『Dyping Escape』のレビュー行くぜ!
パブリッシャー:PLAYISM
機種:PC
ジャンル:タイピングゲーム
発売日:2026/3/13
価格:1100円
『東京珈琲パンデチカ』などを手掛けたヘビサイドクリエイションの最新作。
ウェブブラウザで無料公開した作品を大幅にパワーアップさせた作品だ。
タイピングゲームと謎解きゲームを組み合わせた構成で、ストアページに書いてある通り、第四の壁を突破してくるキャラクターを相手にしていく。
ゲームの性質上、出来るだけ内容知らない方が面白いので、気になる人はレビュー見ずに買ってみてくれ!
ちなみに配信用のモードも搭載されているので、ゲーム実況する時も安心。

ゲームマスターである謎の目玉による、ご丁寧なあいさつからゲームスタート。
彼の誘いでタイピングゲームを始めることになるが、プレイヤーは最初に理不尽な署名をさせられてしまう。
「私はこのゲームで受けるあらゆる損害を受け入れます」
目玉はこの署名を活用し、タイピングゲームを通じてプレイヤーを破滅させる指示を次々に出してくる。

タイピングゲーム自体は『吾輩は猫である』などの古典を題材にした他愛の無いもの。そこに割り込む形で、使ってるPCのグラボやメモリを破壊する指示などを差し込んでくるぞ。やめてくれよ!今PCたけーんだから!みかんの皮でもあればコイツの眼を潰してやれるのに……!
基本的にプレイヤーが出来るのは指示に対してタイピングで承諾をするだけ。
承諾をすると、どんどんPCが破壊されて画面がおかしくなっていく!

そこで頼みになるのがヘルプのネコだ。
健気にプレイヤーを助けてくれる存在で、彼のヒントや能力を活用して指示を上手く避けることが出来る。ネコの能力は「PCである」ことを活用したメタなものばかり。上手く活用して目玉が出してくるヤバい指示を回避し、タイピングゲームをクリアしていき、ゲームの最深部に置かれた署名を取り戻すのが最終目的となるぞ。
PCが完全に破壊されたらゲームオーバーになるが、手前からすぐやり直せる。

目玉が実に良いキャラで、紳士的な口調でこちらをじわじわ追い詰める言い回しが痺れるし、逆にカウンターを喰らってピンチになると激しく動揺する。昭和特撮の怪人くらい良いリアクションしてくれるのが気持ち良い。
ネコもヘルプキャラだけあり、万事を尽くしてプレイヤーを助けてくれる泣ける相棒。短いセリフでキャラを立てるのが上手い作りだね。

後半の謎解きは閃きが試されるものが多いので、クリア時間は難しいが大体2時間くらい?
キャラや見せ方は面白いがこの手の作品としてはやや新鮮味に欠ける作り。タイピングが長い文章を延々と打たせるものばかりだったり、単純にやるのが面倒な仕掛けがあったり。それなりに面白かったが、個人的には後半からやや没入できなかった。
ただ、途中の大仕掛けなどはこのゲームでしか出来ない構造で、それだけでも存在価値はあったな。
メタ要素マシマシの謎解きゲームに興味があれば悪くない1本だったぞ!