2022年も数えきれないゲームが発売されたが、
その中でシューティングゲームはどのくらい出ていたのか?
下手の横好きのシューティングゲームファンとして、
今年も独断と偏見でまとめてみるぞ!
一部、俺のレビューやコラムも添えてお送りする。
過去のまとめ記事はこちら。
□独断と偏見でまとめる!2021年のシューティング、何が出た? - 絶対SIMPLE主義
カウントするのは
昔ながらのアーケードスタイルに近い2Dシューティングが中心。
機種はPS4、Switch、Xboxといったコンシューマ作品で国内発売されたもの。
その中でも取り上げるのはある程度主要なタイトルのみ。
Steamからは個人的注目作をいくつかピックアップするだけにしておくぞ。
独断と偏見である!
こういう決め方しないとよく分からんアセットゲームや有象無象が大量に入って、
まとめ記事として機能しなくなるのでな!
「その基準だとこれは入らないの?」「なんでこれ入るの?」
みたいな抜けやブレがあったらゴメンね!
シューティングゲーム全体の話をすると
すぐ衰退したとか衰退してないとかの話になるが、
そういうご意見は「うるせ~~~~知らね~~~~!(R-TYPE FINAL 3 EVOLVED)」
とすっ飛ばしていくぜ!
物量がヤバかった2021年を更に上回る物量で今年も凄かった。
新作ダウンロードソフト、eastasiasoft、ガムズミ、
復刻ダウンロードソフト、アーケードアーカイブス、
ミニ系ハード、パッケージソフト新作、来年の期待作、
その他トピックの順番で見て行こう。
- 新作ダウンロードソフトは『ソルクレスタ』『ドレイナス』『NeverAwake』など注目作揃い!
- 今年もB級シューティング盛り沢山のeastasiasoft!
- ガムズミの虚無お色気シューティングにお気をつけて!
- 復刻ダウンロードソフトは『レイディアントシルバーガン』『レイヤーセクション』など悲願のタイトル揃い!
- 恐怖!アーケードアーカイブスの物量!
- 『メガドライブミニ2』『イーグレットツー ミニ』『アストロシティミニV』!ミニ系ハード百花繚乱!
- パッケージは『赤い刀 真』から怪作『冤罪執行遊戯ユルキル』まで!
- そして2023年……CAVE、コナミ、タイトー、バンプレスト!既に物量がヤバい!
- その他トピック!Steam版『神威』が日本語対応など。
新作ダウンロードソフトは『ソルクレスタ』『ドレイナス』『NeverAwake』など注目作揃い!
1月
2月
3月
5月
7月
8月
9月
Squad 51 vs. the Flying Saucers
11月
12月
1月はES4 / Eternal Sphere 4が開発した
Steam『GRAND CROSS: ReNOVATION』から幕を開けた。
圧倒的破壊力の太陽剣と自動回復を活用し、
ド迫力の攻撃エフェクトを噴き上げながら迫る大軍勢相手に大暴れする
超テンションぶち上げシューティングである!
突き抜けたやり過ぎ感と爽快感が熱い完全新規タイトル。
どこか『レイディアントシルバーガン』を思わせる迫力の演出も見所だ。
JoyPlotがSteamで発売した『マリモ -VS- 外来種』は、
マリモがロックオンレーザーをバシバシ発射して、
迫りくる外来種を死闘を繰り広げる横シューティングだ。
やや難易度は高いが、イロモノっぽい見た目に反して結構しっかりした作り。
ボスの多彩な攻撃パターンや背景で物語を語る手法は
往年のタイトーシューティングを思わせるノリだ。マリモなのに!
そして開発した『JoyPlot』はマリモの情報サイトや
マリモの動画チャンネルを運営しているガチのマリモフリーク!
マリモガチ勢によるガチシューティングという、
今年発売されたシューティングでもかなりの変わり種。
7月にはNintendo Switch版も発売されているぞ。
・俺のレビュー
□あらゆる意味でガチ!レーザー飛び交うSFマリモシューティング爆誕!『マリモ -VS- 外来種』レビュー!【Switch/PC】 - 絶対SIMPLE主義
多作さと完成度に定評のあるTERARIN GAMESの新作
『Moon Dancer』も1月にSteamで登場。
ロックオンレーザーで敵を倒していく王道の縦シューティングだ。
ここの持ち味であるテンポの速さと小気味良い効果音も健在。
戻り復活を導入するなど過去作から仕様を変えて来たところもある。
今回も安定して楽しめる作りだ。
7月にはレジスタよりNintendo Switch版も発売された。
そちらは立ち絵を中心にグラフィックがアップデートされているぞ。
Nintendo Switchで発売された
ゲームボーイ風の完全新作縦シューティング!
