Nintendo Switch|ダウンロード購入|BDSM:ビッグ・ドランク・サタニック・マサカー
BDSM:ビッグ・ドランク・サタニック・マサカー | 公式PlayStation™Store 日本
Steam で 88% オフ:BDSM: Big Drunk Satanic Massacre
『BDSM』のレビュー行くぜ!俺が遊んだのはSwitch版ね。
メーカー:eastasiasoft(Switch/PS4)Big Way Games(PC)
機種:Switch/PS4/PC
ジャンル:アクションシューティング
発売日:2020/06/18(Switch/PS4)2019/10/10(PC)
価格(税込):1980円
サタンの息子であるルーを操作して、
地獄で悪党どもを撃ち殺しまくる全方位シューティングゲームだ。
パロネタ、シモネタ、暴力満載のイカれた作品。
そもそも『BDSM』って本来は
「ボンデージ」「ディシプリン」「サディズム&マゾヒズム」の略称だからな。
メインイラストは『DOOM』のパロディで主人公はミルクを持っているが、
これは家庭用に移植される際の自主規制。本来はミルクではなく酒だぞ。
……と思ったらゲーム中に表示されるイラストだと普通に酒持ってた。雑ッ!
そして「敵を撃てば、敵は死ぬ」というTIPSが実に具体的かつ有用で良いですな!
ノリのぶっ飛びっぷりはよくコンシューマで出せたな!ってレベルなんだけど、
ゲームとしては平凡。翻訳も雑でハジけたノリが削がれてる。
そして公式サイトでウリにしてる風刺ネタの根幹が、
コンシューマ移植しちゃうと意味通じなくなっちゃうネタだったり……。
そこそこ楽しめたけどオススメするほどじゃない、って内容かなー。
人間界と地獄がある程度繋がっており、
欲深く肥え太った人間たちがかなり地獄に介入してきている世界観。
本当に恐ろしいのは悪魔より人間ってわけだ。
で、それはそれとしてバーで飲んだくれて酔いつぶれていた主人公のルーが、
ひたすら銃ぶっ放しながら、恋人を取り戻すために大暴れするストーリー。
スティックで狙いをつけ、押し寄せる敵をとにかく撃ちまくるアクションシューティング!
進めていくとバズーカやマシンガンなど様々な武器が手に入るし、
敵を倒した時に手に入るお金で様々なパワーアップを購入可能。
RAGEゲージが溜まったら一定時間、強力なビームをぶっ放せるぞ。
パワーアップは武器の性能を上げるものから、
アイテムを取った時の効果を底上げするものまで様々だ。
主人公が「モータルコンバァァァーーット!」って叫びながらドアをぶち破って、
山のようにいる悪魔を撃ちまくるノリのゲーム。
回復アイテムのミルクがあればいつでも回復可能。
あちこちにミルクの無料販売機があるので簡単に補充できる。
しかしアイコンとデザインがどう見ても酒!ミルクなのか酒なのかハッキリしろや!
でもCEROで飲酒マークついてないからミルク判定で通ってるんだな……。
マップはそれなりに広いがほとんど一本道。
乳首の付いた石像がスイッチになっているのと、
武器入手イベントがあるのでそれを探す程度かな。
あちこちにいるセクシー悪魔と会話して、
一緒に銃をぶっ放すミニゲームをこなせば新武器ゲット。
ミニゲームは方向キーを上下にタイミング良く入力して、
「快楽バー」を最大にすればクリアだ。
PC版だと画面中央に銃ではなくセクシー悪魔のイラストが表示され、
入力に合わせて喘ぎ声が鳴り響くもので……まあ、つまりそういうイベントだった!
海外ゲームは暴力描写には優しいけどアダルトシーンには厳しいからね!
セクシー悪魔にどっかで見たようなポニーが複数いてPC版がちょっと気になった。
というか、日本語訳もかなりヤバくてよく通ったなこれ!
それ以上にスゴいのは顔と腕章にモザイクのかかった「ヒトラーじゃない男」だろう。
こんな雑な出し方が許されるのかよ!?っていう衝撃が凄かった。
ちゃんとあの敬礼をしてくれる。
ちなみに彼とのミニゲームもありました。
まあ、ヒトラーじゃないなら問題ないだろう……。
そんな悪ふざけ満載のノリなんだが、
ツインスティックシューティングとしては特に目新しい部分は無く、
淡々と似たようなステージを進んでいく構成になっている。
敵をまとめて吹っ飛ばす爽快感はあるものの、
ダメージを受けた時のリアクションが弱いため、いつの間にか死んでることも。
まあ、基本的に回復ミルクのゴリ押しでなんとかなるし、
ゲーム中にも難易度を変えられるからゆるく楽しめるバランスではある。
アホなノリがすべてなのに翻訳が雑で、会話が分かりにくかったり、
ムービーでの字幕の流れがめちゃくちゃだったり、
エンディングムービーでコマ落ちしまくったりするのは残念。
また、このゲームのオチが、
コンシューマ移植したら意味が分からなくなるタイプのネタだったので、
そこは何とも言えない感じだったな!
クリアするだけなら5時間ほど。
突き抜けた下品なノリはなかなか面白かったがゲームとしては平凡。
まあ、そんなところも含めた軽薄さが心地良い作品と言えるかも。
バランスはゆるいので頭カラッポで楽しめる全方位シューティング。
ふざけたノリに興味があれば、セールの時にどうぞってとこかな。