絶対SIMPLE主義

Switch/PS5/Steamのダウンロードタイトルを中心に全方位でゲーム紹介するブログ。SIMPLEシリーズも応援中。

ここだけのチンプイ新作アニメも!『川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム』行ってきた!

 

川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム

 

『川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム』行ってきたぜ!

2011年に完成したミュージアムで、藤子・F・不二雄の原画や作品世界に浸れるオブジェがいっぱい!

カワミスさんのお誘いでそれるすしさんと3人で行ってきたぞ!

 

 

こういう場所です。

現在は『藤子・F・不二雄が描くチチンプイ!科学と魔法のまんが展』が開催中で、テーマに関連した原画を展示中だ。

 

 

駅からミュージアムへの道にはFキャラクターのオブジェが点在しており、向ヶ丘遊園駅からのルートが一番多いので駅前で待ち合わせ。早速ドラえもんがお出迎えだ!

 

 

せっかくなのでらあゆちゃんを置く。サイズは小さめで結構ひっそりしてた

 

 

案内板やちょっとした看板、柵にも色んなキャラが散りばめてあって、見つけながらの移動だ。ちょうど誕生日のジャイアンがいる!

 

 

オバQも発見!O次郎もいる!

お母さんの名前が「おZ」ってセンスが凄すぎてたまに思い出す。

 

 

クラーラ……オバQだよ……。

 

 

オブジェは思った以上に街に溶け込んでて……いや溶け込みすぎじゃねぇかな!?

ミュージアムへの道のり、普通に住宅街なので何にもないし、ここも団地の横のちょっとした小道である。

 

 

ミュージアムが見えてきた!裏山の麓みたいなロケーションだぜ。

入り口前はさすがに人がいっぱいいた。

 

 

金に輝く看板が高級感ある!

 

 

窓ガラスがドラえもん1話のコマ割りになっている……というのを作られてからずっと擦られてる窓がこちら。言われなきゃ分かんないよ!絵世界物語のOPもこれだったな。

 

 

壁にはドラえもんの目を模した覗き窓が。売店の様子がちょっとだけ確認できるぞ。

でもゴルゴンの首にも見えるな……。

 

 

順番待ちの間は壁に埋め込まれたオブジェを見て楽しむ。

と言っても事前予約制で入場は時間を区切って行うので、そこまで待たされ無かった。列がどんどん進むから写真撮るのが忙しないぜ

 

 

シアターで上映されているチンプイの完全新作アニメ『エリさまのグッドラック』をイメージしたディスプレイも。見てるメンバーがコロ助、チンプイ、ドラえもん、パーマン2号、ポコニャン、ゴンスケか……?不思議な面子。

 

1階と2階の展示室は撮影禁止だったので感想だけ。

ズラリと並んだ原画と一緒に各作品のアニメ映像(無音)などが流されてる構成。

50年近く前の原画が多くてよく残っていたと感動するし、カラー原画の美しさにも圧倒された!企画展では『チンプイ』が多く、個人的に好きなミルアの回もたっぷり展示されてたのが嬉しかったなぁ。

 

F先生の机を再現したブースでは、天井部分が本棚になってて色んな本がギッシリ!鉄道模型も走ってて、なんだこれは!と見入ってしまった。F先生が子供に作ってあげた人形劇の人形とか、F先生の右手を再現したブロンズ像なんてのもあったり。右手は触ってもOKだったので、自分の手と比べてこんなに細かったんだなぁ。

 

通路に手塚治虫が描いたドラえもんの色紙が展示されてるのはビビったよ!国宝はここにあった!

 

 

展示室の途中から移動出来る休憩室には「きこりの泉」が!きれいなジャイアン登場!

言わずもがなドラえもんの有名エピソードである「きこりの泉」が元ネタ。物を落とすと女神さまが出てきて、落としたものより良いものを見せて「あなたが落としたのは○○ですか?」と尋ねて来る。正直に答えればそれが貰えるひみつ道具が出る回。なんやかんやあってジャイアンが泉に落ちて、きれいなジャイアンが出てきて終わる傑作エピソード。商品化もされててインパクトあるのは分かるが、ミュージアムの一つとして設置するのは凄い判断。

 

設置されたレバーを何度も動かすと。きれいなジャイアンが泉からブクブクと登場するギミックになってる。原作と結構違う気がするな!

長蛇の列だったので体験は諦めて写真だけ取った。きれいなジャイアン待ちに長蛇の列が出来てる時点で面白いし、ジャイアン出すのは1グループ1回までって注意書きも笑えた。

 

 

原画の展示を抜けた2階の「みんなのひろば」ではフォトスポットやキッズコーナーが多数。マンガを自由に読めるコーナーもあり、予想通り子供のたまり場になってみんな読みふけってた。

 

 

のび太の家のミニチュアもあって精密さに息を飲む!ここがあの青狸のハウスね……。青狸のハウスではないか。

 

 

入口からのアングルがたまらん!ドア横のガラスの質感もすげぇ!