そんじょそこらのなんちゃってゲームボーイ風とは一味違う!
ゲームボーイ風の作品を多く手掛けている無限会社RETSUZANが
『アクションゲームツクールMV』で作り込んだ逸品だ!
任天堂がかつて出した『ソーラーストライカー』っぽいタイトルだが、
システムなどは大幅に異なり、新作として遊んで面白い内容になっている。
・俺のレビュー
□新作シューティングとして熱い!『ツクールシリーズ サンダーストライカー』レビュー!【Switch】 - 絶対SIMPLE主義
2月はプラチナゲームズがハムスターと組んで展開する、
「ネオ‐クラシック・アーケード」シリーズ第1弾の『ソルクレスタ』が、
PS4/Switch/Steamで発売だ。
『ムーンクレスタ』から始まったクレスタシリーズまさかの最新作。
シリーズのお約束であるフォーメーションシステムに、
プラチナゲームズらしい、
最初は戸惑うが操作に慣れるほどに熱くなる手触りがしっかり融合している。
過去作の設定などを盛り込んだストーリーも注目だ!
『GRAND CROSS: ReNOVATION』は太陽剣でこちらは太陽奪還作戦。
太陽終わってまた太陽のローテーション。
11月にパッケージ版が発売され、
12月には歴代シリーズの機体を操作できる「伝説の名機DLCセット」も配信されたぞ。
・俺のレビュー
□熱く使いこなせ!変幻自在、獅子奮迅の「フォーメーション」攻撃ッ!『ソルクレスタ』レビュー!【PS4/Switch/PC】 - 絶対SIMPLE主義
3月にBeepからPS4とSwitchで発売された『1993-Shenandoah』は、
93年に開発された未発売シューティングを現代に蘇らせたタイトル……らしい!
Steam版は2016年に発売されているのが少しややこしい。
多彩な武器、大味なバランスに大味なメカデザインと、
いかにも昔の海外シューティングらしいがそこそこ遊べる!
・俺のレビュー
□登場武器は25種類!とにかく稼いでぶっ放せ!『1993 シェナンドー』レビュー!【PS4/Switch/PC】 - 絶対SIMPLE主義
3月にSteam、7月にXbox、8月にPS4とSwitchで発売された『Andro Dunos 2』は、
ビスコが1992年にネオジオで発売した『アンドロデュノス』の続編。
ドットも丁寧な横スクロールシューティングだ。
開発は『インフェノス外伝』などを手掛けたピコリンネソフト。
シューティングではないが
同じくビスコ作品の続編である『Ganryu 2(武蔵巌流記2)』も
今年発売されてたり。
5月は何と言ってもINDIE Live Expo 2022で発表され、
電撃的にSteamで即発売された『ドレイナス』だ!
『Touhou Luna Nights』や、
『ロードス島戦記ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー』を
手掛けたTeam Ladybugが開発した完全新規の2Dシューティング。
演出とグラフィック、BGMのテンションの高さに加えて、
初心者でも遊びやすいシステムと、熱いボス戦の数々が魅力。
その完成度の高さと開発期間の短さに、
シューティング系の個人開発者界隈は一様に
「ありえない、何かの間違いではないのか?」とざわついた!
来年2月のNintendo Switch版も決定しているぞ。
・俺のレビュー
□完成度と爽快感でぶん殴ってくる!恐るべき完全新作シューティング『DRAINUS(ドレイナス)』レビュー!【PC】 - 絶対SIMPLE主義
ラタライカゲームスからPS4/Switch/Xboxで発売された『REMOTE LIFE』は、
2019年にSteamで発売された横シューティング。
『R-TYPE』辺りの影響を感じる地形要素強め&ダークSFな世界観だ。
メインビジュアルのガイコツパイロットは、
ゲームオーバーになった時に出るやつなのでただの死体ですね。
REMOTE LIFE 2: Fearless on Steam
開発はNext Game Levelで来年続編も出るようなんだが、
全然違うゲームになってる!?
7月はあうとさいどがSteamで『ライクドリーマー』を発売。
好評を博した『コスモドリーマー』の続編で、
ポップな絵柄と遊びやすいシステムが特徴の弾幕シューティングだ。
主人公デカすぎるだろ……!宇宙がまるごとやってきたのか?
『コスモドリーマー』は好奇心旺盛な女の子が、
不思議な宇宙を冒険する夢いっぱいのゲームだったのに、
こっちは弾幕女子が集まる弾幕SNSを荒らしてた主人公たちが、
バレてあらゆるコミュニティから追われるという
ドブみたいなストーリーになってる!
