ワープボタンを一定時間長押しの場合はボムが発動。弾をすべて得点アイテムに変換するし、破壊力も高いのでボスにも大ダメージを与えられる。
ワープもボムもアイテム式ではなく、ちょっと待てばすぐ使える仕様。
通常では回避不可能なビームや壁をワープで避けたり、激しい弾幕をボムで押し返したり。「攻め」「守り」を上手く切り替えながら豪快に戦うゲームになっているぞ。
ワープを活用して戦うシューティングは『魔女ボーグ メグリロ』とかたまに出てくるけど、ワープとボムの二択なのは独自性あるね。
ワープの待ちタイムをゼロにするアイテムを素早く取って、連続で迫る壁を連続で避けるような場面もある。
ワープ&ボム前提なので敵の弾幕は非常に激しく、弾の当たり判定がややシビアなので慣れるまでは苦戦する。ただ、1UPアイテムの数が多いし、ボムボタン押しっぱなしで割とイケることに気づくと進みやすくなる。シューティング慣れてる人なら、早い段階でサクサク進めるようになる難易度。
BGMがずっと同じとか、敵弾のバリエーションが似たり寄ったりとか、敵弾の当たり判定が割と厳しいなど気になる点はあるが、勢いはあるのでそれなりに遊んでて楽しいゲームだ。
中型の敵を破壊すると、そいつがばら撒いていた弾幕が全部得点アイテムに変化してピンチ脱出&爽快!な仕様とか、ちゃんとシューティングを作れる人が作っているぞ。
こういうとこで作り慣れてるかどうかすぐ分かるからな!
ただ、真ラスボスのバランスがちょっと……。
コンティニューしてクリアだと上の文章が表示されてバッドエンド、ノーコンティニュークリアで真ボス登場だと思うんだが、この真ラスボスが雑に弾を沢山ばら撒く堅いだけのボス。ほとんど反射神経勝負になるのが単純に楽しくなかった。
まあ真ラスボスなら強くて当然ではあるんだが、直前のボスと比較してもさすがに極端な調整に感じたね。
やたらテンション高くてノリノリな雰囲気と、ワンアイデアで手堅くまとめたゲーム内容。Panda Indie Studioの小粒なタイトルらしい仕上がりだ。定価800円ならそれなりに楽しい1本になってるぞ。
悪くなeastasiasoftでした!