のび太の家を訪ねてきた人たちはみんなこの景色を見たのだなぁ。

のび太の手紙付き風船を回収した宇宙人も、万札の入ったおとりケースで呼ばれた福沢諭吉に似た人たちも、みーんなこの景色を見たのだ。

もうちょっとマシな例あった気がする。

 

 

のび太の部屋の密度がヤバ過ぎてヤバい!これミニチュアだからね!?

おばあちゃんのダルマにけん玉、コロコロコミックにサンデー、オバQのコミックなんかも確認できる。設置してあるタブレット越しに部屋を覗くと、のび太やドラえもんが表示される仕掛けも面白かった。

 

 

こちらはパネルを開いて回答するクイズコーナー!

行ったらフルオープンでネタバレ全開になってた。

 

 

イラストを見て「だれがつけてる?」当てるクイズなんだけど

 

 

答えが『てぶくろてっちゃん』のクイズだけ難易度高すぎる!

マイナーキャラも「Fキャラ」として平等に扱うのがこのミュージアムなのだ。

SF短編集の物騒なキャラがしれっとあちこちにいるのはどうなんだって、やっぱ思っちゃうが!『征地球論』は見た目のマスコットキャラっぽさで得してる。

 

 

2階のFシアター作品ではここでしか見れない短編アニメが上映されているが、現在は『チンプイ エリさまのグッドラック』が上映中!過去のTVアニメ版から実に34年ぶりとなる新作アニメだ!『チンプイ』のアニメは子供の頃に見ていて大好きで、今でもF作品だとドラえもんやキテレツ大百科に次いで思い入れ深い。新作見たかったんだよ!

 

15分くらいの短編アニメなので、基本設定の説明、ダイジェスト的に回想でいくつかのエピソードを映像化、イベント上映らしい無駄にド派手な展開、Fシアターらしいサプライズを詰め込んだ構成。

 

とんでもない作画と色彩センス溢れる映像で、テンポ良く進行するから楽しかったし、今回の声優は久野美咲さん、潘めぐみさん、山寺宏一さんと旧作から一新してるんだけど、演技を明らかに旧アニメに寄せてて感動。まさか!というやり方で旧アニメネタも拾っていて軽めのジークアクス状態。PVで少し流れているあの曲もあって、旧アニメ好きな俺としては出来が良すぎて度肝抜かれたよ!これが見れただけで来て良かった。

 

この布陣でネトフリ辺りで新作シリーズやってくれ……!

 

 

チンプイを堪能した後は昼食を食べにカフェに向かったが長蛇の列。

QRコードでスマホから順番待ちと呼び出しを確認できるので、受付だけして3階の屋上スペースへ。ドラえもんとのび太とピー助がデカすぎてビビる!どこでもドアや空き地と土管など撮影スポットが色々あったんだが、あいにくの雨で人も多かったので軽く見る程度に。

 

 

森に隠れるように色々設置してあって意識しないと見落とすレベル。

『のび太の大魔境』のバウワンコ像じゃん!

 

 

なんか細長い物体が立ってて、くねくねかと思ったらウマタケだった。こえーって!

 

 

森の奥にドラ映画に何度か出てきたキャンピングカプセルと寝袋が……。あまりに自然を活かし過ぎた展示である

 

 

地面に寝転がるパーマン1号と2号も!いいなあ。

 

 

中庭には石にされたドラえもんが放置されてた。やわらかい石で出来ていると噂のやつ。

雨なので中庭に入れなかったのが無念!これは上の階から撮影した一枚である。

 

 

屋上からの眺め良し!周りは本当に普通の住宅街だ。

 

 

まだ時間があったので先にショップへ。

誕生日のジャイアングッズが目立つところに並んでた。ジャイアンズのシャツと帽子がすごい。

 

 

きれいなジャイアングッズもあるし、透明なオバQのマグカップもかわいくていい。

全体的にドラえもんやF作品だから許されるマニアックなグッズ多くてさすがだな……。ファンの心理をよく分かってる。

 

 

クリアファイルのセンスも凄い!『ドラえもんだらけ』のクリアファイルマジかよ!

のび太の100点クリアファイルは白い紙を入れると0点になる仕掛けつき。

 

普通のドラえもんのぬいぐるみと一緒に、原作初期のずんぐりむっくりしたドラえもんのがあったり。なかなかグッズ化されないような作品も多かったり、さすがのミュージアムクオリティである。

でも「ドラえもんばっかり!」って叫んでる子供がいたのは笑っちゃった。

 

 

ショップ・カフェ・藤子屋 |

 

買い物を楽しんだ後はいよいよカフェへ。

俺が注文したのは「畑のレストラン ジャイアンとカツ丼」だ!  1800円!