是非とも使いたい
「みるみるうちに大炎上!あちこちのコミュニティか敵が襲い掛かる!」
のスクショ。
わくわくゲームズよりNintendo Switch版の発売も来年に決定しているぞ。
8月はPlayShift Gamesから『ヘルブラスターズ 』のNintendo Switch版が登場。
Steamでは2021年に発売されている8bit風の弾幕シューティングだ。
豊富なストーリーデモに多彩なモードを搭載しており、
なかなか気合が入った作り。ネットに情報が少ないが結構面白いぞ。
激ムズの最高難易度モードもある。
9月はSteamで『NeverAwake』が発売!
neotroが手掛けた悪夢の世界が舞台のシューティングで、
繰り返しプレイで自機を強化しながら、
短いステージを1つずつ攻略していく構成だ。
BitSummit2022でアワード大賞を受賞するなど発売前から話題だったが、
実際遊んでも良く出来ていた!
「ビギナーシューターからエキスパートまで幅広い層をサポート」
という公式の文面に嘘は無かったし、
怖すぎるボスの数々とボリューム満点の構成は、
まさに悪夢の幕の内弁当、お代わり自由といった趣だ。
ファンタジックな作風なので、
シューティングゲームとしての手応えは薄目で雰囲気を楽しむ作り……。
などということは全く無く、
攻略する楽しさも敵を吹き飛ばす痛快さも兼ね備えた完成度の高さ。
BGMもめっちゃカッコいい。
個人的に今年遊んだシューティングではトップクラスに気に入ってるぜ。
来年はPhoenixxよりPS4/PS5/Switch版が発売決定。
PS4とSwitchは限定パッケージ版も予定されているぞ。
・俺のレビュー
□手応え歯応えどちらもバツグン!作り込みに唸る悪夢系シューティング!『NeverAwake』レビュー!【PC】 - 絶対SIMPLE主義
SteamでMasayuki Itoから配信された『弾幕月曜日』は、
スマホで高評価を得た弾幕シューティングの移植。
初心者歓迎弾幕シューティングという売り文句で、
繰り返しプレイで少しずつ自機を強化しながら、
様々なステージに挑んでいく構成だ。
ガチ勝負のチャレンジモードも搭載している。
Loomiarts/ Fehorama Filmesが開発する『Squad 51 vs. the Flying Saucers』は
50年代のSFドラマがモチーフの横シューティング。
まずは何も言わずにPVを見てくれ!すげぇから!
当時っぽい荒々しい画質の実写ドラマパートと
当時のミニチュアっぽいシューティングパートの作り込みが圧巻!
なんかいい感じの怪獣も出てくるぞ!
最初の発表が2018年なので発売までかなり長かったタイトルだ。
11月は『Mecha Ritz: Steel Rondo』のNintendo Switch版が発売。
『デザトピア』を手掛けたHEY氏が2016年にSteamで発売したタイトルで、
内容を大幅にアップデートした2.0バージョンとして登場だ。
発売に合わせてSteam版も同仕様にアップデートされている。
一見するとオーソドックスな弾幕シューティングだが、
作り手のセンスが炸裂してる強烈な世界観とボスの数々、
FM音源のBGM、初心者に優しい分かりやすいシステムにと、
非常に作り込まれた内容だ。
無限会社RETSUZAN再び!
Nintendo Switchで『ツクールシリーズ VERZEUS』を発売だ。
ゲームボーイ風の2D横シューティングで、
今回はグラディウス……じゃなかった『ネメシス』を思わせる内容になっているぞ。
BGMからしてニヤニヤしちゃうノリで、
モアイではなくハニワが出てきたりする。
自機に追従するオーブシステムなどはやや近代的で、
こちらもしっかり楽しいゲームだ。
TERARIN GAMESも再び!Steamで『Terra Flame』を発売だ。
同社初の横シューティングとなっていて、
リアルタイムで3つの武器を切り替えながら進む。
これまではキャラバンシューティングっぽい作風だったが、
今回は……『サンダーフォース』かッ!
H.T. Project Games製作の『GyroBlade』がNintendo Switchで登場。
8bit風の縦シューティングで、元々はスマホで配信されていた。
ボムすらないシンプルな作りだが、
それでも練られたバランスでしっかり面白い、いぶし銀の1本だ。
日本のクリエイターが開発したゲームなんだが、
当時のゲームっぽくUIを英語で統一した結果、
ストアで「日本語非対応」という判定になっているの、
間違えてないけどなんか釈然としない……!
