『1993 シェナンドー』のレビュー行くぜ!
俺がプレイしたのはPS4版ね。
パブリッシャー:Beep/Aurora Punks
機種:PS4/Switch/PC
ジャンル:スペースシューティングゲーム
発売日:2016/3/28(PC)2022/3/3(PS4/Switch)
価格(税込):1220~1320円
1993年に開発され、
発売されないままだったシューティングを現代に蘇らせたという作品だ。
2016年にPCで配信されたタイトルで、最近になってBeepからCS版が発売された。
興味深い経緯だしシューティングなので買ってみたが、
まあそこそこ面白い……くらいだったかな。
一昔前の海外シューティング好きな人だったら気に入るかも。
大規模な星間戦争の混乱の中、軍から追放された悪のネスター大佐が、
惑星テラフォーミング装置「シェナンドー」を奪取。
装置を稼働させて強力な軍隊を作り始めた。
プレイヤーはネスター大佐の討伐を依頼され、戦闘メカ渦巻く戦場へと出撃する!
全6ステージ+αで構成されおり、攻略する順番は自由だ。
オーソドックスなシューティングだが、自機の周辺に展開されたシールドが特色。
敵弾を防ぐことが可能で、時間経過で修復されるし、グルッと回転させることも出来る。
機体には耐久度があり、被弾すると少しずつシールドの面積が狭くなっていく。
耐久度ゼロでミスとなるが、
チェックポイントから無限コンティニューできるのでゆるい仕様だ。
やたら濃い商人が出てくるショップでは武器と機体を購入可能。
3段階までのアップグレードも可能だ。
武装は連射、貫通、ホーミング、炸裂弾から、防御に使えるものまで様々。
上位ランクの機体は上下左右に4つの武装を装備可能なので、
火力で敵を圧倒出来るようになるのが気持ち良い。
1度クリアしたステージをやり直すことが可能だが、
極端に報酬が少なくなるので、全部の武器を買うようなプレイは不可能。
ゲームスタートからエンディングまでの間で、
どの武器を買うか?どの武器を強化するか?を考えていくのが楽しいゲーム。
1周が短いのでサクッと遊べるし、ステージも程良い長さだ。
ただ、ステージ構成や演出は「グラディウスやR-TYPEで見た!」ってのが多く、
なんか最近の海外インディーゲームとあんまり変わらないな!
時代が追いついたというか、なんというか……。
メカデザインなどはいかにも一昔前の海外シューティングらしいライン。
ドラゴンを象るガス星雲とかはカッコいい。
ボス戦の前には通信で情報が流れる演出もあるぞ。
やめてくれないか!微妙な翻訳で小粋なトークをしようとするのは!
元々緊張感のないストーリーなんだが、
「ネスター」を「寝スター」と書くミスがそれに拍車をかけてくる。
ギリギリの地形をすり抜ける場面があるのに、
機体の当たり判定が大きめなせいでそこだけやたら難易度が高いとか、
特定の装備を持ってないと
大苦戦する真ラスボスとかはちょっとどうかと思ったが、
全体的にはそれなりに面白いシューティングだ。
シールドの仕様なんかは独自性があって好き。
冒頭にも書いたが、一昔前の海外シューティング好きな人だったら悪くない1本かな。