Fullblastのレビュー行くぜ!
2015年に賈船から500円で配信されたWiiUダウンロード専用ソフトだ。
海外タイトルのローカライズで開発はEnjoyUp Games。
元々はスマホで配信されてたゲームみたいね
最近では珍しくなった2Dの縦シューティングゲーム。全12ステージ。
宇宙から襲来したエイリアンを倒すために戦闘機で出撃だ!
と、ストーリーも非常に単純さ。
操作は方向キーで移動、Aボタンでショット、Bボタンでボム。
パワーアップアイテムも直進するショットと
拡散するショットの2種類というシンプルさ。
パワーアップアイテムを連続して取って最強にしても恐ろしく地味だ……。
ファミコンのゲームの方がまだ派手じゃないか?
ボムを使うと味方機体が爆撃で援護してくれる。
2Dの縦シューティングには無条件でちょっとワクワクしちゃうので買ってみたんだがこれはつらいデキだったぜ!
全12ステージとは言うが最初の4ステージが市街地、
次の4ステージが山岳地帯、最後の4ステージが海で背景がほとんど変化しない。
凝ったシステムは無くとにかくショボいショットで敵をやっつけるだけの内容。
ステージに加えて敵の出現パターンも単調。
同じような組み合わせの敵編隊や同じ地形が
ひたすらに何度も何度も登場するので遊んでいてまったく盛り上がらない。
バタ臭いボスが淡白な行動パターンで次々に襲い掛かる!
シューティングゲームとしてはオーソドックスな作りで理不尽な要素などは無いし、
ワープする中ボスや2体同時に攻撃をしてくるボス。
回りの戦車を操って攻撃してくる脳ミソ型のエイリアンとか、
変化を出そうとしてのは分かるんだけど全然足りてなくてとにかく退屈。
ボスの攻撃パターンが全体的に少ないせいもあって難易度もかなり低く、
苦戦したのはラスボスくらいかなあ。
ステージ感では主人公やその仲間、基地指令による
軽妙さに乏しい軽妙な会話デモが挟まる。
仲間が死んで怒りに燃える主人公。
本部からの命令に応える主人公。
なんだよこの緊張感の無さは!
このノリで敵エイリアンも普通に喋るからたまらない。
主人公とラスボスの子供の喧嘩みたいな会話デモはある意味必見だ。
この会話デモ、そんなに分量が多いわけでもないのに
「ダーメジ」とかやたら誤字が目立つ。なかなか厳しい状態だ。
「やつらを殲滅しる。」という誤字を見た時は
わざとやってるんじゃないかと思いましたね……!
いきなり画面が乱れたりフリーズしたりと、
ゲーム自体が結構不安定なのも気になった。
色々とやっつけ過ぎる……。
まあ、この脱力感満載の会話デモと、
ショットを撃つと自機から
バカデカい薬莢がバンバン飛び出す豪快な演出とかは嫌いじゃない。
バリエーションには乏しいけど最初の都市ステージの背景は割りと細かい作り。
大量のエイリアンが空中戦してるのに車が二車線を綺麗に走ってたりはするけどさ!
単調だけど1ステージ毎にセーブされるのでお手軽に遊べると言えば遊べる。
クソゲーではないんだけどとにかく退屈なゲーム。
このゲームならではの個性というものもまるで無いし500円でも厳しい。
なんでわざわざこれをローカライズしたんだ賈船よ。
「2Dシューティングならなんでも買うぜ!B級上等!」
「500円だしガイアブレイカーよりマシならまあ……」
というシューター以外にはオススメ出来ないぜ!
※追記
2018年にeastasiasoftから700円でSwitch版が配信されたので記しておきます。
だが内容は変わっていないみたいだぞ!