・俺のレビュー
□使うのはショットのみ!でも面白い!いぶし銀の8bit風シューティング『GyroBlade』レビュー!【Switch/PC】 - 絶対SIMPLE主義
メディアスケープより、
Northern Mindの『東方覚醒珠玉』がNintendo Switchで登場。
東方Project二次創作のシューティングゲームで、
妖精を育成して画面外で戦わせるシステムが特徴的だ。
最近は東方二次創作がゲーム機で出るのが当たり前になってるが、
本家があまりに強すぎるせいかシューティングは意外と少ない。
くどいくらい二次創作であること強調してるが、
見た目やBGMを本家に寄せてるから間違われないようにか……!
12月はわくわくゲームズより2020年にSteamで配信された
あうとさいどの1作目である『コスモドリーマー』がNintendo Switchで登場。
初心者でも遊びやすく、上級者には地獄の高難易度モードも完備している、
夢かわ系の弾幕シューティングだ。完成度高いぜ!
・俺のレビュー
□親切かつ激しい!夢かわ弾幕シューティング『コスモドリーマー』レビュー!【Switch/PC】 - 絶対SIMPLE主義
Steamで無料配信中の『Space Runaway』は、
ドットの気合弾ける16bit風のロボットシューティングだ。
何かがきこえてきそうな題名。
2023年に発売される3Dアクション『Wanted:Dead』内のミニゲームで、
本編に先掛けて単独で無料配信という流れだ。
このミニゲーム開発を『ホーギーヒューwithフレンズ』などを手掛けた
株式会社ピクセルが担当している本気の作り。
今年もB級シューティング盛り沢山のeastasiasoft!
胡散臭いゲームを海外から
次々に持ち込むことで知られるパブリッシャーのeastasiasoft。
今年もPS4/PS5/Switch/Xboxで様々なゲームを発売したが、
意外とシューティングゲームも多い。
今年も単独6本出してるので別枠を設けたぞ。
全部遊んだけどコメントし辛ぇーッ!
『Z-Warp』は値段考えれば結構面白かったかな。
『アイスクリーム・サーファー 』だけは
2018年にスターサインというメーカーから日本版が出ていて、
今年になって販売元が変わって配信されたという流れね。
何で俺、全部遊んでるんだろう……?
・俺のレビュー
□弾を撃ち辛いのに敵が堅いシューティング!『Galactic Wars EX』レビュー!【PS4/PS5/Switch/Xbox/PC】 - 絶対SIMPLE主義
□Switch「アイスクリームサーファー」レビュー!見ているこっちの脳が溶けそうなシューティング登場! - 絶対SIMPLE主義
□激烈ボム連打で鬼畜弾幕を殴り返せ!『Z-Warp』レビュー!【PS4/PS5/Switch/Xbox】 - 絶対SIMPLE主義
□お値段なり?なゲームボーイ風シューティング!『Spacewing War』レビュー!【PS4/PS5/Switch/Xbox/PC】 - 絶対SIMPLE主義
□ビジュアル良しの意欲作だがムズ過ぎる!『Risk System』レビュー!【PS4/Switch/PC】 - 絶対SIMPLE主義
□謎タイトルだが中身は自動生成SFシューティング!『リック・ヘンダーソン』レビュー!【PS4/PS5/Switch/Xbox/PC】 - 絶対SIMPLE主義
ガムズミの虚無お色気シューティングにお気をつけて!
海外のお色気ゲームを日本にお届けするGamuzumiからは、
様々なノベルゲームに紛れてシューティングも3本配信。
どれも女の子のお色気が主軸になっているぞ。
全部遊んだけどコメントし辛ぇーッ!
日本に変な物持ち込んでんじゃねーぞコラァ!って言いたくなる顔触れだ!
『フィンガン』はボス戦のみのシューティングで、
絵柄は濃いけど凝った作りなので割と好き。
・俺のレビュー
□遊ぶと頭が悪くなるシューティング!『フィンガン』レビュー!【Switch/PC】 - 絶対SIMPLE主義
□海外サイトのような趣ある美少女シューティング!『ダブルショットギャル』レビュー! - 絶対SIMPLE主義
□虚無!でもエロくて安いからまあいいか!『ホット・テンタクルス・シューター』レビュー!【PS4/PS5/Switch】 - 絶対SIMPLE主義
復刻ダウンロードソフトは『レイディアントシルバーガン』『レイヤーセクション』など悲願のタイトル揃い!
