絶対SIMPLE主義

Switch/PS4のダウンロード専用ソフトを中心に全方位でゲーム紹介するブログ。SIMPLEシリーズも応援中。

3DS「ファンタジーパイレーツ」レビュー!ファンタジーというより薬物?!ゲームとしては意外と熱い

11 (1)

ニンテンドー3DS『ファンタジーパイレーツ』海賊になってお宝をゲットしよう! | COSEN Co., Ltd.

ファンタジーパイレーツのレビュー行くぜ!


タイトル:ファンタジーパイレーツ

メーカー:賈船

機種:3DSダウンロード専用ソフト

ジャンル:3Dアクションシューティング

配信日:2016年4月20日

価格:500円


海外タイトルで、開発はEnjoyUp Gamesだ。

ここはWiiUのフルブラストとかダーツとかであんまりいい印象が無いな……。

11 (2)

海賊になってボスステージ含めた全13ステージに挑んでお宝をゲットするゲーム。

ステージはノーマルルート、ハードルート、ベリーハードルートに分かれている。

メガドライブのやり過ぎみたいな難易度表記やめろ。

基本的に左から攻略していくがルートは自由に選べる。

11 (4)

公式ではタワーオフェンス型アクションと書かれているが、

ジャンルとしては3Dアクションシューティングと言った方が分かり易いかな。

画面奥の島をどんどん攻撃して破壊し、出てきた宝箱をすべて回収すればクリア。

方向キーかスライドパッドの左右で左と右に移動。

方向キーかスライドパッドの上を押すとジャンプ。

方向キーかスライドパッドの下を押すと一定時間潜水。

下画面をタッチで照準の移動と弾の発射ができる。

昔からたまにある「自キャラが画面内に存在して弾避けする必要のあるガンシューティング」だ。

ちなみに移動操作はABXYボタンでも代用できる。

とにかくタッチペンでの射撃で島を砲撃しまくる!

ザコ敵の攻撃や障害物は避けまくる!

たまにジャンプや潜水じゃないと避けられない障害物が出てきたりするので素早く対応!

と、なかなか忙しいゲーム。

11 (6)

公式を見た時はなんだかよく分からないゲームだなと思ったが、

繰り返しプレイして敵の攻撃パターンや弱点を見切っていく楽しさがしっかりあるし、

パワーアップアイテムを取った時の圧倒的火力で島の防壁をメキメキ剥がすのも爽快。

後半は敵の火力がヤバいくらい激しくなるので、

あまり動かず迎撃に専念して、着実に砲撃してくる敵を減らしてからのパワーアップアイテムで逆襲!

島はハチの巣!って流れはかなり好き。

ボスキャラも後半は

「おいなんだよ!人間が避けられる攻撃をしろよな!」と言いたくなるようなのが出てくるが、

ジャンプと潜水を使うタイミングを見極めるとなんとか避けられるようになってくる。

意外にも骨太かつパターン重視の作り。

クリアランクややり込み要素みたいなのは一切なく、

13ステージクリアしたら終わりという潔い作りも昔のゲームっぽい。

111_20160429043519c7d.jpg

ただ……なんか異様な雰囲気のゲームだ……。

変な虫、ヤクをキメ過ぎたようなウニ、謎のブタといった不気味な敵キャラ。

島を取り巻く防壁や敵弾、障害物に何故か文房具が多く、

壁となる電卓やノート、道を塞ぐ定規、敵弾として飛んでくる画鋲や鉛筆、

こちらを殺そうとする殺人フラフープなど、プレイヤーに襲い掛かる意味不明なオブジェの数々。

明らかにスタッフの声としか思えない「これ何の音なんだろう…」と首をかしげたくなる効果音の数々。

ちょっとファミコンのキテレツ大百科を思い出すカオスっぷりだ。

ファンタジーというよりただの禁止薬物では?

この世界観、俺の解釈としては「子供の海賊ごっこ」なのかなと思った。

身の回りにある文房具などを、海賊の船や冒険する島に見立てて妄想するごっこ遊び。

それをそのままゲームにしたようなイメージなのかなと。

しかし……。

11 (3)

眼球が怖くてクビを伸ばして攻撃してきて、

11 (8)

肛門から赤鉛筆を発射するカメのボスとか。

11 (5)

ぶっ飛んだ眼球のついたホッチキスの群れが、キスマークを飛ばしてこっちを殺しにくるとか、

やはりただの薬物案件では?と思わなくもない。

IMG_3116.jpg

海外タイトルではあるんだがローカライズは一切されておらず全部英語。

まあ、テキストがほとんどないゲームなんで問題ないと言えばないんだが、

パワーアップアイテムの説明はあるけどどういう形状かの画像も無い説明書とか、

かなり手抜きっぽい作りだな。賈船はそういうところある。

11 (9)

終盤ステージで死ぬほど苦戦したが全ステージクリアまで4時間ほど。

似たようなステージが続くしオススメするほどでないんだが、

アクションシューティングとしての作りは意外としっかりしてて、

後半ステージの弾幕と、ジャンプじゃないと絶対避けられない殺人フラフープと、

潜水じゃないと絶対避けられない殺人フラフープの波状攻撃と戦いながら

必死に宝箱を回収していくのは熱かった。

後半ステージはライフゲージ持ち越しで複数のステージを連続でプレイする形式なので、

たまに流れてくる回復アイテムをギリギリで取っていくのが実に心臓に悪い。

なんだかんだでムキになって何度もプレイしちゃう内容だ。

元々購入する予定が無くて、あまりにも買っている人間が少ないのでつい買ってしまったんだけど、

結果としてはいいきっかけだったかな。

みんなもヤクをキメてファンタジーの旅に出よう!