オッドドッグとイーヴンキャット ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
『オッドドッグとイーヴンキャット』のレビュー行くぜ!
パブリッシャー:Phoenixx
機種:Switch
ジャンル:新感覚・脳トレアクションゲーム
発売日:2022/3/17
価格(税込):500円
なんと小学2年生と3年生の兄弟クリエイターである
千葉ブラザーズが開発した脳トレアクションだ!
小学生がunityで作ったゲームにパブリッシャーがついて、
Nintendo Switchで配信されるとか凄い時代が来たもんだ。
henna games / 千葉ブラザーズ - YouTube
千葉ブラザーズの公式チャンネルもあるぞ。
ポケモンの実況からblenderの練習、原田勝弘氏との対談まで……!
公式サイトに載ってる経歴も凄すぎる。
俺が子供の頃なんてゲームボーイの『遊戯王デュエルモンスターズ』で、
レッドアイズブラックドラゴンが欲しくて城之内くんを100回倒したりしてたよ!
で、『オッドドッグとイーヴンキャット』。
小学生らしい遊び心がいっぱいのゲームではあったが、
500円のゲームとしてはなかなか評価が難しい内容だったな!
物語は海に流されたオッドドッグが、とある島に漂着するシーンから始まる。
天から響く謎の声に導かれて、街に帰るために船着き場を目指す。
「北(うえの方)」という分かりやすい表現に、早速小学生マインドを感じる。
とはいえ、このゲームは3Dでマップも無いから、この説明意味ないんだけども……。
島には困っているイーヴンキャットが沢山いるので、
彼らを助けながら船着き場を目指す構成だ。
こいつ……セリフが立体的!
上から降ってくる物をキャッチしていくミニゲームがメイン。
左スティックでオッドドッグを、
右スティックでイーヴンキャットを動かす操作だ。
キャッチする物が違うので、
間違えないように二匹を同時操作する必要があるのがややこしくも楽しいゲーム。
とはいえ、絶対取れない場所に物が落ちてくることが多い上に、時間制限も無い。
たまに出現するアイテムを取ると状況が変化するとかそういう要素も無し。
どうしてもダラダラしたプレイになりがちだ。
困りごとによって鳥だったり野菜だったりボールだったりはするが、やることは一緒。
船着き場から脱出すると、
逆にイーヴンキャットが主役でオッドドッグだらけの街を探索するパートが始まる。
ここもやることは同じで、困りごとを探してミニゲームを消化していく。
モブキャラの動き付けが細かくて、
街でオッドドッグとイーヴンキャットたちがそれぞれ楽しく遊んでいたり、
カフェでのミニゲームだとくつろいでいたりするのは好きな点かな。
街でバスケットボールを拾うとバズーカで打ち出せたり……。
星型の影が落ちる謎の場所があったりと、
マップは広くないが色々小ネタが仕込んである。
高速で走り回ってるキャラに話しかけると海にぶち込まれる謎のイベントもあるぞ。
謎が多いゲームだ!
街の建物の縮尺がメチャクチャなのは気になったが、
これはオッドドッグとイーヴンキャットの他にも、
ネズミとかの小さい動物が住んでいる……という解釈にしておこう!
おまけ要素として無人島を好きに開拓できる要素も有る。
床の色を変えたり、好きなオブジェクトを100個まで配置できるぞ。
とりあえずマグマの中で強い野菜を育てる無人島にしてみた。
近くにいるのはマグマカラスね。
その他、直進する飛行機を操作してフラッグを取っていくおまけゲームもある。
飛行機がデカくて見辛い!遅い!と結構大変な仕様になっているぞ。
最近、小学生が作ったという設定の『RPGタイム』という凄まじいゲームがあったが、
『オッドドッグとイーヴンキャット』は色んな意味でこれがリアルだ!という内容で、
両方遊ぶと色々味わい深いところ。
好きな物を詰め込んだのが伺える夢いっぱいのゲームで
小学生でこれを作ったのは掛け値なしで凄いんだが、
500円のゲームとしてはやはり荒削り過ぎて評価が難しい……!
これから歴史を築くゲームクリエイターの
最初の1歩を体験したい人は必見って感じかな。