4月
レイヤーセクション & ギャラクティックアタック Sトリビュート
7月
Capcom Arcade 2nd Stadium(カプコンアーケード 2ndスタジアム)
QUByte Classics: Thunderbolt Collection by PIKO
10月
復刻系のダウンロードタイトルも盛り沢山。
4月にPS4/Switch/Xbox/Steamで発売された
『レイヤーセクション & ギャラクティックアタック Sトリビュート』は
セガサターン版『レイフォース』こと『レイヤーセクション』と、
その海外版を収録したタイトルだ。
シティコネクションが展開している、
セガサターンのゲームを現行ハードに移植する「Sトリビュート」の1本。
『レイフォース』は移植の機会が意外と少なかったので、
セガサターン版でも嬉しい!
しかもBGMがステレオになってたり改善点もある!
と、盛り上がったものの、本作が発売してちょっとしてから
シリーズ3部作のアーケード版の完全移植を謳った
『レイズ アーケード クロノロジー』が発表されてしまい、
「あー……うん!まあ……そっちも買うけどね!」という感じになった!
後述する『イーグレットツー ミニ』にも『レイフォース』収録されたし、
ついにレイシリーズの移植に火が入った年だったな。
2021年に発売されたNintendo Switch版に遅れて、
キュートから『エスカトス』のPS4版が登場。
元々はXbox360で発売されていたシューティングで、
ゲーム開始5秒でぶち上がるBGMに、
撃つ気持ち良さに特化したステージ構成とテンポが格別!
これでPS4でもキュートの
『エスカトス』『ギンガフォース』『ナツキクロニクル』が
すべて遊べるようになったぜ。
7月はずっと現行ハードへの移植が熱望されていた、
トレジャーの『レイディアント シルバーガン』のNintendo Switch版が、
ニンテンドーダイレクトでいきなり発表!終了後配信!
覚醒と同時に人類を滅ぼした「石のような物体」を思わせる電撃的展開。
あまりにも尖り過ぎたシステムと、
あまりにも凄まじい物量と熱量のボス戦が同時に襲い掛かる、
異形にして孤高のシューティングだ。
メーカーはそれまでCAVE作品を移植してきたLive Wire。
セガサターン版の移植となっており、劇中のアニメなどもすべて収録だ。
今のところNintendo Switch版のみだが、
互換対応してるXbox360版がまだ配信中なので、
そっちをXbox Series X|Sで遊んだりは出来る。
『Capcom Arcade 2nd Stadium(カプコンアーケード 2ndスタジアム)』
も7月配信だ。カプコンのアーケード作品を広く収録したシリーズで、
シューティングも多く含まれているぞ。
前作は『プロギアの嵐』『19XX』など、
これまで移植されてなかった人気タイトルをいきなりぶっ込んで
シューティングファンの脳を破壊したが、
今回も『アルティメット エコロジー』『1943改 - ミッドウェイ海戦 -』
『ラストデュエル』『サイドアーム』『ラッシュ&クラッシュ』
『ガンスモーク』『超浮遊要塞エグゼドエグゼス』を収録している。
8月にPS4/PS5/Switch/Xboxで発売された
『QUByte Classics: Thunderbolt Collection by PIKO』は、
90年代に海外で限定販売されたレアなシューティングのカップリング移植。
と言うと聞こえは良いが、
実態は『スーパースターソルジャー』のパチモノ移植と、
『デンジャラスシード』のパチモノ移植の2本立て!
日の当たるところに出しちゃいけなかったのでは……?
・俺のレビュー
□海外のパチモノ移植が現行ハードに登場!『QUByte Classics: Thunderbolt Collection by PIKO』レビュー! - 絶対SIMPLE主義
10月は「ダライアスの日」に引っ掛けてタイトーが様々な政策を実地。
Nintendo Switchオンリーで発売された
『DARIUSBURST CS CORE + TAITO/SEGA Pack』は、
2016年にPS4などで発売された『DARIUSBURST Chronicle Saviours』のアレンジ版。
CSモードとタイトーとセガ関連のDLCモードのみを抜粋し、
その上でCSモードの新エリアやリプレイモードを新たに追加するという、
近年のタイトー特有の念仏めいたややこしい商品。
Nintendo Switchの
『サーガイア(ゲームボーイ版) ‐ダライアス コズミックコレクション‐ 』は、
完成度の高さで知られるゲームボーイ版『ダライアス』の移植!500円!
嬉しいけどこれ2018年のプライムデーで
『ダライアス コズミックコレクション』を買うと貰えた
限定特典だったのでは……?と、ややモヤッとするコズミックさがあった。
さらにNintendo Switchで『アーケードアーカイブス ダライアス』も配信。
PS4では2016年に配信されていたが、Switchでは長らく未配信だった初代だ。
このアーケードアーカイブスも毎度の事ながら凄かった……。
恐怖!アーケードアーカイブスの物量!
