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【レビュー】疲弊してるけど朝までにゲームのデモ版を作成せよ!『疲弊した人』【PS5/PS4/Switch/XBOX/PC】

 

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疲弊した人:PSストア

 

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Steam:疲弊した人

 

『疲弊した人』のレビュー行くぜ!俺がプレイしたのはPS5版ね。

 


パブリッシャー:Candleman Games/Beijing Jiao Dian Chuang Yi Digital Technology Co., Ltd./E-Home Entertianment Development Co., Ltd

機種:PS5/PS4/Switch/XBOX/PC

ジャンル:ノベルADVゲーム

発売日:2024/7/25

価格:1150~1200円


 

立ち上がる元気も無い人を操作する物理演算アクションゲーム。

グニャグニャと頼りない動きをする主人公を上手く操り、山積みになっていく仕事をこなしていくのだ。

 

『Human: Fall Flat』『グーニャファイター』など。たまに見かける主人公の動きがグダグダなのを楽しむゲーム。スティックとボタンで四肢をコントロールするので『オクトダッド』が一番近いかな。独自要素もありつつ、コンパクトにまとまっていて面白かった。

 

 

ゲームを起動すると、疲弊した人が築地みたいに横たわって並んでいる。ただのセーブファイルなので好きなヤツを選んでスタートしよう。

 

 

チュートリアルでは「疲労困憊ヨガ」を学ぶ真琴を操作することになる。

バックストーリーを読むと、どうも残業が当たり前で人々がみんな披露困憊してる世界観なのか……?疲弊しているのは人じゃなくて世界じゃん!

 

 

チュートリアルは女の子のヨガ真琴を動かせるが、本編が始まると疲弊したゲームクリエイターのおっさんをずっと操作するぞ!おい!話が違うぞ!

 

疲弊して床を這いずり回りながら、明日のゲームフェスタに提出するゲームを作るのが目的となる。バグ取りやパッケージ制作までやるから大変なスケジュールである。

 

 

操作キャラは疲弊しているので、地面をはいずり回るようにしか動けない。

スティックで移動、スティック+ボタン長押しで左手、右手、左足、右足を個別に動かせる。移動は壁も這いずり回れるし、掴んだ物を空中に固定することも可能だ。疲弊してるけどクモみたいな動きは出来る程度の疲弊。

 

これらのテクを駆使して、画面に表示されたお題をクリアしていくのが基本ルールだ。

 

お題は「〇〇を〇〇の横に置け」「〇〇を〇〇メートル動かせ」「右足を〇〇に触れさせる」「高いところにある〇〇を掴め」などなど。複数の条件を同時に満たさないとクリアにならない場合もある。

 

 

高所にある物を掴むミッションはなかなかテクがいる。

とはいえ、操作キャラは壁に張り付く能力が高く、ちょっとでも引っかかる部分があればスルスル動ける。ステージに制限時間なども無いので、ゲーム自体の難易度はそこまで高くないぞ。

 


本作の特徴はカードでステージを選べる構成。

15ポイント溜まるとエンディングになる時間、ポイント数でエンディング分岐に関わる旗、プレイ中の眠気に関わる体調の3つのポイントがあり、カードによって入るポイントが異なる。

 

体調が低いとステージ内にシャボン玉が出現し、沢山触るとその場で寝てしまう。逆に体調が良いと髪が金色に輝いてめっちゃ速く動ける!這いずり回ったままだけど!

時間ポイントの残りと相談しながら次に進むステージを選んでいく作り。

 

まあ、ステージ中にリアルタイムの時間制限が無いゲームなので、眠気MAXのままゴリ押ししてもなんとかなるバランスではあるな。リアルでやると絶対うまく行かないやつ!

 

 

ステージ開始時には、プレイヤーが自らの手でいくつかのオブジェを設置できる。

攻略に繋がる配置を考えてみても良いし、模様替え気分で自由にやっても良し。

 

 

絶対置かないといけないオブジェもあり、お邪魔キャラである「バグ」が配置されたり喋ったりする場面も。こいつ……疲弊し過ぎて幻覚が見えてる!

 

 

小ネタも多いぞ。これはソ……マ……ソマリだ!

 

 

いやな電子メールも来る。

 

 

ヨガ真琴のステージで「催眠ゴブリン」という、謎に卑猥そうなオブジェが登場したり、たまに何を言っているか分からなくなるゲーム。ただ、これはゲーム自体のノリがシュールなだけであって、翻訳自体は丁寧だと思う。

 

 

送られてきたメールの上をはいずり回って文面を一文字ずつ読むシーンが、きっちり日本語化されていたのは感心したぜ。

 

 

サクッとクリアして2~3時間くらいのボリューム。実績の種類が豊富でエンディング分岐などもあるので、周回プレイでのやり込みも可能だ。

 

床に倒れてまともに動かないヤツを動かすグダグダ感と、なんとかお題をクリア出来た時の気持ち良さが魅力。狭い部屋が舞台で時間制限なども無いため、この手のグニャグニャ物理演算ゲームとしては遊びやすい。程よく疲弊を楽しめるゲームになっているぞ

みんなもレッツ疲弊!