ウルトラマンX最新話である狙われたXが金曜日まで無料配信中だ!
放送から10周年を迎えたウルトラマンマックスがゲスト出演するスペシャル回!
マックス!マックス!マックス!(デデンデンデデン)
マックス!マックス!マックス!(デデンデンデデン)
ウルトラマンマーーーーーーーーーーーーーックス!
という主役の名前連呼から始まる明るい曲調の主題歌なんだけど、
よく聞くと「欲望だけが渦巻く星で 大事なものを探す勇気」とか結構皮肉入ってるウルトラマンマックス!
ドラマ部分はちょっと薄かったが、2人のウルトラマンと怪獣、宇宙人が入り乱れる戦闘シーンの迫力に加えて
最後のマックスのセリフなど実に充実した内容だったぜ。
トウマ博士が結局XIOに所属する実在の人物だったのかどうかはちょっと気になったが……。
ゼットンを操ってる宇宙人はかなり予想外でビックリしたなあ。
いやウルトラ10勇士にも出てきたしよく考えたら順当ではあるんだけども。
サイバーゼットンアーマーの必殺技の「そう来たか!」感も良かったな。
ウルトラマンマックスはネクサスとメビウスという
様々な広がりを見せた2作品に挟まれているせいかやや知名度が低く、
単独映画やゲームも無かったり作品のデキの割にこれまで露出に恵まれてこなかったので、
今回カイト隊員が出演してのゲスト回は嬉しかったわ。
youtubeのウルトラチャンネルではウルトラマンマックス本編のゼットン回も期間限定で公開中。
マックスの新武器であるマックスギャラクシーの登場に、あのウルトラマンゼノンも戦う重要な回だぜ。
まあ、話としてはマックス全体で見ても結構アレな1本ではあるんだけども!
リアルタイムで見ていてこのゼットン回と次のキングジョー回のコンボは
俺のカラータイマーが危うく止まりかけましたね……!
ウルトラマンマックスは多数の監督と脚本が参加して短編集的な面白さを重視した作品。
1クール目は王道……と言えば聞こえはいいもののちょっと安直な回が多かったが、
2クール目からは吹っ切れたように好エピソードを連発。
特に、絶対に倒せない怪獣である完全生命体イフが登場し、
マックス屈指の名エピソードと名高い「第三番惑星の奇跡」という感動回を放送した次の週に
ウルトラシリーズでも屈指の悪ノリギャグ回である「わたしはだあれ?」を放送する温度差が凄かったぜ……。
2クール目の開幕がこれだったから期待感MAXだったわ。
個人的にはギャグと燃え展開のバランス配分が良くて
ナレーションのメタツッコミも光る「燃えつきろ! 地球!!」や、これこそ王道と言える「勇気を胸に」辺りがお気に入りだな。
今調べたら「燃えつきろ!地球!!」の脚本って中島かずきじゃねーか!
実相寺昭雄が手がけた回も「胡蝶の夢」「狙われない街」の2話も凄かった。
狙われない街はウルトラセブンのメトロン星人回の直接の続編で、
登場するメトロン星人も
「セブンにアイスラッガーで切断された後、円谷プロの怪獣倉庫で手当てを受けていた」という設定。
だから体の真ん中に縫い目があったりする。どういうことだ。
胡蝶の夢はさらにぶっ飛んでて「特撮番組であるウルトラマンマックスの脚本家」が出てくるシーンからスタート。
タイトル通り夢と現実が交錯していくホラー回だ。オチも含めて朝7時30分から放送する話じゃねーよ!
バルタン星人が登場する前後編「ようこそ!地球へ」は戦闘シーンのスケール感が素晴らしい娯楽回。
バルタン星人が空を埋め尽くすほどに分身!
ウルトラマンマックスも負けずに同じくらい分身!
の流れは「ちょっと待てよ?!」ってなったわ。
ウルトラマンマックス特有のなんでもあり感を最大限に押し出した戦闘シーンがとにかくド派手だぜ。
というわけでマックスは王道に感動、ギャグ、SF、ホラー。
1話完結形式であることを生かした非常にバラエティ豊かな内容がとにかく素晴らしいウルトラマンだったのだ。
今回のゲスト出演で知名度上がるといいなあ。