総勢18本!アーケードアーカイブスだけで記事1本出来ちまうぜ!
ナムコタイトルがマシマシで賑やかな顔触れ。
今もコアな人気のある『ガンフロンティア』『メタルブラック』から、
カルト的人気を誇る『ピストル大名の冒険』まで多彩だ!
『ラビオレプス』は発表が2020年だったので待っていた人も多そう。
サービスに加入するとNintendo Switchでメガドライブのゲームが遊べちゃう
『セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online』。
今年もコアなタイトルが着々と追加されており、
シューティングは東亜プランの『ゼロウィング』と、
サンソフトの『スーパーファンタジーゾーン』の2本があったぞ。
海外でも同タイトルが配信されたが、海外版『ゼロウィング』に登場する
「All your base are belong to us」という珍訳セリフは
2000年代初頭にネットミーム化して向こうではとんでもなく有名で、
『シュガーラッシュ』の小ネタの1つとして登場するレベルだったりする。
なので、今回の海外版PVでも『ゼロウィング』がトップバッターで、
問題のシーンもバッチリ収録だ。
『メガドライブミニ2』『イーグレットツー ミニ』『アストロシティミニV』!ミニ系ハード百花繚乱!
2022年はミニ系ハードが3台発売されるという、
もうシューティング関係なく色々凄い年だった。
まず3月にタイトーから『イーグレットツー ミニ』が登場。
縦画面と横画面を切り替えられるギミック搭載で、
シューティングは別売りのSDカードに収録されているものを含めると、
『スペースインベーダー』『ハレーズコメット』『スラップファイト』
『スクランブルフォーメーション』『究極タイガー』『サイバリオン』
『TATSUJIN』『大旋風』『ガンフロンティア』
『メタルブラック』『グリッドシーカー』『逆鱗弾』『レイフォース』
『ダライアス外伝』を収録だ。
関係ないけど未発売だった格闘ゲームの『断仇牙』も入っててスゴい。
7月にミカド監修でセガトイズから発売された『アストロシティミニV』は、
アーケードを彩った縦画面タイトル22本を収録!
というわけなので必然的にシューティング多めのラインナップ。
『ムーンクレスタ』『ZAXXON』『テラクレスタ』
『TATSUJIN』『鮫!鮫!鮫!』『雷電』
『アウトゾーン』『ソニックウイングス』
『達人王』『ドギューン‼』『デザートブレイカー』
『BATSUGUN』『V・V(ヴイ・ファイヴ)』『戦国エース』
『疾風魔法大作戦』『ガンバード』『ストライカーズ1945』
『アームドポリス バトライダー』
『バトルバクレイド アンリミテッドバージョン』だ!
初移植タイトルも多く熱い顔触れ。
そして10月にセガから発売されたのが『メガドライブミニ2』。
メガCDタイトルや未発売タイトル、
そして歴史上存在しなかったタイトルまで含めて60本という、
濃ゆいぜ濃ゆいぜ濃ゆくて死ぬぜぇーッ!な収録内容だ!
シューティングは『ビューポイント』『電忍アレスタ』
『シルフィード』『TATSUJIN』『サンダーフォースⅣ』『エクスランザー』。
そして歴史上存在しなかったメガドライブ版の
初代『ファンタジーゾーン』を新たに制作して収録。
またもセガによる歴史改変が敢行された。
パッケージは『赤い刀 真』から怪作『冤罪執行遊戯ユルキル』まで!
2月
3月
4月
飛翔鮫!鮫!鮫! -TOAPLAN ARCADE GARAGE-
5月
6月
7月
9月
10月
12月
パッケージソフトも移植中心だが見逃せないタイトル揃いだ。
2月はPS4/PS5でMOSSから『雷電4×MIKADO remix』が登場。
2021年にSwitchで発売されたタイトルで、
2007年にアーケードで稼働した『雷電4』とゲーセンミカドのコラボ。
豪華バンドやゲストによる16曲のアレンジBGMがウリだ。
PS3やXbox360版で追加されたモードもそのまま収録している。
3月はブシロードよりPS4/Switchで
『小林さんちのメイドラゴン 炸裂!!ちょろゴン☆ブレス』が登場。
開発はMOSSの子会社であるカミナリゲームスだ。
明らかにシューティングに向いてない原作を、
何故か『カラドリウス』などを手掛けた元MOSSのスタッフが
シューティング化するという、
今見てもどういう狙いだったのが謎過ぎるキャラゲーだ!