『のび太の日本誕生』であった、畑から収穫した巨大ダイコンを半分に割ると中からカレーライスやカツ丼が登場!というワクワクシーンをそのまま再現したメニューだ。これ注文するしかないだろ!日本誕生は子供の頃に何度も見てる思い出の映画だから夢のようだぜ……!

 

 

入れ物のフタを閉じるとこうなる。もうこの時点で満足感がすごい。

このサイズのダイコンにウキウキで生で噛り付いてたのび太のヤバさが分かる。

 

 

ちょっと分かり辛いがカツの上に海苔でジャイアンの顔が描いてあるぞ。

揚げたてサクサク、卵もフワトロでめっちゃうまかった!!!!7万年前の味がする!!!!!

 

 

ただ、このシーンってアニメ版の印象が強くて原作だと結構あっさり。

シートに使われているのが原作絵なのでカレーライスしかないし、肝心のジャイアンは「おれはカツ丼を注文したはずだぞ!」って文句で終わってる……。

 

 

同行者が食べた物も紹介!

それるすしさんが注文してた「ピーヒョロネーゼ(1250円)」ひみつ道具の「ピーヒョロロープ」をモチーフにしたボロネーゼで、写真用にドラえもん、のび太、しずちゃんのスタンド付き。そんなメジャーな道具でもないこれをなぜ……!?

 

 

「フレンチトースト de アンキパン(1200円)」はアイスとチョコソースつきのフレンチトーストだ。アンキパン、地味だけどこういう時強いからグッズ化やメニュー化しがち。キャラのシルエットがグルッと並ぶ皿のデザインが良いなぁ。

 

 

カワミスさんが食べていた「山のようなどら焼き(1700円)」はどら焼き8個セット!味はこし餡・抹茶餡・ずんだ餡・カスタードが2個ずつだ。1個1個はミニサイズなので食べきれるサイズ。通常サイズだったらそれは『ドカ食いダイスキ! もちづきさん』コラボメニューである。ドラえもんはカスタード味で、最後にカワミスさんが両断してました。

 

 

こちらは人数分注文したラテアート付きのカフェラテ。ラテアートはランダムで、てるてるぼうずのドラえもんは雨の日限定っぽかった。かわいい。

 

 

ドラえもんストローつきのドラえもんブルードリンク!700円!

飲むときにドラえもんの顔みたいになるストローもついてたぞ。思ったよりサイズがデカくてビックリ。

 

期間限定のコラボカフェではなく、常設のミュージアムの飯だから量も味も満足だったね。

 

 

周りを見ると「ドラえもんじゃカレー」の人気が高かった。生で見るとデカさに驚く129.3cmの皿に盛られたカレーライスだ。

だいたい家族や友人同士でシェアしてたが、1人でドラえもんに戦いを挑んでる猛者もいたぞ!

 

 

ミュージアムの感想は以上!最後に俺が買ったグッズを紹介するぞ。

今回の『科学と魔法のまんが展』と『ドラえもんだらけ』のクリアファイルはしっかり購入。「やろうぶっ殺してやる」もしっかり印刷されてて最高!SFギャグマンガとしては頂点のエピソードだと思う。

 

 

やたら乙女っぽさを前面に出したジャイアンのデビューレコード「乙女の愛の夢」を再現したコースター!細部まで凝ってるけどどういうチョイスだよ!?

 

 

『帰ってきたドラえもん』に登場した、ドラえもん型の入れ物を再現したチョコクッキー缶!こんなのスルーするの無理だって!中に何入れても面白いやつじゃん!ストロングゼロとか入れよう!

写真撮る前に1個食べちゃったがチョコクッキー8個入り。味も良かったぞ。

 

 

こちらはミュージアム内で回したガシャポン。ドラえもん型のカプセルに入ってて中身はオバQでした。このカプセルは捨てられないやつ!

右はドリンク注文した時に貰えたコースター。チンプイ!

 

 

今回の展示に合わせた原画ポストカード5枚セット。とりあえず押さえておかねば。

 

というわけで『川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム』の感想でした!

あちこちのオブジェでライト層も楽しめるし、原画やF先生のコアな展示物でマニアも唸るミュージアム。懐かしい思い出が蘇り胸が熱くなる。原画の展示が中心なので小さい子供だとどうかな?と思ったが賑わっていたぞ。何度か来てるカワミスさんが案内してくれたのも面白かった。

 

なかなか一人で行くきっかけが無かったので誘ってくれてありがたかったな。

カワミスさん、それるすしさんありがとうございました!