そこそこ遊べるけど低予算っぷりが凄いし原作ファン困惑だぞ!
原作で最強格のルコアさんとタイマンする裏モードがあるのは良かったと思う。
・俺のレビュー
□これは誰に向けたゲームなんですか?『小林さんちのメイドラゴン 炸裂!!ちょろゴン☆ブレス 』レビュー!【PS4/Switch】 - 絶対SIMPLE主義
4月はエムツーよりSwitch/PS4で
『飛翔鮫!鮫!鮫! -TOAPLAN ARCADE GARAGE-』が登場。
東亜プランの初期作品である『飛翔鮫』『鮫!鮫!鮫!』の移植だ。
アーケード版の完全移植はもちろん、
各タイトルの海外版やNES版、ジェネシス版なども収録。
恒例となっているゲーム仕様が一目でわかるM2ガジェットや、
アーケード版をエリア毎に挑戦できるアーケードチャレンジ、
初心者でも安心なスーパーイージーモードを搭載している。
今回も抜かりなし。
5月はイザナギゲームズよりPS4/PS5Switch/Steamで
『冤罪執行遊戯ユルキル』が発売。
無実の罪で捕まった登場人物たちが謎のアトラクションに挑む脱出ADVで、
章の大詰めになるといきなり仮想空間でシューティングが始まるという、
斜め上の悪魔合体ゲームだ!
シューティングパートの開発はグレフが担当しており、
声優やスタッフ陣も豪華な顔ぶれ。
発売前から舞台化するなどメディアミックス展開も力が入っていたが、
発売日に買ってクリアした俺が今振り返っても
「なんだったんだこれ」感がすごいぜ……。
・俺のレビュー
□弾幕シューティング×脱出ゲームが合体!意欲作だが事故ってる!『冤罪執行遊戯ユルキル』レビュー!【PS4/PS5/Switch】 - 絶対SIMPLE主義
6月はシティコネクションからPS4で『彩京 SHOOTING LIBRARY Vol.1』が、
7月には『彩京 SHOOTING LIBRARY Vol.2』が発売されている。
Nintendo Switchで発売された
彩京のシューティング移植作をまとめてパッケージ化したもの。
Nintendo Switch版に数年遅れての登場だ。
収録作1本ずつの単品版も配信された。
9月には MAGES.がNintendo Switchで『バレットソウル ダブルソウルパック』を発売。
Xbox360で発売され、
その後Steamで配信された弾幕シューティング2本のカップリング移植だ。
敵群を弾幕ごと押し返していく豪快なシステムと、
渡辺明夫によるアニメチックなキャラが特徴となっている。
2021年にコットン30周年で新作とリメイクと移植を出し、
急に頑張り過ぎだろ!?とみんなを驚かせたコットン。
今年10月にもPS4/Switchで『コットン 16BIT トリビュート』が発売だ!
スーパーファミコンで発売された『コットン100%』と、
メガドライブで発売された『パノラマコットン』の2作を収録。
どちらも超プレミアタイトルなので貴重な移植だぜ。
12月にはシティコネクションが
PS4/Switch/Xbox/Steamで『赤い刀 真』を発売した。
CAVE後期のアーケード作品と、
そのXbox360版で新たに作成されたバージョン。
合計3作品を収録したボリュームたっぷりの内容だ。
架空の日本を舞台にした和風×ミリタリー作品で、
戦闘機と人間の姿を使い分けるシステムや、
ボスが戦艦やら戦車やらを
空中に召喚して攻撃してくる演出などが印象的な作り。
そして2023年……CAVE、コナミ、タイトー、バンプレスト!既に物量がヤバい!
新作から移植まで話題に事欠かなかった2022年だが、
2023年は現時点でやばい!
まず年明け早々の1月19日にびっくりソフトウェアより、
Switch/Xbox One/Xbox Series X|S/PS4/PS5/Steamの全方位マルチで
『Graze Counter GM』が発売予定。
2017年にSteamで配信されたタイトルのすべてを刷新した内容で、
敵弾を自機にかすらせることでゲージを溜めて、
どでかいビームをぶっ放すシステムだ。
自機のパイロットとしてコラボキャラも多数参戦しており、
Vtuber・マシーナリーとも子&蜂宮葉月や、
ハンバーガーちゃんなども登場する。
同じく1月19日には
『NeverAwake』のPS4/Switch版と限定パッケージ版がPhoenixxより発売予定。
2月2日に『ドレイナス』のNintendo Switch版がPLAIMSより発売予定。
2月23日にMOSSより『雷電III×MIKADO MANIAX』が
Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|Sで発売予定。
ゲーセンミカドとのコラボ第二弾で
今回も豪華メンバーによるアレンジBGMを大量収録。
2005年に稼働したアーケードタイトルで評価も高かったが、
移植は当時のPS2版とPC版、
それを2014年に再リリースしたけど何故か英語版のSteam版くらい。
現行ハードで最適化して出してくれるのはありがたいぜ。
3月9日にタイトーよりSwitch/PS4で
『レイズアーケードクロノロジー』が発売予定。
アーケードで登場したレイシリーズ3部作である
『レイフォース』『レイストーム』『レイクライシス』を収録した
待望のコレクションタイトル!
3Dタイトルに関しては高解像度版である
『レイストームNEO-HD』『レイクライシスHD』も収録しているので、
合計5タイトルだ。開発は安定のエムツー。
そのエムツー×CAVEの『怒首領蜂大往生(仮)』も2023年に発売決定!
2002年に稼働した弾幕シューティングの移植!
CAVEの金字塔でありながら近年は移植されていなかった作品だ。
機種は未定で詳細も今のところ不明。
分かってるのは過去最強の高彩度移植と、
エムツーガジェットによる便利機能、スーパーイージーモードの搭載くらい。
2019年にエムツーから発表されたアレスタシリーズ完全新作となる
『アレスタ ブランチ』に関しては、2023年初頭に何か動きがあるようだ。
3月23日にグランゼーラよりPS5で『R-TYPE FINAL 3 EVOLVED』発売決定!
『R-TYPE FINAL 2』をベースに表現技術を向上させ、
100機体以上、ステージ数20以上というボリュームの最新作だ。
最大6人のプレイヤーで競い合う競技モードや、
そのロビーとしてメタバースも搭載予定。
メタバースはPSHOMEっぽいのを目指してるのかなぁ。
わくわくゲームズよりSteamで配信されている
『ライクドリーマー』のNintendo Switch版が発売&開発決定!
発売は2023年のなるべく前半を予定しているとのことだ。
監修が高橋名人、開発がレジスタで
誰でも連打を楽しめるシューティングとして開発中の
Nintendo Switchソフト『スターガニアン』が2023年に発売予定。
レジスタが過去にTERARIN GAMESと出してきたゲームと同様に、
90年代キャラバンの雰囲気たっぷりだぜ。
アーケードアーカイブスにバンプレストが参入し、
なんと第一弾としてまさかの『マジンガーZ』が発売決定!
1994年にアーケードで稼働したタイトルで、
マジンガーZと言いつつグレートとグレンダイザーも使えるシューティングだ。
2023年にPS4とSwitchで配信予定。
ドリームキャスト自体から細々と、
しかし着実にシリーズを重ねるラジルギシリーズ最新作にして、
初のナンバリング続編となる『ラジルギ2』が2023年夏に発売決定!
機種はSwitch/PS4/PS5で開発はRS34、販売はBEEPとなっているぞ。
同名のパブリッシャーにBeepがあるが別なので間違えないように!
あのコナミがPS5/Xbox Series X|S/Steamという次世代機向けで、
完全新作シューティング『CYGNI: All Guns Blazing』を発表。
美麗グラフィックのSFシューティングだ!
発売2023年に予定されており、開発はKeelworksが担当している。
2021年に発表されてから音沙汰が無かった
Switch版『式神の城2』が4月13日にパッケージ発売決定。
基本仕様は発売中のSteam版と同じで、こちらもコナミからの発売となるぞ。
その他トピック!Steam版『神威』が日本語対応など。
細かいが見逃せない情報だと、
Steamで配信されていたALLTYNEX 三部作
『ALLTYNEX Second』『RefleX』『神威』のパブリッシャーが
7月にNyu MediaからHenteko Doujinに引き継ぎとなり、
3作すべてが日本語対応!
90年代後半に発表されて人気の高い同人シューティングなのだが、
2014年にリリースされたSteam版は何故かずっと英語オンリーだったのだ!
こりゃありがたいぜ。
『神威』はダイソーで100円の体験版が販売されていたせいか、
ずば抜けて知名度が高い印象あるね。
CAVEによる東方Project二次創作という座組で度肝を抜き、
2022年の配信を予定していたCAVEの新作ゲームだが、
IR情報にて延期を発表。
2023年4月ごろにリリース時期の発表を行うとのことだ。
チラッとゲーム画面が掲載されているが横シューティングになる模様。
というわけで記事は以上だ!
2020年、2021年、2022年と毎年
「去年も凄かったが今年はもっとスゲェ!」を繰り返しており、
2023年も既にお祭り騒ぎ!来年もシューティングが熱いぜ!